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Grand Prix Tests
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F1バルセロナ合同テスト1日目スタート
初日はサードドライバーの小林可夢偉が“TF108”のステアリングを握る

2008年6月12日(スペイン・バルセロナ/カタルニア・サーキット)
ドライバー: 小林 可夢偉
距離: 4.655km

パナソニック・トヨタ・レーシングは、6月22日にマニクールで行われるフランスGPの準備のために、バルセロナで12日から3日間に渡って行われるテストプログラムをスタートした。テスト初日は、サードドライバーの小林可夢偉にTF108のステアリングを握る機会が与えられた。彼がテストを行うのは2月以来となる。 可夢偉はこの機会を最大限に活用して、空力テストとメカニカルテストを含む全プログラムを開始した。初日はトラブルもなく、マニクールでのレースに向けてチームエンジニアにとり重要なデータを集めた。 しかしながら、テスト終了予定時刻18時の1時間前より雨が降り始めたため、作業を早めに切り上げることとなった。カナダGPで自身最高の4位を獲得したばかりのティモ・グロックが、 残りのテストを引き継ぐ予定だ。

小林可夢偉 : TF108/04
ベストラップタイム : 1分24秒442
順位:9位
周回数:82周

「我々はかなり多忙なテストプランを組んでいて、興味深い一日となった。我々はブレーキに関する多少の作業に加え、空力の開発にもトライしたが、雨のおかげでプログラムを完全に終えることは出来なかった。GP2では、30分間の練習と予選しかないから、私はまだ多くのコースを勉強中なんだ。だから自分が知っているサーキットでより多く走行できるのは良いことだね。グリップレベルはまちまちではあるが、経験を積むことは自分にとって為になる。またテストプログラムを行いチームの役に立てるのは嬉しいね。」

ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー

「我々は、今日から土曜日まで完全なプログラムを組み立ててある。可夢偉が初日のテストを行い、ティモが金曜日と土曜日のテストを引き継ぐ予定だ。今日は、雨が降る前に可夢偉がほぼ1日をテストに費やす事ができ、また彼のF1カーでの走行距離も著しく増やせたので、良かった。彼は良い仕事をしてくれた。そしていくつかの良いフィードバックを我々のテストエンジニアにもたらした。」