2位表彰台おめでとう!そして、明日は明日の風が吹く! ~スーパーフォーミュラ第6戦富士~
モタスポコラム その43 2022.7.29
久しぶりのレースは、表彰台を獲得したというのにちょっと残念な気持ちで終わってしまい、一生懸命、次だ次!とポジティブに言い聞かせて帰って来ましたよ。富士は5月のSUPER GTを思い出し、鬼門なのかな…なんて思ってしまいました。しばし呆然というか…。今回はこれまた違った終焉ですけどね。
一カ月ぶりの現場は、雨からのスタート。雨がらみのレースなのかと思いきや、日曜は晴天に。もうね…。では、振り返ります。
〇まずは搬入日の様子から。
チームのみなさんに伺ったら、いくつかのチームは、前日にファクトリーから搬出した際にもうサーキットで設営を済ませたところもあったそうです。近いファクトリーも多いですからね。ゆったりスケジュール。今回は、併催レースもGRイベントが2つ。これはちょっとうれしかったな。他のカテゴリーを最近取材していないので…。
KCMGのみなさんが少し早くご出勤。ドライバーの救出訓練があるということで、立ち会いました。メカさんたちがクルマを用意し、実践開始です。手慣れた作業で練習をしていました。迅速な対応にいつも頭の下がる思いです。お疲れさまです!
ピットウオークが終わったあとの予選の時間が近づくにつれ雨はザーザー降り。シャワーで予選も出来ないんじゃないの?なムード。勘弁して~と思っていたら、雨量も確かに多かったのですが雨と霧とのインターバルを縫うようにして予選が行われました。予選フォーマットが変更され、30分一本勝負のタイムアタックに!コース上にクルマが全車いるわけで、アタックのタイミングが難しいかもしれないけれど、私はこの昔の形式がちょっと好きだったりします。
雨だとピット位置が重要でもあります。1コーナーに近い先頭は、視界が一番良好なので明らかに有利なのがウェットの時。そして、途中、赤旗などでタイムを出していない時にセッションが中断してしまったら、それもウェットだとその雨と雨によるアクシデントでセッションが止まる回数が多くアタックのタイミングを失いますよね。結果から言うと、ポ―ルポジションを獲得したのは確かに先頭ピットのcarenex TEAM IMPULの関口雄飛選手でしたが、ピット位置も大事だけれど、それ以上に速さがあったと思います。
悪天候の今回の予選では、やはりスピン、マシントラブル、走路外走行などなど、思いつくアクシデントが悲しいかな沢山起こりました。それもトヨタ勢にね…(号泣)。コースに水もたまってしまうコンディションで荒れ荒れのセッション。雨脚も断続的に強弱を繰り返し、一瞬のチャンスをいかにモノにするかがキーでした。
〇決勝日
朝のフリー走行の30分で雨が上がり、スリックタイヤの皮むきにバタバタ走りまわるメカニックたち。正味10分も満足に走れたかなという状況で終えました。
GR86/BRZ Cup プロフェッショナルクラスの決勝が行われた昼には、汗が噴き出すほどの晴れに見舞われました。スーパーフォーミュラ決勝もスターティンググリッドでは、少し曇って来ましたがドライコンディションで行われましたね。朝、ドライでろくに走っていないので、満足に合わせ切れていないのはみんな同じですが、前日と路面が変わりすぎました。では、ここからはトピックが多かったので、ドライバー別に振り返ります。
予選で、雨が強くなる前に、とっととアタックして優位にしたいもの。誰もがそう考える中、計測ラップ2周目に注力したという関口雄飛選手。圧倒的な速さで、他のクルマをコンマ9も離したタイムで余裕あり。もちろんポールポジション獲得。あのタイムを出したあとは、周囲とのタイムを鑑みセッションの残りの時間をピットで待機しセッションを迎えました。
いつも冷静沈着な雄飛。アタックの最中は、自身のスマートフォンをメカさんから手渡しで受け取り、雨雲レーダーで細かにチェックしています。ほら手に持っているでしょう?自分の目で見て判断するのが、読めない天候の中では最善策。自分で決断するのが納得も行きますしね。
ポールを獲得した瞬間、星野一義監督は、雄飛もレースで良い思いを味わってもらいたい。ひとりだけ我慢をさせるのは…、とおっしゃっていたんです。とてもうれしそうでした。チームメイトの平川亮選手は今季2度優勝していますから、やはり心配だったのでしょう。
まだ予選だからということで、喜びもちょっとだけ。ポールポジション記者会見も淡々とこなしていましたね。
決勝日は、朝からいつも通りエンジニアとのミーティングなどをこなし忙しそうにしていました。日中、オフィシャルステージのトークショーへ登場。たまたまイベント広場で私は取材をしていましたのでステージに注目。お客様に向けとても気さくに話す雄飛。いつもちょっと強面(こわもて)なので、いいぞいいぞと思って見ていました。
あとで、公式YouTubeで全部見たのですが、今季、現場からテレビ中継のピットリポートをされているのがレイザーラモンRGさんとレイザーラモンHGさんなのですが、雄飛は若い頃お二人の運転手をしていたそう。オフシーズンに雄飛のインタービュー記事を執筆したのですが、シートがなくなって苦労している空白の時期がほんの少しだけありますね。あの頃なのかな~?F3(全日本F3選手権)の頃だったと言ってましたね。勝手に妄想しつつ、短い間とは言え、どこに縁が転がっているかわからないものだと思いました。
決勝では、終盤タイヤが外れてしまう痛恨のアクシデント。チームリリースによると検証中で再発防止に努めるとの事ですので、ここはチームで解決していただきましょう。レース後のミックスゾーンで取材を受ける雄飛はサバサバ。起きてしまったことは仕方ないです。別件で電話がかかって来たので、少し話して去り際に残念だったね…と。触れない訳にはいきませんよね。迷ったけど、さっき終わったばかりですからねレースが。はい悔しいですねといいつつ、また頑張ります!と明るく言ってくれました。という訳で心配はしません。ガンバです!
チームメイトの平川亮選手は、オープニングラップで姿を消してしまいましたね。もらい事故ですが、やっぱり予選のポジションで中団にいるのは危険。全車スタートダッシュで埋もれてクラッシュのリスクも上がります。どんなに上手い亮でも避けられないタイミングでした。まずは、課題の予選をどうにかしなくてはね!ほんとガンバ!
予選2番手!やったー!からの表彰台です。復調の様子が見えつつも、結果残したいと焦っているだろうなあと心配でした。まずは、おめでとうございます。
ただね、もうご存じですよね。セーフティーカー(以下SC)がらみで、トップに立ったのに優勝を逃したということの方が大きいかな。トップに立ってSCが導入され見えないSCを追いかけないといけませんでした。しかし、減速しちゃったんですよね。後ろのクルマ以下は、坪井くんに連なり走りました。減速している彼を抜くことは出来ません。他のドライバーたちは、何人かに伺いましたがもちろん不要な減速に気づいていたそうです。
ただピットに入っていたクルマがいたんですよね。そのクルマがピットアウトしてコースイン。その際に坪井くんは最終コーナーを立ち上がってストレートを走り始めていました。ウェービングしてタイヤを温めていましたが、コースインするクルマを見て、スピードを取り戻して追いかけましたが時すでに遅し…。SC以下、隊列走行になりました。
テレビを見ている限り私も何が起きたのかよくわからず…。レース後の会見でトップに立ったことで安心してしまいました…、自分の責任ですとおっしゃっていました。でも彼だけの責任にするのは酷。これもチームが対処してくれるでしょう。それでも2位表彰台!残りはガンガンに行ってくださいよ!チームメイトと共に復調の兆し。次も頑張ってくださいね!
こちらは、SCのタイミングで上位に浮上したパターン。前日の予選は、マシントラブルでストップ。赤旗の原因を作ってしまったのでなんと最後尾。自分のミスでもないけれど、最後尾はキツイ。上位フィニッシュでこれまで来ただけに痛いなあ…と思っていました。
SCのタイミングでピットにいて、坪井くんがのんびり走ったことで恩恵を受けました。4番手でコース復帰でこれはラッキーでした。ピットに呼び寄せたチームの判断も良かったですよね。
予選で最後尾になり、チームとエアロを削る作戦で臨んだそうです。ストレートだけとにかく速く走って追い上げるということですね。地道に頑張っていたところの転がり込んだ上位入賞。あとひとつで表彰台まで頑張り、チャンピオンに果敢に挑みましたが、今回は4位でフィニッシュ。スタートを考えれば万々歳な結果です。
チームメイトのジュリアーノ・アレジ選手が、マシントラブルでリタイアしていました。大立くん(エンジニア)!次はしっかり頑張ってよ!
他車と接触して、マシンが大破してしまったサッシャ・フェネストラズ選手。身体が無事で良かったですよね。サッシャくんのSNSが更新されていて、元気な姿を拝むことができました。安堵。ドライバーさんたちが教えてくれたのですが、マシンが大破したあのシーンはもちろん衝撃でしたが、マシンが壊れないクラッシュだとカラダにダメージ受けるそうです。マシンがサッシャくんを守ってくれたんだと思うとスゴイしか言葉が出て来なかったです。しっかり休んで来月のレースに備えて欲しいですね。8月は3レースもあるぞ!がんばりましょう!
くま吉と再会しました!拍手!以前よりかわいさが増していました♪サーキットでは、たくさんの方に弄られていましたが、ほんとかわいい。
強力な応援団との再会は、3日間で10分にも満たなかったかもしれませんが、うれしかったですね。イマドキのダンスをしてもらいました。また、会えるといいなあ~。くま吉さんのサーキットへの出張が決まったら早めに教えてもらわないと。くま語で連絡取らないといけないしね!
雄資も健太もポイントゲットで、優勝を逃したことは大きいけど、地道にみんな頑張っていると感じた富士ラウンド。もうこのカテゴリーは、2大会しか残ってなく。2大会とも2レース制なのできっとバタバタ。4レースともトヨタ勢にとってはアウェイのコースですが、頑張って欲しいですね!では、また!
大谷幸子の近況
今回、GR86/BRZ Cup、Yaris Cupの開幕戦がサポートレースとして行われました。2013年に、86/BRZ Raceが始まった年、取材に行ってましたねえ。
変わらずいつものメンバーがサーキットにいて、挨拶するのがちょっと楽しかったです。今季から新車の投入。改めて取材を少しして、ちょっと基礎知識を学んで来ました。なかなかスケジュールをおさえるのが難しい。でも参加型レースはまた別の楽しさがありますね。またいつかよろしくです!
そして、現場で気になっていた王冠。そう新型クラウンの発表がありましたが、かつ、原稿書きながらTwitterで見つけたGRスープラの限定車。これまた気になるという…。ぼちぼち多分最後の自分だけのクルマになるであろう次の愛車を真剣に考えたいのですがね。夫婦で一台にいつかなると思いますしね。どうしましょうね? では、また!