ヤルノ・トゥルーリは、彼のホームグランプリのための準備をモンツァで引き続き行い、天候に恵まれた一日を活用して、コンディションの良いコースで忙しいプログラムを終えた。ホッケンハイムにもともとあった超高速レイアウトを、現在のF1世界選手権では使用していないので、モンツァには唯一特有なセットアップが要求される。
それはストレートラインでの最高速度のため空力上の効率を追求するという点、ドライバーが他のサーキットよりも低いダウンフォースレベルに対処しなければならないという点からである。空力は、ストレートでのタイムとブレーキングにおけるタイムロスとの折り合いで変更される。ヤルノは彼の個人的に好むセッティングを確立するために丸一日を利用した。ティモ・グロックが、明日のテスト最終日を締めくくる。
ヤルノ・トゥルーリ : TF108/04
ベストラップタイム:1分24秒158
順位:9位
周回数:77周
走行距離:446.061km
「モンツァで開催されるイタリアGPの準備のために、いつも通りの作業を行い、実り多い一日となった。イタリアGPでは、コンストラクターズ選手権でチームを現在4位へと導いた、我々が見せてきた強さを維持できることを願っているよ。我々はこのコースにおいて重要なことに主に専念した。それは、効率的な空力セットアップや望ましいブレーキングの感触、そして縁石に対して安心していられることだ。今回のテストでの進捗には満足しているよ。」
ゲルト・プファイファー : テスト・チーム・マネージャー
「我々は昨日スタートしたプログラムを継続し、セットアップとタイヤ作業に専念して、ブレーキとブレーキバランスに関するより多くの実験を行った。それはスケジュールの主要な目的だったが、すべてが計画通り順調に運んだ。少ない燃料での走行は行わず、我々が目的としていたすべてをやり遂げることができた。エンジンを交換したが、それは承認目的のものであり、予定されていたものだ。」
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