• モタスポコラム その13-2021年シーズン開幕目前!岡山公式テストに行って来ました!

2021年シーズン開幕目前!岡山公式テストに行って来ました!

モタスポコラム その13 2021.3.17

GRスープラ2年目のシーズンが間もなく開幕します。開幕の足音と言えば、ファンのみなさまおなじみの岡山国際サーキットで行われる公式テスト!昨年は、無観客テストというさみしい新車デビューを果たしたのですが、今年はお客様へお披露目のテストとなりました!良かった!ほんと良かった!公式戦ではないけれど、このテストはやはりお客様が最初に見られる機会となるので、とても貴重です。

そして岡山国際サーキット!昨シーズンは、コロナ過での安全なロジスティックを鑑みた結果、エントラントが主に拠点を置く御殿場からできるだけ近いサーキット(富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎ)が選定された為、地方のサーキットでの開催はかないませんでした。この岡山国際サーキットも公式テストは行ったものの、開幕戦そのものが延期となりリスケジューリング、レースカレンダーに載らないこととなった訳です。ですので、今般のテストに4月の開幕戦、西日本のお客様も楽しみにしていたのではないでしょうか!昨年に続き、虹が出てたよ。

待ちに待ったテスト開催前に残念なお知らせもありました。昨年のGT500クラスチャンピオン、1号車STANLEY NSX-GTの牧野任祐選手がテストを欠場となりました。昨年末に髄膜炎で療養とアナウンスがあったのですが、今回は武藤英紀選手が代わりを勤めました。牧野選手元気かな。早く戻って来てくださいね!回復を心から祈ってます!ほんとに。

いつものサーキットの雰囲気は、オフシーズンがあったことさえ忘れてしまうほど、自分に馴染んだ空気。すでに年明けにはオフシーズンの開発テストが始まっており、エントラントの方々は現場は初ではなく。私は、あけましておめでとうでしたのでピット周り。今季もサーキットに行かせていただくことに感謝しつつ、しっかり伝える為にピット周りをすることは私の大切な仕事でもあります、設営で忙しいみなさんの空気を読みながらですが。

設営日の午後だけ冷えましたが、テストの2日間は春の陽気でした。4月の開幕戦もこうだと、取ったデータが活かされて良いですね…。まだ開幕戦までに公式テストがもう一回あるので、楽しみを残しつつレポートしますね。

〇14号車 ENEOS X PRIME GR Supra

まずはカラーリングですね。大嶋和也選手ご自身が考えたとのこと。メインスポンサー様復活で少し懐かしいオレンジが戻って来ました。ただよく見るとやはり新しいのですよ。これはサーキットでご覧になって欲しいのだけれども、ピットウォークなども実施は無理かもしれないので、コースサイドで姿を拝んで欲しいですね。久しぶりにスポンサー関係者様と再会。おかえりなさいと、ファンのみなさまコメントくれますよと話したら、喜んでくださっていました。またよろしくお願いします。

  • モタスポコラム その13-2021年シーズン開幕目前!岡山公式テストに行って来ました!
  • モタスポコラム その13-2021年シーズン開幕目前!岡山公式テストに行って来ました!
    (山下健太選手をなかなか捉えられず…。すみませんちょっとで)

昨年新規チームとして参戦しましたが、今季さらに体制を新しくし大嶋和也選手の相棒として、山下健太選手がスーパーGTへカムバック、2019年のチャンピオンコンビが復活しました。メカニックも昨年より現場で学ばれていたトヨタ自動車の社員の方々も参加!一緒に戦います。新しいものをカタチにしていくのはとても大変かと思います。チームづくりも同時進行で苦労は何倍かもしれませんが、頑張ってくださいね!

〇19号車 WedsSport ADVAN GR Supra

カラーリングは白が多くなりましたが、今回のテストではまだボンネットだけ…とベテランメカさん。カラーリングは開幕戦まで変更あるある、作業の行程の途中はテストあるあるです。
昨年は、予選で良いポジションを獲得するもなかなか結果に繋がらないこともありましたが、今季はもちろん課題を充分に解決して前進して行って欲しいです!切に願ってますよ。今年もドライバーラインナップは国本雄資選手と宮田莉朋選手!そして、心強い方をスタッフに向かい入れていました。ひたむきに頑張るマサ監督から今季もおやつをいただく…ではなく応援したいですね。張り切って参りましょ!

〇36号車 au TOM'S GR Supra

今季はドライバーが変更。坪井翔選手が移籍し、関口雄飛選手と共に戦います。昨年、シーズン途中でタイトル争いから脱落しちゃいました。前半が良かっただけに残念でしたね。今年は、すでに終えている開発テストで坪井選手が走ったセッションは常にトップタイムだったそう。テストで早くてもしょうがないけど、と前置きしつつ東條力チーフエンジニアも楽しみとのことです。今の若手ドライバーのレベルの高さも素晴らしいとのこと。関口選手との相性も良い感じ。坪井選手にインタビューをしましたので、それは今回のコラムの最後に掲載しておきました!追ってご覧ください。

〇37号車 KeePer TOM'S GR Supra

昨年タイトルまで、ほんのちょっと…でしたね。あっという間に新しいシーズンを迎えました。昨年の流れからすると、山下健太選手はこのクルマに乗ると思っておりましたが、平川亮選手とコンビを組むのはチーム内の移籍でサッシャ・フェネストラズ選手。今のトムスの2台、4人のドライバーのどのカップリングでも速いと思うので、チームが考えに考えた結果ではないでしょうか。平川選手はあの悔しさを乗り越えてもらうには、タイトルを再び獲ることかな。まだお若い分、息の長いドライバーとなりそう。彼に気づかれないように、邪魔しないように写真を撮りたいのですが、どうにもデカいから気づかれてしまってね…。3月7日生まれの速いドライバーさん、今季も健在。現場で迎えたお誕生日、おめでとうございました!

平川選手の相棒がビザの関係で入国ならずで、今回は阪口晴南選手がドライブ。阪口選手の駆るGT300クラスの96号車には、今季スーパフォーミュラライツでデビューするさらに若手の平良響選手が乗るという“ところてん(知ってる)式”のテストでした。若手はこのチャンスをのちに繋げて欲しいですね。外野のおばちゃんが言わなくても充分そのつもりだと思いますが。

チームに伺いましたら、フェネストラズ選手は緊急事態宣言の解除のタイミング待ちだと。そのタイミングでビザが発給されていくそうです。そうなると開幕戦は黄色信号となりますが、入国が絶望という訳ではないので、早くサッシャくんのお顔も見たいですね。

〇38号車 ZENT CERUMO GR Supra

クルマのカラーリングも含め常に大人気のチーム。今季もドライバーは、立川祐路選手!現役続行が何よりうれしい!そして石浦宏明選手も!大ベテランコンビで挑みます。エンジニアは、田中耕太郎氏、名物エンジニアですね。彼が引き上げるチカラ、メカニックがのびのびやれる環境を与えて仕事をして来たのをこれまで見て来たつもり。彼の手にかかればという感が私はあります。

そして、この3ショット!ええそうなんです、全員社員で構成の内製チームというとあれ?ですが、みなさんの所属からするとサラリーマンチームなんですよね。全く的を得てない説明ですよね?プロフェッショナルすぎて…。社内異動で、GT300クラスから500クラス復帰を果たしたのがコータローさん。その他にもチーフメカさん、マネージャーなどなど若干体制が変わりました。昨年、思いのほか苦労したこちらのチーム、勝ちたいという声が中から聞こえて来て、そのムードも現地に入って感じましたね。若い頃から良く知るメカニックがチーフになり、それも応援しないと。大ベテランさんたちの心配はしていないので、とにかく走り続けてください!頑張って!

〇39号車 DENSO KOBELCO SARD GR Supra

こちらは昨年新体制になり2シーズン目。早くも安定感すら感じます。ドライバーラインナップは変わらず、今回のテストでトップタイムだったヘイキ・コバライネン選手と中山雄一選手です!ミスターGT脇阪寿一監督も健在。中山選手がたくさん周回してました。そしてチームの伸びしろスゴイ。一度勝つとチームのまとまりは早いと長年見て来てそう感じることが多いのですが、ココはまさにそう。侮れませんね。愛妻家であるコバライネン選手、奥様はどうされたかなと思って伺ったら、ヘイキは開発テストの為ひとりで1月に来日。奥様は緊急事態宣言解除待ちなそうです。さぞかしさみしいかと思いますが、またサーキットでお目にかかれる日は近いかも。早く奥様と再会させてあげたいね。

  • 〇坪井翔選手インタビュー

    モタスポコラム その13-2021年シーズン開幕目前!岡山公式テストに行って来ました!

昨年14号車で大嶋選手と常にアグレッシブな走りを披露し、スーパーフォーミュラでは、全7戦のシリーズで2勝を挙げました。今の若いコ、ポっと乗って速い!と言ってましたが、彼も充分その有望な若手のひとりで、話していてちょっと笑ってしまいました。そう言った意味では今、ライバルメーカーも含め若手が育ち盛りですよね。ゆるい雰囲気を醸し出しつつ、走るときっちり前にいる。ですので、驚きも倍。そして、坪井選手のインタビュー返答も適切で今の状況が非常に良くわかりました。それではインタビューをどうぞ!

―――いよいよシーズンが開幕します。現在の心境をお聞かせください!
坪井選手「チームが変わり、GRスープラxブリヂストンのパッケージ以外の自分の環境が変わりました。しかし、今のところとても順調でタイムも速いですね。この岡山公式テストの前にも2回開発テストに参加したのですが、自分が走るセッションはそれぞれトップタイムで走ることが出来ました。自分がなぜこんなに速く走れているのかはわかりませんが、今のところ好調です。関口選手とは良いコミュニケーションが取れていて心配ないです。

36号車担当の吉武エンジニアは、このチームに在籍していた2018年に全日本F3選手権でチャンピオンを獲得した時に担当してくれていたエンジニアでもあるので、コミュニケーションも全く問題ないです。そう言った意味では、今置かれた状況が上手くかみ合っているのだと思いますね。テストだけ速くてもしょうがないので、現状に満足せず行きたいと思っています。タイムは確かに出ているのですが、乗っているクルマのフィーリングとしてはまだまだ改良の余地があると感じています。昨年、36号車はタイトル争いで失速してしまい、昨年の状況もチームから聞いているので、それを踏まえたメニューも組んで現在テストをしていますので、今季は失速しないようしっかり準備をして行きたいと思います」

―――チームメイトの関口選手はどのような存在でしょう?
坪井選手「チームをすごく引っ張ってくれて、オンオフのメリハリがしっかりしています。エンジニアとのミーティングもだらだら話している時間が長いのではなく、要点だけ掴んでテキパキと行い、無駄に長くなることがないのでエンジニアとの話が迷わずに済みます。話している時間が長くなると、余計なことも話してしまうので、エンジニアも迷子になると思うのです。要点を的確に話すことでクルマの方向性を間違うことはないのかなと思っていて、それがいま上手く機能しているのかなと思っています」

―――36のゼッケンをつけることについて
坪井選手「移籍すると思っていなかったので正直びっくりしました。トムスの2台が強いので、そこに入るプレッシャーもありましたが、このチームで走れることのうれしさもあります。スーパーGT参戦3年目となりましたが、2018年ぶりに帰って来たチームでもありますし、トムス2台ともエースですけど、37だけではなく、昔からのこのエースナンバーで何とかチャンピオンを獲得したいですね」

ありがとうございました!彼はホント話すチカラもあるので、とてもわかりやすいんですよね。ドライバーさん、クルマを速く走らせることだけではなく、話すことも本当に上手。それはクルマづくりにも活かされますから重要です。今季も期待していますね。

昨年より続くコロナ過で、体制が充分に組めないシーズンの幕開けとなるチームもありますね。どうにか少しでも万全の体制を組めることを祈っております。

そして、3月27日(土)、28日(日)富士スピードウェイにて2回目の公式テストが開催されます。観戦できる状況・環境があればいいなと思っています。昨年、観戦できないことが多かったので、少しでも機会があればいいなと。今季も動き始めています、あらためてよろしくお願いいたします!またね!

大谷幸子の近況

本文が長いので短めに。オフにしっかり休んでしまったので、今年はこのまま現場に戻れないかと思っていました。公式テストが始まる前から開発テストは何度も行われていますが、仕事仲間から、早く現場に戻って来なさい!と言われましてね。え?と思いました。隠居モードを解除してくれた言葉でした。うれしかった。行きたいからと言って、勝手に現場にはいけないですけどね。そんなこんなで、うぐいすの声を聴きながら原稿を執筆していますよ。
日本の四季を感じながら、私もリスタートです。
今回のコラムは、万年初心者の素人写真満載でお送りしてみました。シャッタースピ―トあげたままで練習(取材の一環ですが)したり、一脚も練習してないから使えなく手持ち。あたりが少ない…。テストの時しかコースサイドに行く時間がないのと岡山はコースが近いので素人でも撮り甲斐があるんですよね。相変わらず上達しませんが爆音にドキドキで楽しかったので…。パソコンで見て画像を読み込まないなあ…あれ?ピンボケかい!そんな感じの岡山でした!では!