Round5/7
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race Rd.5/7 十勝スピードウェイ
プレビュー
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race Rd.5/7 十勝スピードウェイ プレビュー

大量得点が可能な十勝ラウンドでシリーズの行方が決定か!?

前戦ポールトゥウィンで今シーズン2勝目を獲得した佐々木雅弘選手
前戦ポールトゥウィンで今シーズン2勝目を獲得した佐々木雅弘選手

 本来ならばシーズンも残すところ2戦のみとなるRd.7として開催される予定だった「十勝スピードウェイラウンド」。
 だが、Rd.5として7月2日と3日に掛けて実施することになっていたオートポリスラウンドが、4月に起きた熊本地震の影響によりキャンセルとなったため、この十勝スピードウェイで代替戦が行なわれることになった。
 シーズン当初の予定では、10月2日(日)の一日で予選と決勝が実施されるワンデー決戦のはずだったが、前日の10月1日(土)にRd.5の代替戦が組み込まれた。つまり、今回の十勝スピードウェイではRd.5とRd.7の2戦が開催されるのだ。

 週末に2戦が争われるということは、十勝スピードウェイラウンドで上位に進出すればポイントランキングに大きな影響を及ぼすことが想像される。プロフェッショナルシリーズは、この十勝スピードウェイラウンドのみのボーナスポイントが設けられていて、通常のラウンドよりも10ポイント多く獲得することができる。そのため、2戦ともに優勝してポールポジションとファステストラップを獲得すれば最大で64ポイントを加算することになる。
 プロフェッショナルシリーズのランキングトップの♯34佐々木雅弘選手が67ポイントとなっているため、仮に今回の2戦で高得点を挙げることができればトップに肉迫することも可能。このように大量得点できる戦いということで、プロフェッショナルシリーズには29台のマシンがエントリー。一方のクラブマンシリーズは得られるポイントに変わりはないが、シリーズチャンピオン争いも佳境であり、昨年の約3倍となる23台が参戦する。
 両クラスともに多くのマシンがコースを周回するので、観客として迫力のあるバトルが随所で見られることになる。

前戦ポールトゥウィンで今シーズン2勝目を獲得した佐々木雅弘選手
前戦ポールトゥウィンで今シーズン2勝目を獲得した佐々木雅弘選手
初年度シリーズチャンピオンで2013年の十勝スピードウェイラウンドを制した山野直也選手がスポット参戦
初年度シリーズチャンピオンで2013年の十勝スピードウェイラウンドを制した山野直也選手がスポット参戦

プロフェッショナルシリーズ

 2日で2戦が行なわれるためポイントランキングが大きく変化することが予想される。ランキングトップを走る♯34佐々木雅弘選手を追うのが、どのドライバーとなるのかが最大の注目点。前戦の富士スピードウェイラウンドでニューモデルを導入して表彰台を独占したブリヂストンユーザーに対して、ヨコハマタイヤやダンロップ、グッドイヤーを履くドライバーがどのように攻勢を掛けるのかも見所。加えて、前戦で2位と3位を獲得したBRZ勢が再び上位争いを行なうのかも見物となる。
 また、初年度のシリーズチャンピオンで2013年の十勝スピードウェイラウンドを制している♯7山野直也選手がスポット参戦するのもトピック。1年間のブランクがあるがランキング上位陣に対してどれだけ攻められるのかも気掛かりとなる。
 そして、1日に開催される第5戦の予選では、前戦でペナルティポイントを付与されてグリッドが降格となる選手が10名いる。予選タイムだけがグリッド順ではないので注意して見て欲しい。

初年度シリーズチャンピオンで2013年の十勝スピードウェイラウンドを制した山野直也選手がスポット参戦
初年度シリーズチャンピオンで2013年の十勝スピードウェイラウンドを制した山野直也選手がスポット参戦
シーズン中盤以降に調子を上げてきたランキング2位の手塚祐弥選手
シーズン中盤以降に調子を上げてきたランキング2位の手塚祐弥選手

クラブマンシリーズ

 クラブマンシリーズのシリーズチャンピオン争いは、♯128松原怜史選手が一歩抜けている。5戦を終えて3勝をマークしているため、この十勝スピードウェイラウンドで1勝でも獲得できればシリーズチャンピオンが確定となる。シリーズチャンピオンの可能性は5名のドライバーに残っていて、シーズン中盤以降に調子を上げてきたランキング2位の♯75手塚祐弥選手や安定感のある♯600小野田貴俊選手などが注目のドライバーとして挙げられる。また、今戦からヨコハマタイヤのニューモデルとなるA052が使えるようになる。シリーズ争いにどのような影響を与えるかが見物だ。

シーズン中盤以降に調子を上げてきたランキング2位の手塚祐弥選手
シーズン中盤以降に調子を上げてきたランキング2位の手塚祐弥選手

平中克幸選手 攻略ポイント
「抜きどころの少ないサーキットなので予選の順位がとても大切になってきます」

平中選手は北海道出身で、十勝スピードウェイラウンドがホームとなる。最近は、ドライビングスクールなどで走る機会が多いそうで、他のドライバーよりはアドバンテージを持っていることが予想される
平中選手は北海道出身で、十勝スピードウェイラウンドがホームとなる。最近は、ドライビングスクールなどで走る機会が多いそうで、他のドライバーよりはアドバンテージを持っていることが予想される

「十勝スピードウェイは起伏がないフラットなコースで、ステアリングを切り込むタイミングやクリッピングが取りづらいサーキットといえます。個人的にはコーナーのRを大きく取って、ドライバーの感覚よりも早めにコーナリングしていくことでタイムがでると思っています。コース幅は狭くないですが、パッシングポイントが極めて少ないのです。そのため、予選の順位が重要になります。決勝ではスタート直後の1~3コーナーでのポジション争いが見所になるはずです」

会場イベント

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceをテレビで観戦!

白熱する86/BRZ Raceの模様をON AIR!
MOTOR GAMES TV

全戦の模様が、スポーツテレビ局J SPORTS 3の番組「MOTOR GAMES TV」にて放映決定!レースの模様から裏側まで、観戦がもっと楽しくなる情報をお伝えします。

第5戦十勝 放送スケジュール
10月24日(月)21:00~21:30(*放送後にはTOYOTA GAZOO Racing WEBサイトにて番組動画を公開する予定です。)

INFORMATION

開催場所 サーキット:十勝スピードウェイ
住所 〒089-1573 北海道河西郡更別村弘和477番地
TEL:0155-52-3910
URL:http://tokachi.msf.ne.jp/