パナソニック・トヨタ・レーシングは、ホッケンハイムでのテストプログラムを引き続き行い、2日目はティモ・グロックが小林可夢偉からドライビングを引き継いだ。コースからちょうど45分離れた場所で育ったティモは、彼にとって初めてとなるドイツGPの準備を進め、7月20日に行われるF1世界選手権第10戦に向けて用意された、「ホッケンハイム仕様」のテストを実施した。彼は、テストプログラムの過程で114周もの非常に長い距離を走行し、空力およびメカニカル部分の作業に関する長いプログラムをやり遂げた。明日は、ヤルノ・トゥルーリがチームプログラムを締めくくる予定だ。
ティモ・グロック : TF108/04
ベストラップタイム:1分15秒995
順位:7位
周回数:114周
「今日は、充実した良い一日だった。我々は多くの作業を進めた。昨日の可夢偉よりも天候に恵まれ、メカニカルトラブルもなく、100周以上の走行を行った。午前中はいくつかの空力評価を行うことができ、そして午後には、いくつかのブレーキとタイヤの比較を行った。我々は、微調整よりむしろベースのセットアップを行うことに注力した。来週末は、私のホームサポーターの前で強いレースを行いたい。」
ディーター・ガス : レース&テスト チーフエンジニア
「我々は、とても実りある一日を過ごした。テストすべき多くのフロントウィング設定があったので、午前の大半はその作業に費やした。そして、そのテスト結果にはかなり満足している。午後は、通常の作業を行うよりも、ティモのためにホッケンハイム仕様の準備にさらに時間を費やした。来週末のレースに持って行く2種類のコンパウンドがあったので、我々はダウンフォースレベルと、タイヤの評価を行った。」
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