パナソニック・トヨタ・レーシングがホッケンハイムで行っている3日間の合同テストを締めくくるために、ヤルノ・トゥルーリはティモ・グロックからドライビングを引き継いだ。インストレーション走行の時は、ヤルノは水曜日のティモと同じく、安定性のテストのために“シャークフィン(フカヒレ)”型のエンジンカバーを使用したが、その後は、通常のエンジンカバーに戻してテストを行った。ヤルノは、来週ホッケンハイムで行われるドイツGPに焦点を合わせ、レースで使用するミディアムとハードのブリヂストン・ポテンザ・タイヤを試すとともに、異なる空力セットアップでのテストを行った。彼は着実な走行で、129周を記録してテストを終えた。チームは次に、来週の金曜日に行われるドイツGPのフリー走行で、再びホッケンハイムに戻って来る。
ヤルノ・トゥルーリ : TF108/04
ベストラップタイム:: 1分16秒065
順位:9位
周回数:129周
「我々は、主に空力のテストに集中し、また、いくつかのブレーキとタイヤの比較を行った。私は、びっしりと詰まったスケジュールを進めて、今日はコース上の誰よりも多くの走行を行った。今日の走行は、来週のドイツGPでクルマのセットアップを最大限に生かすための多くのデータを、我々にもたらしてくれるだろう。メカニカルな問題は一切なく、行うべきことはやり遂げたから、ハッピーだね。」
ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー
「初日にドライビングした可夢偉から始まり、ティモ、そしてヤルノと続いて、とても忙しく変化に富んだ3日間だった。我々は、空力とブレーキの作業を多く行い、また来週のGP時での様々なコンディションに対応するブリヂストン・コンパウンドの評価を行った。我々は、ケルンで作業を進めるために多くのデータを手に入れた。チームの皆の努力に感謝したい。」
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