F1バーレーン合同テスト終了 好感触で締め括る
シーズン開幕へ向け、次回はF1バルセロナ合同テストに参加の予定
2008年2月11日(月)(バーレーン発)
パナソニック・トヨタ・レーシングは、3日間ずつ2回に渡って行われたF1バーレーン合同テストの日程を全て終了した。最終日もレースドライバーのヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックがテストを担当し、昨日、成功裏に終えたグランプリシミュレーションに引き続き、メカニカル面と空力面でのセットアップ作業に集中した。2台共にトラブルに見舞われることなく、ヤルノ・トゥルーリ、ティモ・グロックは、セットアップ比較の全てのプログラムを完了した。また、セッション終盤に、チームはウォームアップ走行の練習及びグリッドからのスタート練習も行うことが出来た。バーレーンGP決勝へと、チームは4月6日に再び中東へと戻るが、次のテストは2月19日(火)から3日間で、F1バルセロナ合同テストに参加する予定。
ヤルノ・トゥルーリ : TF108/03
ベストラップ:1分31秒689
順位:4位
周回数:86周
「ここバーレーンでのテストはとても好印象だった。今日も順調に一日を過ごし、多くの周回を走破することが出来た。これから“TF108”を改良するためにデータを解析するが、もちろんこれからも更に、改良のためにハードな努力を続けていかねばならない。全体的に今回の2回に渡るバーレーンテストは、多くのセットアップ作業をこなして良い進歩を遂げることが出来、満足している」
ティモ・グロック : TF108/02
ベストラップ:1分31秒209
順位:2位
周回数:71周
「我々にとって良い一日となった。セットアップ面で多くの作業をこなし、いくつかの項目について試したことで、価値ある結果を得られ、満足している。サーキット及びファクトリーにおけるスタッフの懸命な作業のお陰で進歩を遂げることが出来、とても感謝している。今日は、より長い距離でのセットアップについてテストを行い、いくつかの改善を見たが、まだハードに作業をする必要がある。ここバーレーンでは重要なテストを行うことが出来、それは上手く行った。より高い気温でテストを行う良い機会が得られ、冷却系だけでなく暖かいコンディションにおけるバランスも見出すことが出来た」
ディーター・ガス : レース&テスト・チーフ・エンジニア
「セットアップ作業において更なる有意義な一日を過ごすし、順調に進んだバーレーン合同テストを、良い結果で終えることが出来た。“TF108”のセットアップ変更に伴う反応について多くを学ぶことが出来、その結果、パフォーマンスで明らかな改良を果たすなど、我々のこなして来た作業には満足している。“TF108”は今回のテストの間、非常に高い信頼性を示し、シーズン開幕へ向けて、とても勇気づけられる結果となった。また、昨年型の“TF107”よりも明らかに改良が進んでいることも確認出来た」