F1バーレーン合同テスト 後半の3日間を継続開始
レースドライバーJ.トゥルーリとT.グロックが高温下でデータ収集に励む
2008年2月9日(土)(バーレーン発)
パナソニック・トヨタ・レーシングは、F1バーレーン合同テストの後半3日間を開始した。レースドライバーのヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックが、好天に恵まれ暑い中東バーレーンでのテストに臨み、セットアップ開発プログラムを継続した。
暖かい天候の下で、チームは改良された冷却系レイアウトを特徴とする“TF108”に関してチェックする更なる機会を得た。また、機械的なセットアップや空力に関する作業といくつかの開発項目についての評価も行い、明日行う予定のグランプリシミュレーションへの準備として、今日の走行終盤にはピットストップ練習も行った。今日もトラブルに見舞われることなく、ヤルノ・トゥルーリ、ティモ・グロック共にプログラムを完遂し、有意義なデータを収集。明日も2人のレースドライバーが、シーズン開幕へ向けた準備のためにテストを続行する。
ヤルノ・トゥルーリ : TF108/03
ベストラップ:1分32秒382
順位:3位
周回数:73周
「今日は順調だった。多くのセットアップと空力に関する作業をこなすと共に異なるセッティングを比較し、更なる情報を得た。我々の目的は、どの分野において改良が必要かを更に学ぶために、可能な限り周回を重ねることであった。我々はどの方向へ進むべきか分かっていると思うし、そのために懸命な作業を続けている。シーズン中のテスト走行距離協定を考慮して走行距離は抑えたが、予定していた全ての周回を終えることが出来た。特に“TF108”はこれまでのところとても高い信頼性を見せている」
ティモ・グロック : TF108/02
ベストラップ:1分32秒762
順位:4位
周回数:75周
「とても良い一日であり、計画通り全てのセットアップテストがこなせた。我々は“TF108”と、異なるセットアップでの効果の理解を深めることについて前進を続けている。午前中、コースには若干埃が載っていたが、それを除けばテストを行うのにとても良いコンディションであった。これまでの作業には非常に満足しており、良い進歩を遂げていると感じている。残り2日間もこの状況が続くことを望んでいる」
ディーター・ガス : レース&テスト・チーフ・エンジニア
「機械的、そして空力的なセットアップ変更に関するプログラムを遂行し、全体的に
見て、今日も充実した一日であった。我々は温暖な気候を求めてバーレーンに
来ており、天候に恵まれているのは良いことだ。それは、一日中テストが出来ると
いうことだけでなく、昨年型の“TF107”と異なる新しい“TF108”の冷却について
試す良い機会が得られるという意味でも有意義なことだ」