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Grand Prix Tests
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F1ヘレス合同テストに参加 F.モンタニーがテスト初日を担当
猛暑の中で新たな規則へ向けたデータを収集。明日はR.シューマッハーがテストを継続

2007年7月24日(火)(スペイン・ヘレス発)

ここ数週間に渡って雨に祟られて来た、パナソニック・トヨタ・レーシングは今週、夏の好天を期待してスペイン・ヘレス・サーキットで行われているF1合同テストに参加した。スペイン南部のアンダルシア地方に位置するヘレス・サーキットは、例年通りの真夏の猛暑に見舞われており、多くのチームが、天候により中断されること無く走行出来るチャンスとなる今回の合同テストに参加している。強い陽射しがアスファルトを焦がし、路面温度は50度台後半に達する猛暑の中、パナソニック・トヨタ・レーシングのサードドライバーであるフランク・モンタニーが合同テスト初日を担当し、ブレーキ、システムとスタートに関する作業に集中した。明日はラルフ・シューマッハーが2日目のテストを引き継ぐ。

フランク・モンタニー  : TF107/01
ベストラップ:1分21秒136
順位:2位
周回数:73周
走行距離:322.9km

「シェイクダウンや直線でのテストを除けば、私にとって、2ヶ月以上を経て久々に“TF107”を走行させる機会となった。しかし、その間も、私はハードなトレーニングを続けて来ており、今日は猛暑に見舞われたが、いつもと何も変わることなく、良い一日となった。我々は今日の大部分を、2008年からの規則に向けた、トラクションコントロール無しでの走行に費やした。そのため、非常に滑りやすかったが、私は何度か良いラップタイムをマークし、良い方向性を見出すことも出来た。また、今週のテストではスタートシステムの改良と、ブレーキ、その他のシステムに関しても作業を行っている。今日は良い一日となり、結果には満足している。F1カーはすでに大きな進歩を遂げており、私はそれに満足すると共に、この進化が続くことを確信している」

ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー

「シルバーストーンとスパで、悪天候によって中断させられるテストが続いたが、今週のテストは暑く、良く晴れたコンディションが続くと予想されている。今日はフランク・モンタニーが、多くの項目についてテストをこなしてくれた。主要なものは、ブレーキテストであったが、彼はまた、トラクションコントロールの無い状態で、スタートやその他のシステムに関してもテストを行った。有意義な一日となり、トラブルなく予定していたプログラムを遂行することが出来た。明日はラルフ・シューマッハーがテストを引き継ぐ予定だ」