2019年プレスリリース

86/BRZ Race 第8戦(最終戦)岡山国際サーキット
谷口信輝選手が最終戦をポールトゥウィンで締めくくり
4度目のシリーズチャンピオンに輝く

2019.10.21(月) - 13:00配信

2013年からスタートした「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race」の7年目のシーズンが10月19日(土)、20日(日)に岡山国際サーキットで実施された第8戦で終了しました。
3月末に鈴鹿サーキットでスタートした2019年シーズンは、クラブマンシリーズがエキスパートクラスとオープンクラスの2クラスに別れ、8戦中5戦で1大会2ヒート制が導入されるなどのレギュレーション変更を行ないました。1大会2ヒート制となることで、より戦略的で激しいバトルが随所で繰り広げられることなり、ポイントランキング争いも終盤まで予断を許さない戦いとなります。

最終戦は10月19(土)、20(日)の二日間にわたり岡山国際サーキットで開催された。
最終戦は10月19(土)、20(日)の二日間にわたり岡山国際サーキットで開催された。

プロフェッショナルシリーズの最終戦を迎えた時点でのポイントスタンディングは、トップがディフェンディングチャンピオンの♯1谷口信輝選手で99ポイント。2位は♯98近藤翼選手で84.5ポイントとなっていて、その差は14.5ポイントでした。1大会2ヒート制の場合は最大で33ポイントを獲得できるので、谷口選手が有利ですが逆転可能な状況でした。3位は♯90阪口良平選手で78ポイント、4位が♯7堤優威選手で74.5ポイント。この4名にシリーズチャンピオンの可能性が残っていました。
10月19日(土)に実施された予選は雨こそ止んだものの路面はウエットコンディション。15分の予選時間で路面状況が変わっていき、多くの選手が後半にタイムアップを果たします。この難しい状況で、谷口選手が計測5周目1分55秒594をマークして3戦連続でポールポジション獲得し、シリーズ連覇に向けて好発進となりました。
予選から約5時間のインターバルを経て第1ヒートがスタート。ポールポジションの谷口選手は、1コーナーまでの間にフロントローに並んだ♯121蒲生尚弥選手に並びかけられますがトップを死守します。序盤に順位を上げてきたのが6番手スタートの阪口選手と5番手スタートの堤選手。3周目には谷口選手がトップで、2番手に阪口選手、3番手に堤選手というトップ3のバトルとなります。しかし6周目にクラッシュ車両が発生してセーフティカーが導入され、9周目には別の接触でレースが中断します。約20分の中断を経て、10周目にセーフティカー先導でレースは再開。セーフティカーがピットに戻ったのは11周目でラスト1周のスプリントレースとなり、谷口選手がポールポジションから逃げ切り第1ヒートを制しました。2位には阪口選手、3位には堤選手が入りシリーズチャンピオン競う3名がトップ3という結果になります。
第2ヒートは10月20日(日)の11時35分にフォーメーションラップがスタート。ポールポジションからスタートした谷口選手は、冷静にスタートを決めて1コーナーをトップで通過。2番手スタートの阪口選手、3番手スタートの堤選手も順位をキープして谷口選手を追います。谷口選手と阪口選手は序盤からテールトゥノーズの戦いで、阪口選手は随所でプレッシャーを掛けます。3番手の堤選手は3周目に阪口選手に追いつき、トップから4台がひとつの集団となります。12周のレースが折り返しとなる7周目には上位2台が3番手の堤選手を約1秒引き離し、優勝争いは谷口選手と阪口選手の2人に絞られます。常にコンマ5秒程度の差で2台は攻防を繰り広げますがトップを走る谷口選手は隙を与えず、終盤には阪口選手とのギャップを僅かに拡げてトップでチェッカーを受け、4度目のシリーズチャンピオンを獲得。
谷口選手は第5戦の富士スピードウェイ大会を欠場し、第6戦を迎える時点でトップから16.5ポイントの差を付けられていましたが、シーズン終盤の3連勝で見事に連覇を果たしました。

プロフェッショナルシリーズ、#1谷口信輝選手はシーズン終盤の3連勝で見事にシリーズチャンピオンを獲得。
プロフェッショナルシリーズ、#1谷口信輝選手はシーズン終盤の3連勝で見事にシリーズチャンピオンを獲得。

クラブマンシリーズ・エキスパートクラスは、トップの♯84橋本洋平選手と♯305水野大選手が1.5ポイント差の混戦で最終戦に突入。しかし、水野選手が第1ヒートでリタイヤしたため、橋本選手が参戦7年目にして悲願のシリーズチャンピオンに輝きました。
一方のクラブマンシリーズ・オープンクラスは♯758安藤正明選手が最終戦で3位に入り、初のシリーズチャンピオンを獲得しています。

  • 第8戦(最終戦)、クラブマンシリーズ・オープンクラスでは#316樋口千樹選手が今シーズン初エントリーで初優勝を飾る。
    第8戦(最終戦)、クラブマンシリーズ・オープンクラスでは#316樋口千樹選手が今シーズン初エントリーで初優勝を飾る。
  • 第8戦(最終戦)、クラブマンシリーズ・エキスパートクラスでは#56鶴賀義幸選手が前戦(もてぎ)に引き続き2連勝した。
    第8戦(最終戦)、クラブマンシリーズ・エキスパートクラスでは#56鶴賀義幸選手が前戦(もてぎ)に引き続き2連勝した。

シリーズチャンピオンコメント
#1谷口信輝選手

2年連続で4度目のシリーズチャンピオンが獲得でき嬉しいとともに、神戸トヨペットのスタッフや関係者に感謝しています。第6戦の十勝から3戦連続でポールトゥウィンという結果だったのですが、やはりこのワンメイクレースでは予選が重要です。今回の予選はドライだと良かったのですが、望んでいないウエットコンディションとなりました。難しい状況でしたが、セットアップなどを含めて良い走りができました。やはり予選でポールポジションが獲れたことで第2ヒートともに勝てたと思っています。今シーズンの序盤は流れが悪かったのですが、後半戦ではこれ以上望めない成績を収めることができました。来シーズンの参戦については決まっていませんが、やるからには負けることが嫌いなチームなので、連覇の記録を伸ばしていきたいです。

2019年シーズンチャンピオンに輝いたKTMS KOBETOYOPET MOTOR SPORTSの#1谷口信輝選手

告知『TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2019 Exhibition』(仮称)開催

12月15日(日)『TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2019』にて開催の『TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2019 Exhibition』(仮称)に関して、下記の通りご案内申し上げます。
【スケジュール】
12月14日(土)予選(予定)
12月15日(日)決勝(予定)
【開催場所】静岡県・富士スピードウェイ
【開催概要】
1.大会名称「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2019 Exhibition」(仮称)
2.参加受付台数・資格
「クラブマンシリーズ・エキスパートクラス」
「クラブマンシリーズ・オープンクラス」
「プロフェッショナルシリーズ」
の2019年シリーズランキング各クラス上位から最大10台~15台、および主催者推薦枠
にて合計40台程度を予定。

第8戦(最終戦)岡山国際サーキット 決勝 第2ヒート リザルト

プロフェッショナルシリーズ

順位No.車名ドライバー周回所要時間/差
11KTMS 86谷口信輝1222'22.421
290大阪トヨタ86Racing阪口良平120.561
37ADVICS カバナBS 86堤 優威123.587
432大阪トヨタ86Racing市森友明124.112
534小倉クラッチ REVO86BS佐々木雅弘129.337
625GRTokyoRacing86水谷大介1215.195
717サミー☆K-one☆MAX86織戸 学1216.029
887CG ROBOT BRZ BS久保凜太郎1216.276
911Owltech 86脇阪寿一1217.236
10369GY RACING 86平中克幸1217.875

クラブマンシリーズ(エキスパートクラス)

順位No.車名ドライバー周回所要時間/差
156栃木トヨタBSED/T2F86鶴賀義幸1226'02.122
2610TeamMDI/P京都WM86大島和也120.874
3550名神タイヤ86ネッツ兵庫宗藤昌太朗122.551
484カーウォッチBS 86revo橋本洋平124.577
5857カローラ名古屋86岩本佳之126.589
620トヨタカローラ三重 86石塚弘晃127.595
7338Masaki菱木レーシング86角谷昌紀1215.064
8438GR西宮レーシング86BS卜部正崇1215.728
9201奈良トヨペットCR 86 BS萩本賢一1215.849
102ネッツ名古屋&ミッドランド86黒田保男1216.278

クラブマンシリーズ(オープンクラス)

順位No.車名ドライバー周回所要時間/差
1316othr86樋口千樹1222'38.714
233HTGarageレーシング86山崎竜生120.825
3758C名古屋86Racing安藤正明1218.096
472がんばってね OKP86今西隆大1218.644
540c.s.iGR水戸インター86志賀俊方1218.953
6708アクアNUTECダー浜86DL久保直也1219.402
7760C名古屋メサイヤ86清水寿幸1219.563
8141-190℃クライオサウナ86石井鋼一1220.225
9333HTガレージレーシング862号松川和也1222.148
1041c.s.iGR水戸インター86岡田友輔1222.576