TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race
Rd.3 オートポリス 大会情報

九州最大のサーキットにプロフェッショナルシリーズから26台、クラブマンシリーズから41台が参戦予定。

 3月31日(土)、4月1日(日)に鈴鹿サーキットで開催されたTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceの2018年シーズン開幕戦。プロフェッショナルシリーズでは、♯17織戸学選手が4シーズンぶりの優勝を飾った。一方のクラブマンシリーズでは、2017年にシリーズチャンピオンを獲得した♯0神谷裕幸選手が開幕戦を制した。

圧巻のパフォーマンスで第2戦をポールトゥウィンで制した♯7堤優威選手
圧巻のパフォーマンスで第2戦をポールトゥウィンで制した♯7堤優威選手

 3週間のインターバルを経て、第2戦がスポーツランドSUGOで4月28日(土)、29日(日)に実施された。プロフェッショナルシリーズで圧巻のパフォーマンスを見せたのが♯7堤優威選手だった。堤選手は、昨年の12月に富士スピードウェイで開催された最終戦にスポット参戦しているものの、このときはクラブマンシリーズへのエントリーで、プロフェッショナルシリーズはデビューイヤーとなるドライバー。デビュー2戦目ながらも予選で強豪を押さえてポールポジションを獲得し、決勝レースでは1周目からレースをリードし、中盤から後半にかけてはペースをコントロールするほどの余裕でポールトゥウィンを達成した。TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceでは、昨シーズンのプロフェッショナルシリーズを制した近藤翼選手や優勝経験を持つ元嶋佑弥選手のように、国内のトップドライバーを相手に目覚ましい活躍を見せることで、上位カテゴリーにステップアップした選手もいる。堤選手の今シーズンの活躍次第では、二人の先輩ドライバーのあとを追うことになるかもしれない。

圧巻のパフォーマンスで第2戦をポールトゥウィンで制した♯7堤優威選手
圧巻のパフォーマンスで第2戦をポールトゥウィンで制した♯7堤優威選手
ホームコースともいえるスポーツランドSUGOで復活優勝を飾った♯713松原怜史選手
ホームコースともいえるスポーツランドSUGOで復活優勝を飾った♯713松原怜史選手

 一方のクラブマンシリーズでは、一昨年に圧倒的な強さでシリーズチャンピオンを獲得している♯713松原怜史選手がホームコースともいえるスポーツランドSUGOで復活優勝を飾った。昨シーズンは、エントリーしていなかった松原選手だが、今シーズンはディーラーチームとなる「ネッツトヨタ兵庫レーシングチーム」から参戦。開幕戦こそ1年ぶりのワンメイクレースということもあって調子が掴めないようだったが、第2戦目にして早くも実力を発揮した結果となった。

ホームコースともいえるスポーツランドSUGOで復活優勝を飾った♯713松原怜史選手
ホームコースともいえるスポーツランドSUGOで復活優勝を飾った♯713松原怜史選手
九州唯一のレーシング・コースは、日本でも有数のスピーディ&テクニカルなコース
九州唯一のレーシング・コースは、日本でも有数のスピーディ&テクニカルなコース

 そして、第2戦から約1カ月の間隔を空けて第3戦のオートポリスラウンドが、5月27日(日)に開催される。エントリーリストを確認するとプロフェッショナルシリーズに参戦するのは26台で、クラブマンシリーズが41台。オートポリスの最大出走台数は46台なので、クラブマンシリーズも1レースで実施される。
 九州最大のサーキットとなるオートポリスだが、プロフェッショナルシリーズ、クラブマンシリーズに参戦しているドライバーやチームはほとんどが本州をベースとしているので、テストの機会や走行経験が他のサーキットより少なくなっている。プロフェッショナルシリーズを戦うトップドライバーなら走行回数は関係ないが、クラブマンシリーズではオートポリスをホームコースとするドライバーが活躍することもある。

九州唯一のレーシング・コースは、日本でも有数のスピーディ&テクニカルなコース
九州唯一のレーシング・コースは、日本でも有数のスピーディ&テクニカルなコース

 過去のオートポリスラウンドを振り返ってみると、プロフェッショナルシリーズでは、♯31青木孝行選手がポールポジションを2回獲得していて1勝を挙げている。開幕戦を制した織戸選手も1勝、全体的な結果からみても青木選手はオートポリスと相性が良いようなので、上位への進出が期待される。また、九州出身のドライバーとしては♯88井口卓人選手やTEAM BRIDEからスポット参戦となる♯55元嶋佑弥選手が上げられる。どちらのドライバーも多くの応援団が駆け付けるはずなので、そのサポートに背中を押されることは間違いない。
 クラブマンシリーズでは、昨シーズンと一昨年のチャンピオンとなる神谷選手と松原選手の勝負に期待したい。開幕戦と第2戦では、どちらかが調子を崩していて直接対決がなかっただけにオートポリスでは両者が火花を散らすことになるかもしれない。割って入るのは、昨シーズンのオートポリスラウンドで優勝している♯771菱井將文選手や2戦連続で表彰台を獲得してポイントランキングをリードしている♯25水谷大介選手、♯70庄司雄磨選手や♯84橋本洋平選手なども上位争いに絡んでくる可能性が高い。

 いずれにしても鈴鹿サーキットや富士スピードウェイなどの走りなれたコースとは異なるので、予選結果や上位争いなど、普段とは顔ぶれが違ってくることもあるので注目したい。

イベント情報
AUTOPOLIS de ARIGATAI(主催 株式会社タクティプロジェクト)

■開催日:
5月26日(土)・27日(日)
■開催場所:
オートポリス イベント広場(グランドスタンド裏)
■イベント内容:
レンタルカートによるカートイベント&カートレース。オートポリスイベント広場に特設カートコースを作ります。
5月26日(土)には女性・子供の対象の無料体験会やカートに乗れない小さいお子様でも楽しんで頂けるにツーシーターのカートも準備します。ぜひご参加ください!
詳細はコチラ

大会基本情報

日程:
5月27日(日)
開催サーキット:
オートポリス
住所:
大分県日田市上津江町上野田1112-8
1周距離:
4.674km
コース幅:
12~15m
コースレコード:
2'11"637 青木孝行
周回数:
10
レース距離:
46.740Km
最大決勝出走台数:
46台

コース図

オートポリス コース図

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過去の結果

プロフェッショナルシリーズ

年度 優勝者 優勝タイム FL記録者 FLタイム PP記録者 PPタイム
2017 青木孝行 22'30.352 佐々木雅弘 2'13.831 青木孝行 2'11.637 レポート

クラブマンシリーズ

年度 優勝者 優勝タイム FL記録者 FLタイム PP記録者 PPタイム
2017 菱井将文 22'45.462 橋本洋平 2'15.391 小野田貴俊 2'13.643 レポート

FL:ファステストラップ、 PP:ポールポジション

TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceをテレビで観戦!

全戦の模様が、CSのスポーツチャンネルJ SPORTS 3の番組「MOTOR GAMES TV」にて放映決定!レースの模様から裏側まで、観戦がもっと楽しくなる情報をお伝えします。

>J SPORTS(MOTOR GAMES TV)はこちら
第3大会 第3戦 オートポリス 放送スケジュール
6月18日(月)21:00~(*放送後にはTOYOTA GAZOO Racing WEBサイトにて番組動画を公開する予定です。)

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