2025 Rd.7 OKAYAMA

GR86/BRZ Cup 2025 第7大会 岡山国際サーキット

    GR86/BRZ Cup 2025年 第7大会 岡山国際サーキット 大会情報

    2クラス合わせて計83台がエントリーする
    最終決戦で、新チャンピオンが誕生する!!

    TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupの2025年シーズンを締めくくる第7戦が、岡山国際サーキットで11月29日(土)-30日(日)に開催される。
    今シーズンも7戦のシリーズで競われてきたGR86/BRZ Cupは、10月4日-5日に鈴鹿サーキットで第6戦が行なわれた。プロフェッショナルシリーズ、クラブマンシリーズともに結果次第では新チャンピオンが生まれる状況だったが、どちらも決定することはなく最終戦にもつれ込むこととなった。

    前戦を振り返ると、プロフェッショナルシリーズは♯121蒲生尚弥選手がポールトゥウィンを達成し2019年以来の勝利を飾った。2位にはランキングトップだった♯7堤優威選手、3位には♯88井口卓人選手、4位には♯293岡本大地選手が入り、この結果によって第6戦終了時点のポイントランキングは、トップが80ポイントで堤選手、2位が70ポイントで井口選手、3位が58ポイントで岡本選手となり、この3選手が最終戦でシリーズチャンピオンを掛けて争うことになる。

    前戦鈴鹿で、2019年以来の勝利を飾った蒲生尚弥選手(中央)、2位 堤優威選手(左)、3位 井口卓人選手(右)
    前戦鈴鹿で、2019年以来の勝利を飾った蒲生尚弥選手(中央)、2位 堤優威選手(左)、3位 井口卓人選手(右)

    GR86/BRZ Cupではポールポジションと決勝レースのファステストラップに各1ポイント、決勝レースの優勝で20ポイントが入るので、岡本選手が逆転でチャンピオンを獲得するにはフルポイントを獲って、さらに堤選手がノーポイント、井口選手が12ポイント以下という厳しい条件になる。堤選手と井口選手の差は10ポイントで、堤選手は3位以上だと無条件でシリーズチャンピオン、井口選手は堤選手の結果によるが4位以上かつポールポジションとファステストラップが必要。モータースポーツは最後の瞬間まで何が起こるかわからないのでチャンピオン争いは予想が付かないが、堤選手が有利なことに違いはない。

    一方のクラブマンシリーズは、ランキングトップに立っていた♯338 NAQUIB AZLAN(ナキブ・アズラン)選手が鈴鹿サーキットでも優勝し、今季4勝目を挙げた。ただランキング3位だった♯707箕輪卓也選手がポールポジションを獲得して2位になったため、両者は22ポイント差となりシリーズチャンピオンの決定は最終戦へ持ち越された。前述のように、同レースでは1大会で獲得できる最大得点は22ポイント。箕輪選手が最終戦で22ポイントを獲ってナキブ選手と同点になった場合は、まずはポイントを獲得した大会数が基準となるため、全戦で入賞することになる箕輪選手が王者となる。ただ、ナキブ選手が1ポイントでも獲った時点で、シリーズチャンピオンが決まるため条件としてはかなり優勢といえる。

    鈴鹿サーキットで優勝したランキングトプのナキブ・アズラン選手
    鈴鹿サーキットで優勝したランキングトプのナキブ・アズラン選手

    最終戦のポイント
    さて最終戦のエントリーは、プロフェッショナルシリーズが31台とクラブマンシリーズが52台の計83台が出走する予定だ。
    シリーズチャンピオン争いは前述の通りだが、ランキング争いは各所で激しさを増している。プロフェッショナルシリーズでは、前大会からダンロップタイヤがニューモデルとなる「DIREZZA β07」を投入。ウエットコンディションだったため性能を発揮しきれなかったが、ドライコンディションではライバルとなるPOTENZA RE-10Dを上回るともいわれている。岡山国際サーキットは開発の場でもあるため、そのパフォーマンスが存分に発揮されるはずだ。ランキング5位の♯1菅波冬悟選手、6位の♯504冨林勇佑選手、7位の♯31青木孝行選手はダンロップタイヤを履くので、最終戦で上位を争う可能性がある。
    クラブマンシリーズは今大会も盛況で52台が出走するため、予選は2組にわけられている。決勝レースの最大出走台数が44台のため、8台がコンソレーションレースで競う。

    岡山国際サーキットの観戦ポイント
    最終戦の舞台となる「岡山国際サーキット」は、1990年にTIサーキット英田としてオープンし、国際格式や国内のさまざまなカテゴリーのレースが開催されてきた。コースの全長が約3.7kmとそれほど長くないため、GR86/BRZ Cupの決勝レースは12周で競われる。前半区間は中高速のコーナーが多く、6コーナーの「アトウッドカーブ」の進入や立ち上がり、バックストレートに続くヘアピンは最大のパッシングポイントとなる。後半区間は曲がり込んだテクニカルなセクションとなり、登り勾配となっている。
    岡山国際サーキットはメインストリートのグランドスタンドや1コーナー、後半のセクションなど多くの観戦ポイントがあり、どこもコースから近くで見ることができる。家族連れならベンチのあるグランドスタンド、パッシングを見たいならヘアピンやリボルバーコーナー、パイパーコーナーのアウト側がお勧めとなる。

    今大会は29日(土)の12時40分から小河諒選手と中山雄一選手、元嶋佑弥選手の3名によるトークセッションがガーデンテラスで、30日(日)は13時30分からシリーズチャンピオンの会見がブリーフィングルームで開催される。どちらも来場者なら見ることができる。
    両シリーズのチャンピオンが決まる最終戦は、29日の12時からがクラブマンシリーズ、13時からがプロフェッショナルシリーズの予選、30日の9時45分からクラブマンシリーズ、12時00からプロフェッショナルシリーズの決勝レースが行なわれる予定となっている。シーズン最後の接戦を現地で見届けてもらいたい。

    ●現地観戦情報

    11月29日(土)
    • 11:00~ 公式予選 - クラブマン、プロフェッショナル
    • 12:40~13:00 ドライバートークセッション(コースサイドガーデン)小河諒選手、中山雄一選手、元嶋佑弥選手
    • 15:25~ クラブマン コンソレーションレース:6 Laps
    11月30日(日)
    • 9:45~ 決勝レース クラブマン:12 Laps
    • 12:00~ 決勝レース プロフェッショナル:12 Laps
    • 13:30~ シリーズチャンピオン記者会見(ブリーフィングルーム)
    入場料
    詳細はサーキット公式ウェブサイト等をご確認ください
    https://www.okayama-international-circuit.jp/

    YouTube動画配信情報
    パソコン・スマホから観戦ください!

    11月29日(土)~30日(日)開催の岡山国際サーキットは、T.R.A.事務局公式チャンネルよりYouTube動画配信を実施予定です。
    公式予選/決勝レースのライブ配信(タイミングモニター or レース映像)です。
    現地観戦が難しい方も、下記URLから選手たちの白熱必至の戦いを応援してください!
    あわせて、「T.R.A.事務局公式チャンネル」の登録もお願いいたします。

    URL: http://www.youtube.com/c/TRA事務局

    大会基本情報

    日程:
    11月29日(土) ~ 30日(日)
    開催サーキット:
    岡山国際サーキット
    住所:
    岡山県美作市滝宮1210
    1周距離:
    3.703km
    コース幅:
    12~15m
    高低差:
    29m
    コーナー数:
    13箇所

    コース図

    岡山国際サーキット コース図

    コースレコード

    プロフェッショナルシリーズ:
    1分45秒3026(吉田 広樹2022年11月19日)
    クラブマンシリーズ:
    1分49秒946(岸本 尚将 2024年9月14日)

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    過去の戦績

    2024年

    プロフェッショナルシリーズ

    1. 優勝
      菅波 冬悟
    2. 2位
      吉田 広樹
    3. 3位
      奥本 隼士

    クラブマンシリーズ

    1. 優勝
      岸本 尚将
    2. 2位
      塙 瞬佑
    3. 3位
      菱井 将文
    2023年

    プロフェッショナルシリーズ

    1. 優勝
      松井 孝允
    2. 2位
      菅波 冬悟
    3. 3位
      小河 諒

    クラブマンシリーズ

    1. 優勝
      吉田 隆ノ介
    2. 2位
      松井 宏太
    3. 3位
      大西 隆生
    2022年 / 第5戦

    プロフェッショナルシリーズ

    1. 優勝
      吉田 広樹
    2. 2位
      冨林 勇佑
    3. 3位
      松井 孝允

    クラブマンシリーズ

    1. 優勝
      勝木 崇文
    2. 2位
      大﨑 達也
    3. 3位
      松井 宏太
    2022年 / 第6戦

    プロフェッショナルシリーズ

    1. 優勝
      堤 優威
    2. 2位
      菅波 冬悟
    3. 3位
      冨林 勇佑

    クラブマンシリーズ

    1. 優勝
      大﨑 達也
    2. 2位
      菱井 将文
    3. 3位
      松井 宏太


    GR86/BRZ Cupを
    テレビで観戦!

    TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cupをテレビで観戦!

    全戦の模様が、CSスポーツチャンネルJ SPORTS 3の番組「MOTOR GAMES TV」にて放映決定!
    レースの模様から裏側まで、観戦がもっと楽しくなる情報をお伝えします。