Round3
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race Rd.3 富士スピードウェイ
クラブマンシリーズ レポート

4番手スタートの♯126庄司雄磨選手が
3台をパスして初ポディウム、初優勝を飾る

 TOYOTA GAZOO Racing86/BRZ Raceシリーズの中でも常に最多のエントラントを集め、予選と決勝ともに激しいバトルが繰り広げられてきた富士スピードウェイラウンド。今戦のクラブマンシリーズに参戦したマシンは総勢90台で、これまで最多のエントラントを数えた昨年の第6戦富士スピードウェイラウンドの81台を9台上回り、過去最多のマシンが集結することになった。
 富士スピードウェイのフルグリッドは45台となっているため、予選の上位45台が決勝Aレースを戦うことになり、残りの45台は決勝Bレースに進出。両レースともにフルグリッドとなるのは、これまでの5シーズンでも初の事態となる。
 90台のエントラントに加えて、富士スピードウェイは普段からスポーツ走行枠などで練習を重ねているドライバーが多く、予選から熾烈なタイムアタック合戦が繰り広げられた。

出走88台による予選は、♯771菱井將文選手が
ライバル勢を押さえてポールポジションを獲得

 梅雨入り前の貴重な好天となった6月3日(土)の予選。エントリーは90台となっていたが2台が出走を取りやめたため88台によって競われることになった。まずは43台が出走した1組目は、シリーズランキング2位につけている♯38神谷裕幸選手が2分7秒251のタイムを出してタイミングモニターの最上位へ躍り出た。神谷選手は連続アタックで2分7秒183までタイムを伸ばす。このまま15分間の予選は終了するかに思われたが、最終アタックで神谷選手を上回ったのが前戦のオートポリスラウンドで優勝を飾っている♯771菱井將文選手で、神谷選手をわずか0.07秒差でかわして2分7秒110をマークした。
 続けて行われた2組目は、シリーズランキングトップとなっている♯600小野田貴俊選手がコースレコードを更新するタイムをマークし予選は終了した。だが、小野田選手はアタックラップでコース外走行を行ったためベストタイムが抹消され、♯84橋本洋平選手が2分7秒266でトップとなった。2組の結果を合わせ、総合で菱井選手がポールポジションを獲得した。

庄司選手が好レースを見せて
歓喜の初優勝を獲得

 前日の予選と同様に快晴の元で競われた決勝Aレース。予選のトップ4は無難なスタートを切り、1コーナーをスタート順のままで通過する。順位に変動が起きたのはヘアピンからダンロップコーナーへの進入で、4番手を走行していた♯126庄司雄磨選手が3番手の神谷選手をパス。トップ2を追うことになった。菱井選手から4番手の神谷選手までがトップ集団を形勢し逃げる展開となる。3周目まではトップ4の順位は入れ替わらなかったが、ダンロップコーナーでまたしても3番手を走る庄司選手が2番手の橋本選手を攻略。2番手争いが激化した中でトップを走る菱井選手は、4周目のコントロールラインを通過する時点で後続に1.1秒のリードを築く。だた、レースペースは庄司選手の方が速くその差は詰まり始める。そして、5周目の最終コーナー手前でトップを走行する菱井選手が痛恨のシフトミスによって庄司選手にトップを明け渡してしまう。6周目には3番手の橋本選手も菱井選手を最終コーナー手前でパスして庄司選手を追うことになる。だが二台の差は1秒前後から詰まることはなく、そのままの順位で庄司選手がトップチェッカー。2位には橋本選手、3位には菱井選手、4位には5番手スタートだった♯130松井宏太選手、5位には10番手から追い上げた♯16大久保仁選手が入った。
 庄司選手は、これまで入賞こそあったがポディウムに登ることも初めてで、初ポディウムを見事に優勝で飾ることになった。

リザルト(決勝A)

Rank Driver Car name Total time Gap
1位 庄司雄磨 OTG AREA 86 21'19.579 -
2位 橋本洋平 カーウォッチBS86REVO 21'20.434 0.855
3位 菱井將文 CUSCO BS 86 21'21.714 2.135
4位 松井宏太 ネッツ青森アップルRC86 21'28.085 8.506
5位 大久保仁 Forceネッツ東埼玉86 21'28.890 9.311

リザルト(決勝B)

Rank Driver Car name Total time Gap
1位 牧智晴 NUTECリミットN中部86 21'42.581 -
2位 下垣和也 T和歌山 OGAWA86 DL 21'46.371 3.790
3位 鶴田康仁 アクロスWmプリッド86鶴 21'47.547 4.966
4位 下野幸成 プロットワコーズロゴス86 21'49.170 6.589
5位 番場彬 栃木トヨタADVAN86 21'50.749 8.168

優勝者コメント
「予選はミスがあって4番手だったので
決勝レースは自信を持って挑みました」

♯126庄司雄磨選手

「予選では自分のミスによってコンマ数秒を失ってしまったので、それがなければポールポジションも見えていました。なので、決勝レースは流れ次第では勝てるという自信がありました。レース展開は苦しかったですが、1周目に神谷選手を抜けたことが良かったです。その後は、前の2台を見ながらの走っていて、レースペースは自分の方が速かったのでチャンスを狙いました。とくにセクター2でアドバンテージがあり、ダンロップコーナーで並んで橋本選手を抜くことができました。トップに立った終盤は後ろを確認しながら冷静に走れたので、クルマの状況も非常に良かったです。それと富士スピードウェイは、プロフェッショナルシリーズに参戦している二人のチームメイトと走り込んできたコースなので予選も決勝も自信があり、そのコースで初優勝できて本当に嬉しいです」

次戦予告

2017 TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第4大会 第4戦
開催予定:2017.7.1 ~ 2
場所:岡山国際サーキット