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Grand Prix Tests
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F1ヘレス合同テストに参加 シーズン終盤戦へ向け仕上げ
初日はF.モンタニーがテストを担当。明日はR.シューマッハーが改善を継続

2007年9月18日(火)(スペイン・ヘレス発)

パナソニック・トヨタ・レーシングは、スペインのヘレス・サーキットでのF1合同テストに 3日間の予定で参加。初日はフランク・モンタニーが担当した。今回のテストは、日本、 中国、ブラジルと続くシーズン終盤の3戦へ向けて仕上げを行う最後の機会となり、 特に重要である。次戦日本GPは1977年以来の開催となり、改修された富士スピード ウェイで行われる。そのため、テスト初日は日本GPへ向けた準備として、空力と メカニカルなセットアップ作業に集中した。チームは富士スピードウェイのための 新たな空力パッケージを持ち込み、フランク・モンタニーはその改良作業を行った。 明日のテスト2日目は、フランク・モンタニーに代わってラルフ・シューマッハーが 担当。最終日の木曜日はヤルノ・トゥルーリがテストを締め括る予定。

フランク・モンタニー  : TF107/06
ベストラップ:1分21秒555
順位:4位
周回数:72周
走行距離:318.356km

「なかなか良い一日であった。多くの作業をこなしたが、そのほとんどはレースを 想定したもので、興味深い結果となった。午前中はリアタイヤの摩耗によるオーバー ステア症状という問題に見舞われたものの、それは路面コンディションの悪い 特定の区間での現象であった。午後は、基本的に最新の空力パッケージを用いる 富士スピードウェイへ向けた前後ウィング、そして車体下面などの作業を行い、 セットアップを変更したことで、状況は改善された。終盤には、ほぼ納得行く成果が 得られたと思う。個人的には、約1ヶ月半振りのF1テストであり、私は今日一日を 満喫した」

ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー

「スケジュールの全てを消化し、満足している。良い基準が確立出来、明日からの2日間は、レースドライバーが空力とセットアップに専念して作業を継続する。テスト初日は非常に良い一日となった」