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F1バレンシア合同テスト初日 “TF108”2台でテスト再開
レースドライバーの2人が初日から高い信頼性に支えられ順調にテストを遂行

2008年1月22日(火)(スペイン・バレンシア発)

パナソニック・トヨタ・レーシングはスペインのバレンシア・サーキットで行われているF1合同テストに参加。2008年シーズンへ向けた準備を再開し、“TF108”を2台使用する初めてのテストがスタートした。先週行われ成功裏に終わったスペイン・ヘレスでのテストの後、2台目の“TF108”がバレンシアに持ち込まれ、レースドライバーのヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックがテストを担当した。午前中から晴天に恵まれ、両ドライバー共に早速セットアップ比較を優先してテストを開始した。この日も“TF108”は高い信頼性を見せ、2台共に大きな問題もなく、チームにメカニカルな面と空力的な面でのセッティング変更と共に、異なるサスペンション設定を試すチャンスをもたらした。夏のような一日となり、気温は23度まで上昇。ヤルノ・トゥルーリ、ティモ・グロック共に予定されていたプログラムを完了し、明日も好調を維持すべくテストを継続する。

ヤルノ・トゥルーリ  : TF108/01
ベストラップ:1分13秒820
順位:12位
周回数:69周
走行距離:276km

「バレンシアらしいトリッキーな一日だった。いつも通り、走るたびに、めまぐるしく変化する路面コンディションは、結論を見出すのはとても難しい。しかし、新型車について更なるデータとアイデアを得ることは重要だ。いくつかのセットアップ変更を試し、空力に関する開発作業をこなした。今日我々が達成したことについてはかなり満足しているが、まだ改良の余地があることは理解しており、懸命な作業を継続して行く。今日は予定通りにとても多くの周回をこなすことが出来、新型車の高い信頼性が続いていることを確かめられて良かった」

ティモ・グロック  : TF108/02
ベストラップ:1分14秒096
順位:14位
周回数:80周
走行距離:320km

「今日は順調だった。先週のヘレステストで終了したところからテストを再開し、新型“TF108”が様々なセットアップ変更においてどのような反応を示すか、更なるデータを得ることが出来た。“TF108”は、昨年型と比較して進化を遂げることが出来たと信じている。いくつかの異なるセットアップを試し、前進していることを示せたので、結果には非常に満足している。しかしながら、まだやるべき多くの仕事があり、明日水曜日と木曜日もバレンシアでの時間を最大限に利用するために懸命な努力を続ける」

ディーター・ガス : 
レース&テスト・チーフ・エンジニア

「多くの異なるメカニカル及び空力的なセットアップを試し、また、サスペンションについてもテストをこなし、有意義な一日となった。新型“TF108”は今日も非常に高い信頼性を示し、それは更なるパフォーマンス改善のために我々が学んで行く上で有用な多くの情報を得るための助けとなった。一日を通して好天に恵まれたものの、午後は若干風の影響を受けて、空力的な評価作業をやや困難なものとした。いつものテストと同様、他のチームがどのような燃料搭載量で走行しているかわからないので、スピードを比較検討するのは非常に難しいが、我々のパフォーマンスには満足している」