2021スーパーフォーミュラ開幕戦
モタスポコラム その15 2021.4.9
行って来ましたよ~。ホンダ勢速し!完敗です。
この時期に富士スピードウェイでトップカテゴリーの開幕戦が行われることは“稀”。これも今年開催予定の東京オリンピック2020で、富士スピードウェイが自転車競技の会場となっていることで調整された異例のスケジュールだからですね。記念すべきオリンピックが開催されると思うと生きているうちに見る機会など無さそうですので見たいな。それはさておき、そのウェルカムな“異例”のおかげで、春ならではの光景が!トップ画像のタンポポです。グリッドの脇にこんなに咲いているとは知りませんでした。桜を背景にしたマシンの写真もたくさん撮られていて、みなさんセンスありますね。SNSで拝見させていただいております。日本に生まれて良かった!モータースポーツが好きで良かった!と思いながらサーキットに入りました。では、振り返ります。
サーキットに入る前にちょっとご紹介。富士スピードウェイ周辺の道路は、第二東名の工事が急ピッチで行われていて、私が滞在した御殿場のホテルにも、少し前の公式テストの際もそうでしたが、沢山の関係者の方が滞在していました。昨年から訪れる度にますますサーキットのある小山町の景色が変わっているんです。東ゲートと西ゲートをつなぐ道路の途中には、ラウンドアバウトが出来ていました(富士スピードウェイのツイッターに動画がありましたよ)。道路事情をスムーズにするためのものですが、久しぶりに遭遇したので慌てました。みなさんがサーキットを訪れる際にもきっと発見があると思います。注意してご覧くださいね。
御殿場インターではなく足柄のスマートインターからサーキットに向かうことにだいぶ慣れてきたのですが、菜の花、桜、ほんときれいでした。サーキット内の駐車場の桜。もっとたくさんあるのですが、桜の咲く富士、私は初めてでしたね。
新しいスーツに身を纏うドライバーさんたちのプロフィール撮影が行われるのが開幕戦。チームでも記念撮影をしたりと開幕ならではの光景がちらほら。今季はあらたな体制で参戦される14号車の大嶋和也選手とチームの集合写真の撮影の風景をカメラマンさんにお願いして撮らせていただきました。出来上がった写真は、チームさんのところでご確認を。毎年思うのですが、集合写真はあとで見ると余計に思い出になりますよね。それは紙焼きの写真からデジタルになろうが、価値はそのままです。記念撮影というかしこまった言葉が素直に入り込んで来ます。だから、撮影はお手間もかかるけど絶対撮った方がいいと思っています。
今季イメージをガラリと変えた、19,20号車のチームインパル。スポンサーさんは変わらずですが、イメージを一新しました。白から黒へと大きく変わりました。星野一義監督もどう?と2回の公式テストと開幕戦と既に3回印象を聞かれている私です。もちろんかっこいいです。昨年タイトルに近づいたので、今季はその宿題を獲りに行く活躍をテストから見せていますね。特に昨年ランキング2位だった平川亮選手は、各陣営から警戒されています。今季も関口雄飛選手と共に期待していますよ!
マジックアワーのムードに包まれながら設営日は終了です。
トヨタ勢苦しい展開。Hondaさんがトップ3を占めました。トヨタ勢最上位は、5番手の39号車阪口晴南選手!ルーキーながら頑張ってくれました。田中耕太郎エンジニアがすごいすごいと喜んでますと、同チームの石浦宏明アドバイザーが教えてくださいました。
ルーキーながらというのも今更なくらい、阪口選手はプロフェッショナル。話してみると感じますが、ベテランドライバーからコメント取っているような語彙の豊富さと自信と的確なコメント。同じくチームメイトの坪井翔選手もそうですね。状況を説明するのが上手い。これはヒアリングする側にとっては有益だと思います。
それは、ルーキーの宮田莉朋選手にも感じる点ですね。全日本のカートから永遠のライバルなそうですね。他のドライバーさんもプロで尊敬するのですが、若いドライバーさんに“若いコ”として接する度にわたくしは反省、いや猛省させられます。年齢など関係なくプロですからね。トップカテゴリーのドライバーさんほんとクレバーな方ばかり…。
公式予選は、阪口選手以下、宮田選手6番手、7番手に平川選手とトヨタ勢トップ3はこのようなオーダーでした。平川選手は、最後にマシンにトラブルが出てこのポジションとのこと。ポールを獲りに行ったに違いないですが、ちょっと残念だったけどこの位置から決勝をスタートすることとなりました。
最年長ドライバーとなった中嶋一貴選手。昨年、復調したシーズンだったので、今季に期待ですが、WECとの兼ね合いでどれだけ参戦できるか?そこが一番のポイントなのは変わらずです。2グループに分けられた予選Q1を3位で通過、Q2では走路外走行で記録が抹消となりドロップ。本人自覚があったそうと担当の大立健太エンジニア。2シーズン目の若手エンジニアが彼と共に頑張っていますが、もったいなかったと言っている間もなく、先のことに目を向けてますから冷静です。わたしの“グーのマイク(手の拳のマイク)”にいつもいろいろ答えてくれます。
Honda勢の野尻智紀選手、大湯都史樹選手、福住仁嶺選手、病気療養中の牧野任祐の代役となる笹原右京選も加えた各ドライバーさんたちの好調ぶりは、トップを入れ替えながらもモニターの上位にいらしてずっと続いていましたね。
出遅れたように見えていたディフェンディングチャンピオンは、予選はQ2へ進めませんでしたが、きっちり決勝に間に合わせました(フリー、ウォームアップともにトップタイム)。やはりそこは山本尚貴選手らしいです。4度目のタイトルに向けて猛チャージ。やっぱりすごいね!怖い存在です。ホンダ勢脅威。
開幕戦の予選で今季の勢力図がわかると教えてくれたエンジニアがいました。それは、スーパーGTの事だったかもしれませんが、スーパーフォーミュラもまずはプレシーズンテスト通りでした。そんなことを思い浮かべながら、夜21時くらいだったかな、仕事を終え駐車場へ向かうとアナグマが道路を横切り、呼ぶと返事をする光景に出くわしました。動物登場、サーキットあるある。一日の〆がこれ、ほっこりしましたね。食べ物に困っていたのかな…。
朝からジムカーナ場付近の道路でアナグマを目撃。ゲートの前にオブジェのように立っていました。おはようと心の中で声をかけつつ、返事は勝手に妄想(笑)。雨の予報が出ていたので、駐車場からメディアセンターに向かう際に傘を忘れずに持ちました。夜帰るときにずぶ濡れになるのはイヤですからね。でも、サポートレースが始まる頃は、こんなに良い天気。降らないんじゃないのという気分でしたね。富士スピードウェイのセーフティカー青いGRスープラかっこいいから好きだわ。
ピットビューイングが実施されていて、ピット前とホームストレートには入場が可能でした。2日間に渡り、ホームストレートに登場したレースクィーンのみなさまとはお目にかかることが可能でしたね。それと写真は控えますが、ピットのマシンも間近でご覧になれたと思います。あまりにクルマが見えていたので、わたしの写真はナシで。以前のピットウォークでは逆にマシンは見えないことの方が多かったで、これはこれで良いと思いますね。
サポートレースもたくさんあって、モータースポーツ三昧な2日間。全部を見届けるのは難しかったですが、これまで同様ミドルフォーミュラに参加型レースも組み込まれていて開幕戦は本当に感慨深かったですね。コロナ過の2シーズン目、ちゃんと開幕した!という気持ちですかね。どのカテゴリーも楽しそうでいつも通り♪でした。
スーパーフォーミュラのスターティンググリッド。ピットを全部見て回ることなど、到底できませんので短い時間で見てまわる忙しい時間帯。バタバタ走りまわっていたら、どうも~と声をかけてくださる方がいらっしゃいました。わたし少し目が悪いので、じーっとお顔を確認したら、こちらの方でした!
確認しちゃうとは失礼な話ですが、わたしのような裏方の人間にも、サーキットでお目にかかると声をかけてくださるんです。お一人でしたので、どなただろうと近づいて確認してしまい、恐縮ですしか言葉が出ませんでした。14号車のチームオーナーとしてサーキットへいらしていたモリゾウさん。ビッグな方の登場は、このカテゴリーの未来も担っていると感じるのは私だけではないはず。バチバチに良いレースをしてもっともっと盛り上がっていって欲しいですね。
レースは、Honda勢が表彰台独占!おめでとうございました!トヨタ勢は、平川亮選手が4位に入りました。そして、7位にルーキーの宮田莉朋選手、8位に国本雄資選手、9位にルーキーの阪口晴南選手、10位に大嶋和也選手が入賞で幕を閉じました。
早めのピットインでアンダーカットに成功したクルマ、引っ張って速さを武器にしたクルマ、戦略はそれぞれでおもしろかったです。そして今季からオーバーテイクシステムが200秒となったことで、これまた戦略が広がりましたね。次戦は、鈴鹿サーキット。Hondaさんのホームです。このままHonda勢優勢が続くのか、トヨタ勢が巻き返すのか?とにかく熱い戦い間違いなし!
コンド―レーシングさんの公式Twitter、良い時も悪い時もあって、悪い時に一緒に頑張ってくれるのが友だちだよね!ってつぶやいてました。鈴鹿ではたくさん書きたいから、スペースいっぱい取っておきます!ファイト!
では、また!
大谷幸子の近況
短めに…。開幕戦、凹んでいるドライバーさんにコメント取りとかこちらも辛い。心を鬼にして仕事をして来ましたが。プロに対してどう接して良いかは、空気をめちゃくちゃ読まないとだけど、何も言わないのが一番ですね。プロですからそこは必ずご自身で乗り越えますから。心のなかで沢山頑張れって言ってますよ!裏方も本格的にシーズンイン!そっと頑張ります。