• モタスポコラム その112-GR2連勝!チームの瞬時の判断でサッシャ・フェネストラズに勝利が舞い込む/とうとうこの時が来た! NTT docomo Business ROOKIE福住仁嶺ポールトゥウィン! 〜スーパーフォーミュラ鈴鹿第4-5戦〜
    (第5戦表彰台)

GR2連勝!チームの瞬時の判断でサッシャ・フェネストラズに勝利が舞い込む/とうとうこの時が来た! NTT docomo Business ROOKIE福住仁嶺ポールトゥウィン! 〜スーパーフォーミュラ鈴鹿第4-5戦〜

モタスポコラム その112 2026.06.05

  • モタスポコラム その112-GR2連勝!チームの瞬時の判断でサッシャ・フェネストラズに勝利が舞い込む/とうとうこの時が来た! NTT docomo Business ROOKIE福住仁嶺ポールトゥウィン! 〜スーパーフォーミュラ鈴鹿第4-5戦〜
    (第4戦表彰台)

あのレースから時も流れてますが、会う人会う人に、スーパーフォーミュラ見た?と、まるで自分が勝利したかのように問いかける日々が続いております! ドラマチックだったよね? そして、2レース共にとても対照的な内容でした。レースにすっかり魅せられました。それでは、振り返ります。

○搬入日
定例会見と記者会見からトピックを!
キャンセルとなった第3戦オートポリス大会が、次の7月の第5-6戦の富士スピードウェイラウンドに変更、代替開催が可能となり、3レースを行われることが発表されました。昨年のように鈴鹿サーキットで開催となると、ドライバーの体力的にきついこと。G(重力加速度)がS字やスプーンなど高速コーナーが連続するためレース中ずっと首や体幹に凄まじい負荷がかかるのでなし。早急に開催したいことなどを鑑み、次の富士で開催が可能となったそうです。ドライバー、チームは大変だけど、3レースも見られるから楽しみが増えました。これは来ない理由はないということになりますよ?

<日程>
7/17 AM FP1(60分) PM FP2(60分)
7/18 AM 第6戦予選 第7戦予選 PM 第6戦決勝(41周)タイヤ交換義務あり
7/19 AM 第3戦決勝(25周)タイヤ交換なし PM 第7戦決勝(41周)タイヤ交換義務あり
となります。レース三昧!サポートレースもありますので、悲喜交々も大渋滞の感動のレースウィークになることでしょう!楽しみです。

開催地とオーガナイザーがパートナーシップを結ぶことで、地域の活性化もお手伝いしながらの開催を推進しているスーパーフォーミュラを運営するJRP(日本レースプロモーション)。今回は、末松 則子鈴鹿市市長さんがサーキットにお見えになりました。2024年に、鈴鹿市とパートナーシップを締結していますね。印象的だったのが、我が町いや我が市でしょうか、「主な財源はモータースポーツです!」とおっしゃったことです。あらためて「鈴鹿市」がモータースポーツの街であることを確認しました。そんな街にうまれたかったなとうらやましく思いました。

その末松市長が、鈴鹿名産の「お茶」をご持参くださいました。地域が、かぶせ茶の生産日本一ということを知りませんでした。お茶のえぐみに品があって、甘みとも感じる懐深い美味しさ。ほんとこれ美味しかったです。このお茶のティーバッグは、そこらへんのお茶と全く違って、茶葉がふんだんにはいっていてお湯を注ぐとめーいっぱい膨らむんですよ。何度もお湯を注いで出がらしもしっかり楽しみました。これはもうポチらねば。ごちそうさまでした。

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    (ナビクルBuzz MK RACING長谷川謙一監督)

そして、チームの監督会見も行われ、GRから2チーム、ナビクルBuzz MK RACING長谷川謙一監督とTEAM GOH芳賀美里監督が招かれました。芳賀監督は、現地に到着したばかりで言葉少なめでしたね。いつかまた別に取材しますね。一方、長谷川監督は、私もずっと興味のあったロマン・スタネック選手(22歳)のキャラクターを伝えてくれてますます興味津々なドライバーとなりました。

阿部和也エンジニアとSUPER GT GT300クラスで同チームのドライバーを務める木村偉織選手(26歳)がドライビングアドバイザー兼通訳を務めています。木村選手はZ世代。同世代のドライバーが近くにいるのは、まだロマンくん若いだけにとても頼りになる存在ではないでしょうか。ここ結構大事だったりしません?同世代…心のうちを話しやすいというか。

長谷川監督に、レース後にばったりとピット裏で遭遇したので少しお時間をいただき、お話をさせていただきました。ドライバーの懐に飛び込むのか飛び込ませているのか、会見を見ていてもお話をさせていただいてもとてもフレンドリーで、距離が近いと感じます。そして、以前から思っていた疑問を伺ってみました。

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    (ナビクルBuzz MK RACING ロマン・スタネック選手)

ちょっと時系列が前後してしまいますが、書いてしまいます。前戦では2度目のQ2への進出をするなど、FIA-F2ランキング10位、優勝も1度経験もあるロマン・スタネック選手。随所に目立つ活躍を見せています。今大会は、第4戦は雨が止んでしまい順位が変わってしまった…彼はダメだった方、第5戦は、この先の方向性を見つけることができたりと結果的に良いレースとなったようです。

当初、彼は日本のことをあまり好まないようだったそうですが(未知の国でもありますしね)、日本を好きになってもらいたいと雰囲気づくりをしたりと監督自ら頑張っているそう。

そして、質問はこれ。今季は、外国人ドライバー、ルーク・ブラウニング選手のようにエンジニアと共に来日してレースをしたり、いろいろ経緯はありますがKCMGのようにチームに帯同したり、また日本人エンジニアと一緒に仕事をしたりと、GRに所属する外国人ドライバーの戦い方がそれぞれ違います。ロマンくんは、阿部和也エンジニアが担当しています。そう日本人エンジニアが担当。その経緯を伺ってみました。

当初、ロマンくんもエンジニアを連れて来たいと言ったそうです。しかし、監督のお考えとしては、スーパーフォーミュラを知っているエンジニアじゃないと、いくらF1、FIA-F2を知っている方でも困るだろうと。パッときて簡単に勝てるカテゴリーではないとおっしゃり、それでも良いなら連れて来なさいと伝えたそうです。結果、今のスタイルで参戦することとなりました。

たまたま今季は外国人ドライバーの戦い方がバラエティに富んでいて、気になっていたんです。もちろん何が正解かなど、誰もわかりませんが長谷川監督のお考えに従って、新規チームのナビクルBuzz MK RACINGは動いてますね。ブレない感じがして良いです。思い切って聞いてよかったです。今季の活躍を楽しみにしています!

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    (REALIZE KONDO RACINGのピット裏にて)

この日は、洗濯機に目が行きました。何も珍しいものでもないですが、もうお洗濯もガンガンしないという季節になったのかと。洗濯機から時の流れを感じたという、今までにないパターン。そして私はここでコインランドリーの使い方を教えてもらったという。何でもマネージャーさんに聞くのが一番なんですよ!夏の現場や長い出張で、お洗濯できたらいいなあと思ってね。学生以来使ったことないんですよね。ありがとう! 初日終わり。

○第4戦(土曜日)

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    (SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING 阪口晴南選手)

2レースのバタバタの始まり!と言っても何か大変ではありますが、要領を得て動きにも慣れたかもしれません。さて、第4戦の公式予選は、TEAM MUGEN AUTOBACSのワンツー。TOP3にGR勢が入らず、やっぱりアウェイ…を味わっていました。それでも、4番手に阪口晴南選手(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、5番手に福住仁嶺選手(NTT docomo Business ROOKIE)が入り、好調さがそのまま出てうれしく。

9番手に大湯都士樹選手(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、10番手にザック・オサリバン選手(TEAM IMPUL)が入りました。ん、頑張った!という顔ぶれですよね。ザックは、移籍してとてもやりやすいと話してくれましたよ。言葉の問題がクリアできたそうです。少しでも自分にとって良い環境を得たいもの。星野一義総監督のもと、村田エンジニアや吉田データエンジニアのベテラン陣にとても満足していました。あとは結果だけですね〜。このままガンバです。

坪井翔選手がタイム抹消となり22番グリッドが決定。なかなかないポジションからスタートとなりました。こうなると、オーバーテイクショーに期待なのですが、ドライの鈴鹿、どこまで来るか楽しみでもありました。

そうこの第4戦は、予選のポジションからの決勝のリザルトに注目のレースとなったのです。

決勝

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    (予選ではトラックリミットを取られ22番グリッドからスタートの坪井翔選手)

天候に翻弄されたとはまさにこのことという結果です。予選14番手からスタートのサッシャ・フェネストラズが優勝!22番手スタートの坪井翔選手が3位と、ミラクルのダブル表彰台獲得。え?という展開でした。

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    (グリッドの9号車 リアウィングが写ってないけど)

途中雨がぽつりと来たり、このレースがどう展開していくのか?誰がこんなシナリオを…書くわけないんですがね。まず決勝中、まさかのリアウィングが離脱するというトラブルが発生し、KCMG野中誠太選手がクラッシュパッドに刺ってしまいました。何がなんだかわからない、あれだけマシンが回ってしまうと自分がどこにいるかもわからなかったとのこと。これまでも大クラッシュが起きていた場所130Rだったので、私もとても心配しました。ピットにいらしたというお母様と翌日話しましたがとても心配だったと。まずは無事に脱出して安堵。ただ足が痛かったそうで、少し引きずっていたそうです。その日のうちに病院で診察を受け翌日に備えていました。

このクラッシュの状況を見て車両回収に時間がかかるだろうと判断しステイさせたのがトムスの2台。トップにいたクルマは、ピットに向かいます。セオリーとして雨もぽつりと来たので、誰でもそうするだろうと後から言ってましたけどね。ステイしたドライバーたちもピットに入りたいと無線で言ってます。優勝したサッシャくんもね。

その後、レインタイヤが優位に来るほど雨が降らないという事態となりました。レインタイヤには溝があって、熱くなったタイヤを雨水で下げ排水しながら走ります。長靴を履いた子どもが水たまりを選んで闊歩するように、レインタイヤを履いたクルマがコース上のウェットパッチを好んで走っているのは、その為ですね。雨水がないと柔らかいゴムで出来たタイヤは壊れてしまいます。

路面が濡れたくらいでは、温まっているスリックの方が速いかもということになります。雨が降ればもちろんレインタイヤの勝ち。この攻防と判断は、もちろんステイさせたチームもすごいと思いますが、「運」もあるかもしれません。このレースに限ってはね。

実際2位となったHonda松下信治選手は、ピットに向かおうと思ったら、入れなくてステイしたと会見で言っていて、ストラテジーなど立派なものもないままの2位だったことを明かしました。バタバタぶりがわかりますよね。どうする?のやりとりはSFgoで聴けるはず。瞬時に、エンジニアも判断しないといけませんので、大変な仕事です。

決勝のリザルト、10位以内にGR勢が8台。もちろん追い上げて来たドライバーたちもおりますが、トップ3は、優勝のサッシャくんが予選14位から、2位松下選手は予選13位、3位の坪井くんは予選22位とジャンプアップしています。4位のルーク・ブラウニング選手は予選16位、5位のチャーリー・ブルツ選手は、予選20位からと

これもレースですね。判断うんぬん、うまく行こうがミスしようが「結果が全て」のレースの世界。そんなことを話しながら1日が終わりました。こういう時も優勝を持っていくのは、トムスか〜ということも思いました。優勝したサッシャ・フェネストラズ選手担当の大立健太エンジニアは、うれしさのあまり目から汗が流れてました。イレギュラーなレースでしか勝ってないというのも承知しています。ピットリポーターの英美里さんとハグしたと喜んでおりました。わたしは、あまりに泣くのでヨシヨシしてあげましたが、母さんのことは記憶にないようです(笑)。おめでとう!

サポートレースでもトムスの優勝が続き、トムスしか勝ってないじゃん(もちろんそんなことはないのだけれど)と舘会長の顔を思い浮かべながら、帰路に着きました。強っ!

○第5戦(日曜日)

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    (こちらには第5戦グリッドにて )

ピットの裏が朝から人だかり。ラリージャパン2026の開催を翌週に控えたTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team勝田貴元選手が鈴鹿に応援に訪れ、ファンの方に囲まれていました。大変だと思うけど、微笑ましい光景でした。世界の人になっても『ファンサ』をマメ。気軽に声をかけるのも申し訳ないけど、かけちゃいました。ラリージャパンになったら、それどころではないだろうからね。もちろんラリージャパンで勝って欲しいという気持ちはありますが、長い目で見てワールドチャンピオンですよね、やっぱり。私も老い先短いのでちょっと早めでお願いしますね!って思いながらすぐ去りました。

勝田貴元選手は、サファリ・ラリー・ケニアで初優勝を遂げさらに1勝を挙げての凱旋帰国。人気がさらに爆上がりでファンも認知度もますますあがってどこでも人だかりじゃないかな。午後にはセバスチャン・オジェ選手も鈴鹿へ到着。お目にかかれた方おりますか?世界の2人が応援に来てくださって舞台は整った!というか、整いすぎ。かっこいいところを見せなくちゃね!

そして、今回も速いなあと思っていた彼がとうとう来ましたよ。福住仁嶺選手! GRに移籍してから2回目のポールポジション獲得!セット変更が功を奏してなのかな、チームと協力して得た一番時計。この時の内容の詳細は伺ってませんが、判断力が素晴らしい!と石浦監督がおっしゃっていました。

なかなかポールポジションをライバルのHonda勢が速く取れませんでしたが、ライバルのポールを止めました!Honda勢の速さが際立っていて、太刀打ちできない状況が続いていましたが、やってくれました。

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    (ランキングトップのHonda 太田格之進選手選手)

でも、今季の仁嶺くんが結果を出すのは早そうと思ったのは私だけではないはず。毎回書いてるように思いますが…。ライバル陣営のHonda太田格之進選手も記者会見でそう言ってましたね。でも、チームのベテランメカたちは冷静。「喜ぶにはまだ早いです」とパルクフェルメで言っていて、通常モードでした。こういうとこ流石ね。

予選では、トラックリミットを取られるドライバーが数人いて、正式なリザルトが変わりましたが、「超」がいくつも必要なほどの激戦であるのは間違いなかったですね。

そして、今季SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGINGがやっぱり調子良い。第5戦、大湯都史樹選手はQ2に行けませんでしたが、それでも阪口晴南選手と共に、チームを盛り上げています。晴南くん今回、第5戦4位ですしね。今季伸び代大きい2台、良い感じです。

第5戦、いざ決勝!

レースは、とても熱く!抜きつ抜かれつの史上最強の内容だったと思います。ラストの盛り上がりは言葉になりませんね。あのレース見た?と何回も言ってしまう気持ち、共感して欲しいです。

ラスト3秒残しのオーバーテイクシステム。3秒も偶然残った数字だったのかもしれませんが、Honda岩佐歩夢選手との攻防は素晴らしいものでした。ただ岩佐選手に抜かれて、仁嶺くんが2位になった時、そうかやっぱダメかと諦めた自分がいました。簡単には勝たせてくれないのかと思っていた矢先の抜き返すあのミラクルなシーンが繰り広げられました。3位になったHonda太田選手は特等席で見ていたと。確かに。真後ろでその攻防を見ていたなんてね。What a race ! ですよね!メディアセンター内も拍手が巻き起こりました。

チェッカー後、Three best friendsが集まって祝福。晴南くんとHonda牧野任祐選手の三人で讃えあっていました。あとは、晴南くんだけだ。優勝してもらわないとね。ファンの方もみんなわかってますね。最後に讃えあう姿は、子どもの頃から一緒に戦って来た仲間にしかわからない友情で包まれていました。子どもの頃から一緒に戦って、みんなトップカテゴリーにいて…すごいね。

こちらも覚えておいてくださいね。KDDI TGMGP TGR-DC小林可夢偉選手!ルーティンのピットを引っ張って引っ張って引っ張って、ファステストラップと10位ポイントゲット!これも今回調子良い結果ですね。 チームメイトの小林利徠斗選手も上り調子。可夢偉くん中心のクルマづくりがうまく行ってるのかなと。ル・マン24時間頑張ってを言い忘れました。WECスパのお話は少し伺ったんだけどね。ル・マン24時間も控えドキドキがもう始まりました。

次戦は、上記にも書きましたが3連戦!サポートレースも、コンテンツもいっぱいなはず。例年めちゃくちゃ盛り上がってきた夏のスーパーフォーミュラ! 以前はほんとこの夏のスーパーフォーミュラは大苦戦だったんですよね。私が通う美容院に入られた新人さんもなんとお父様と来られるそうです! 

ネタ拾いはいっぱいしていたのですが、スケジュールがキツキツでアウトプットが間に合わない!またね!

大谷幸子の近況

ほぼ家に居ないので時間がない!もうちょっと、あとちょっとで3ヶ月ぶりに休めます!
以上!

(写真 日本レースプロモーション 大谷幸子  テキスト 大谷幸子)