86/BRZ Race 第7戦(最終戦)ツインリンクもてぎ シリーズ開始当初から参戦を続けてきた久保凜太郎選手が初のシリーズチャンピオンを獲得するとともにBRZに初の栄冠をもたらす

2020.11.23(月)- 11:00配信

2020年は新型コロナウイルス感染拡大によって、東京オリンピックを始めとしたあらゆるスポーツイベントが影響を受けることになりました。モータースポーツ界に与えたインパクトも大きく、本来ならば3月末にスタートする予定だったTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceも、実際にシーズンの幕開けとなったのは約4ヶ月後のスポーツランドSUGO大会でした。本来であれば、全国7つのサーキットで全8戦が開催される予定でしたが、開幕戦から第3戦までは中止、それ以降も5戦のうち3戦は日程を変更しての開催となりました。異例のシーズンとなった2020年の86/BRZ Raceは全5戦のシリーズとなり、これまで以上に1戦ごとの成績がチャンピオンを争うために重要だったことは言うまでもありません。
プロフェッショナルシリーズでシーズン序盤をリードしたのは3連覇を狙う♯1谷口信輝選手でした。実質的な開幕戦となった第5戦スポーツランドSUGO大会で5位、続く第6戦オートポリス大会では優勝を果たし、今季もチャンピオン候補筆頭としてシリーズを引っ張ります。絶対王者の谷口選手をシーズン中盤で抜き去ったのが♯87久保凜太郎選手です。オートポリス大会以外の3戦で表彰台を獲得、最終戦をポイントランキングトップで迎えました。ポイントランキング2位は谷口選手で久保選手との差は10.5ポイント、3位は♯34佐々木雅弘選手でトップとの差は19ポイント。この3選手にシリーズチャンピオンの可能性が残された状態で、最終戦のツインリンクもてぎ大会が11月21日(土)-22日(日)に開催されました。

最終戦は11月21(土)、22(日)の二日間にわたりツインリンクもてぎで開催された。
最終戦は11月21(土)、22(日)の二日間にわたりツインリンクもてぎで開催された。

最終戦はスーパー耐久シリーズと併催、決勝レースは1ヒートのみで競われます。
21日の10時45分からの15分間で実施した公式予選は、ドライコンディションのもとでスタートしました。エントリーした35台のマシンは1周のみのアタックに掛けるため残り時間が5分を切った頃から続々とコースインします。シリーズチャンピオンを狙う3選手も同じタイミングでアタックを始め、久保選手は9番手、谷口選手は4番手、佐々木選手は10番手となりました。一方でトップタイムを記録したのは今シーズン初出場となる♯500坪井翔選手、86/BRZレースでは自身初のポールポジションとなりました。チャンピオン争いは、このままの予選順位でゴールすれば久保選手が王者、谷口選手が上位に入ると逆転の可能性がある予選結果となりました。

公式予選から一夜明けた22日、35台のマシンがスターティンググリッドに整列、9時30分に10周の決勝レースの火蓋が切られました。1コーナーをトップで抜けたのはポールポジションからスタートした坪井選手、後続も予選順位の通り♯60服部尚貴選手、♯10菅波冬悟選手、そして谷口選手が続きます。チャンピオン争いをする久保選手、佐々木選手もそれぞれ2ポジションアップして、上位陣を追います。1周目のコントロールラインをトップで通過したのは坪井選手で、谷口選手は4番手、久保選手は7番手、佐々木選手は8番手で2周目に入ります。トップを走る坪井選手は2周目になると後続を引き離しに掛かり、2番手の服部選手と1.3秒のギャップを築きます。久保選手のスタートからのポジションアップでチャンピオン獲得には優勝しかなくなった谷口選手は、3番手の菅波選手に迫りますがパッシングするほどのタイム差はなくレースは折り返しとなる6周目に入ります。依然としてトップを走るのは坪井選手で10番手までの顔ぶれは変わりません。しかし、7周目になると久保選手のチームメイトで6番手を走行していた♯88手塚祐弥選手がマシントラブルのためピットに戻ります。そのため、久保選手は6番手、佐々木選手は7番手に浮上し終盤を迎えます。谷口選手はレース中盤から単独走行となり、久保選手のシリーズチャンピオンが近づきます。そして10周目に坪井選手がポールトゥウィンで86/BRZレース初優勝を飾り、2位に服部選手、3位に菅波選手が入ります。最終戦までシリーズチャンピオンを争った谷口選手は4位、久保選手が6位、佐々木選手が7位となり、この結果、久保選手が参戦8年目にして初の栄冠を手に入れました。またSUBARU・BRZを初のチャンピオンマシンに導いたことにもなります。

プロフェッショナルシリーズでは、♯500坪井翔選手がポールトゥウィンで86/BRZレース初優勝を飾る。
プロフェッショナルシリーズでは、♯500坪井翔選手がポールトゥウィンで86/BRZレース初優勝を飾る。

プロフェッショナルシリーズと同様に最終戦までシリーズチャンピオン争いを繰り広げたクラブマンシリーズ・オープンクラスは、♯559岡田整選手がこちらも初のシリーズチャンピオンに輝きました。一方のクラブマンシリーズ・エキスパートクラスは最終戦を待たずに前戦で♯56鶴賀義幸選手が初の王者を獲得しています。

クラブマンシリーズ・オープンクラスでは、♯559岡田整選手が優勝し、初のシリーズチャンピオンに輝く。
クラブマンシリーズ・オープンクラスでは、♯559岡田整選手が優勝し、初のシリーズチャンピオンに輝く。
クラブマンシリーズ・エキスパートクラスでは、♯70伊東黎明選手がポールトゥウィンで86/BRZレース初優勝を飾る。
クラブマンシリーズ・エキスパートクラスでは、♯70伊東黎明選手がポールトゥウィンで86/BRZレース初優勝を飾る。

最終戦はスーパー耐久シリーズと併催、決勝レースは1ヒートのみで競われます。
21日の10時45分からの15分間で実施した公式予選は、ドライコンディションのもとでスタートしました。エントリーした35台のマシンは1周のみのアタックに掛けるため残り時間が5分を切った頃から続々とコースインします。シリーズチャンピオンを狙う3選手も同じタイミングでアタックを始め、久保選手は9番手、谷口選手は4番手、佐々木選手は10番手となりました。一方でトップタイムを記録したのは今シーズン初出場となる♯500坪井翔選手、86/BRZレースでは自身初のポールポジションとなりました。チャンピオン争いは、このままの予選順位でゴールすれば久保選手が王者、谷口選手が上位に入ると逆転の可能性がある予選結果となりました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響によって短縮したシーズンとなった2020年ですが、来シーズンは従来通りの全8戦、開幕戦は3月のツインリンクもてぎ、最終戦は11月の富士スピードウェイとなります。また、車両規定などにも若干の変更が予定されているので詳しくはオフィシャルサイトをご覧下さい。

プロフェッショナルシリーズチャンピオンコメント
#87 久保 凜太郎選手

レースウィークの走り始めは良い感覚がなかったのですが、専有走行後に不調の原因が分かって、その状況を作らないように予選を走りました。ただ走りに手応えがなかったので中団に沈んだと思っていたのが、9番手で悪くない流れのなか決勝レースを迎えました。レースは守るより追い上げるのが私らしい展開なので、ポイントなどは考えずにとにかくポジションを上げることを考えていました。最後はタイヤもブレーキも厳しかったですが、チャンピオンを獲得できて本当に嬉しいです。今シーズンは新車を投入して、雨がらみのレースでブリヂストンタイヤの性能も発揮でき、SUBARUにチャンピオンをプレゼントできて嬉しいのはもちろんですが、6年一緒に戦ってきた家族のようなチームとトップになれてホッとした気持ちもあります。数多くのサポートと応援ありがとうございました。

2020年シーズンチャンピオンに輝いたCG ROBOT RACING TEAMの#87久保凜太郎選手
2020年シーズンチャンピオンに輝いたCG ROBOT RACING TEAMの#87久保凜太郎選手
2020年シーズンチャンピオンに輝いたCG ROBOT RACING TEAMの#87久保凜太郎選手。

クラブマンシリーズEXPERTチャンピオンコメント
#56 鶴賀 義幸選手

前戦の岡山でチャンピオンとなった直後は実感がありませんでしたが、ツインリンクもてぎ戦までの間にいろんな方に歓迎してもらって本当にチャンピオンを獲得したのだと感じました。もてぎは地元のレースだったので勝ちたかったのですが、3位に入れて持っている力は発揮できたと思います。今シーズンは難しい環境で出場できないチームもありました。その中で全戦に出場する機会を与えてくれたチームと会社に感謝しています。

クラブマンシリーズOPENチャンピオンコメント
#559 岡田 整

ポイントランキングトップの西澤選手に勝たないとチャンピオンになれなかったので、絶対に前に出る必要がありました。予選は気負いすぎずに丁寧に走りましたが、四輪脱輪でベストタイムが抹消されてしまいました。それでも、決勝レースのスタートで挽回できました。チャンピオンが取れてもちろん嬉しいですし、ヨコハマタイヤと一緒に王者になれたことが最高です。

【告知2021年開催予定(11/22現在)】

〇第1戦 3月 ツインリンクもてぎ(栃木県)〇第5戦 8月 十勝スピードウェイ(北海道)
〇第2戦 5月 富士スピードウェイ(静岡県)〇第6戦 9月 鈴鹿サーキット(三重県)
〇第3戦 6月 オートポリス(大分県)〇第7戦 10月 岡山国際サーキット(岡山県)
〇第4戦 7月 スポーツランドSUGO(宮城県)〇第8戦 11月 富士スピードウェイ(静岡県)

【告知2021年開催予定(11/22現在)】

  • 2020年12月中旬:暫定スケジュール(レースカレンダー)発表
  • 2021年1月中旬:レーシングパスポート登録(T.R.A.事務局への登録)受付開始
  • 2021年1月下旬:暫定レギュレーション(競技・車両規定/シリーズ構成等を含む)発表
  • 2021年2月中旬:第1戦・参加申込受付開始

詳細はこちらをご参照ください。

86/BRZ Race 第7戦(最終戦)ツインリンクもてぎ 決勝 リザルト

プロフェッショナルシリーズ
順位No.車名ドライバー周回所要時間/差
1500ネッツ東埼玉ワコーズED86坪井 翔1023'12.440
260OTG DL 86服部 尚貴100.210
310OTG TN滋賀 86菅波 冬悟100.455
41KTMS86谷口 信輝102.316
531ケーエムエスフェニックス86青木 孝行102.728
687CG ROBOT BRZ BS久保 凜太郎106.367
734小倉クラッチ REVO86BS佐々木 雅弘106.552
8906RECARO 86 DL K佐々木 孝太109.355
9988RECARO BRZ BS T井口 卓人1010.805
1080OTG DL 86宮田 莉朋1012.239
クラブマンシリーズ(エキスパートクラス)
順位No.車名ドライバー周回所要時間/差
170 OTG DL 86伊東 黎明1023'25.038
238 N中部GRGミッドレス豊田86神谷 裕幸103.592
356 栃木トヨタBSED/T2F86鶴賀 義幸105.409
428 うっぴぃペトロナス86松沢 隆弘106.214
5186 DUNLOP ダイシン86勝木 崇文107.099
6501 BLAZE BRZ廣田 光一1012.628
7162 Generations 86松原 亮二1012.925
8504 GRガレージ新大阪86 DL冨林 勇佑1013.158
9370 徳島トヨタ BS 86菱井 将文1013.745
10556 86RACER'SIDI86呉 良亮1017.543
クラブマンシリーズ(オープンクラス)
順位No.車名ドライバー周回所要時間/差
1559 AGICAMAXORIDO86岡田 整1023'39.790
262Generations 86咲川 めり100.785
357ワコーズロゴス倉田TAG86佐藤 純一1013.665
4124C-ENGテックMS WM86西澤 嗣哲1014.335
5209SYMS・楡クリBRZ五賀 貴男1015.830
641カローラ新茨城Racing86岡田 友輔1016.352
7870カローラ新茨城Racing86塙 瞬佑1017.328
8227GRTokyoRacing86清水 宏保1035.365
964Kpowers ARG BRZ高橋 正恭1040.180
1021 JOBU 86 Revo高月 瑠偉1040.826

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動画[MOTOR GAMES TV]86/BRZ Race 2020 第8戦 岡山国際サーキット(決勝)[モーターゲームス]