グランプリ > テスト > 記事
Grand Prix Tests
tests
F1バーレーン合同テスト2日目 好天の下でテスト続行
J.トゥルーリがT.グロックと共に“TF108”について更なる理解を深める

2008年2月5日(火)(バーレーン発)

F1バーレーン合同テストは2日目を迎え、ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックが“TF108”のテストを続行した。朝から暖かく、好天に恵まれ、テストは完璧なコンディションの下で行われ、2人のドライバーはメカニカルなセットアップ変更の忙しいプログラムをこなした。他に、いくつかの開発項目の評価やシステムチェックも行う中で、午後には2台共にギアボックスの不調に見舞われ、修復のために若干時間を失うこととなった。明日のF1バーレーン合同テスト前半最終日は、ヤルノ・トゥルーリと共に、サードドライバーの小林可夢偉がテストを継続する。

ティモ・グロック  : TF108/02
ベストラップ:1分32秒889
順位:3位
周回数:71周

「とても上手く行った一日とは言えないが、いくつか良い仕事をこなせた。新型のポテンシャルは確かなものであり、我々はセットアップの変更がそのパフォーマンスに、どう影響するかについて更なる理解を進めているところだ。懸命な開発作業を続けており、今日も有用な情報を得て、再びメカニカルなセットアップを行えた。残念ながら午後若干時間をロスしてしまったが、それでも多くの周回をこなし、予定していた作業を完了出来た」

ヤルノ・トゥルーリ  : TF108/03
ベストラップ:1分33秒379
順位:4位
周回数:60周

「残念ながら新型が不調に見舞われ、それを修復するために若干ガレージで過ごす時間を取られるなど、難しい一日となってしまったが、それもテストの一部と言える。確かに理想的な一日ではなかったが、まだ、新型についてバランスやその挙動を理解する為の時間は残っている。現時点では、我々は、改善の序盤にあり、更なるパフォーマンスが期待される」

パスカル・バセロン :
シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー

「今日は主に、メカニカルな面での異なる解決法を試すことで、再び基本的なセットアップを行った。しかし、2台共にギアボックスの不調に見舞われ、時間をロスしてしまった。それは残念なことであったが、新しいギアボックスを含めた様々なパーツをテストすることが出来た。そして我々はシーズン開幕前に、このような問題について学び、パッケージを改良する。若干時間を失ったものの、これまで“TF108”が非常に高い信頼性を示してきたことで想定通りの周回数をこなして来ている。今日も充実した作業を進めることが出来、“TF108”の特徴を学びながら常に進歩していると感じている」