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堂々の今季2勝目!賞賛に値する4位、おかえりル・マン24時間組など ~スーパーフォーミュラ第5戦東北大会~
モタスポコラム その60 2023.06.30
莉朋(宮田莉朋選手)、誰も追いつかない走り!これぞプロ!かっこ良かったよね~。世界が目の前のドライバーの偉大さを感じました。もうね、ホンモノほんとに。世界に行ってしまうのは少し寂しいのだけど(笑)、それだけ素晴らしいドライバーってことね。若い今のうちに行っちゃって!という心境になりました。では振り返ります。
あの戦いにいた彼らが、今、目の前にいる…。もう何年もお顔を拝見して来たはずなのですが…今回は、めちゃくちゃ俯瞰で見る自分がいました。あの悔しさの渦中の人たちですからね。毎年、見ればみるほど、遠い異国の地に気持ちを持って行かれるル・マン24時間ですが、今回はさまざまな想いが交錯する結果となりましたよね。
搬入日は、ル・マンの話題も結構あちこちで話したかも。もっと俯瞰で見ている他メーカーの方や業界関係者がいるわけで自分のバランスを取る意味で、いろんな意見を聞けて良かったです。この日は記者会見が終わったら、何かこうスーパーフォーミュラを忘れてしまいそうになるくらいぎっしり心の中をル・マン24時間が占めていて、仕事終わった感が襲いました(笑)。いやいや違う、これは今回の本題ではないと切り替えましたけどね。
今回は東北新幹線で仙台へ向かいました。電車の乗換は自宅から一回だけで仙台に着くので…。上の写真は新幹線の車両の後方にあるスーツケースなどを置くところ。これは盗難のほとんどない日本では電車の行先によってはたまに見かけます。イギリス行ったときにベルギー行きの特急電車に乗った時にもあって、絶対盗難に遭うだろうと思いつつあるからと怖いけど乗せたんです。無事で良かったけどね。それを思い出してパチリ。ただ海外はスリがそこら中にいるのでお気をつけて。新幹線でレース観戦に行く際も大荷物でも大丈夫なんじゃないかと。スポーツランドSUGOは、クルマが近いから迫力ありますからね。ぜひご検討ください。
この日は天気も持ち直して、週末の晴れ予報というか真夏日予報に震えながら帰りました。初めてちょっと山奥の方に宿を取り(ホテル価格が仙台駅近辺はとても高いのでちょっとロケーションを変えてみた)と言っても何をした訳でもないのですが観光気分…ほんと気分だけでご飯屋さんもなく(涙)静かなところで寝た…それだけ。国道添いにいろいろチェーン店はあるので困らないけどね。ここ良いなあ白石蔵王、道も空いていましたしサーキットからも遠くないので、また来られたらという感じでお世話になりました。
東北の初夏ですから、朝はすこし涼しい。サーキットは朝晩若干冷えますけどね。サーキットから蔵王連峰が見えるんだよね、真正面に。スポーツランドSUGOさんの周り、駐車場内にカフェが出来ていたり、社屋が新しくなっていたり変化が多かったですね。
オフィシャルステージでは、ル・マン24時間帰りのお二人を招いて貴重なトークを。これ見られた方、ラッキーですよね。近年、スーパーフォーミュラがル・マン24時間翌週だったりで、ドライバーの報告が聴けてうれしい限りです。
さて、今回チャンピオンの野尻智紀選手は、復活戦になりますね。結果を言うと決勝2位でした。トレーニングなどもできずカラダを休めての参戦だったそうです。それでも表彰台ですからね。素晴らしいし、ゼッケン「1」の意地で頑張ったそうですが、そんなのできませんよ、フツーの人は。お見事でした。
それと、世界(ル・マン24時間をチームに帯同して来た)から戻ってきた宮田莉朋選手に注目したいと思いましたね。やっぱり持っていた世界観って変わるだろうし。私も現地に行ったら、見ただけなのに変わったしちょっとだけ(笑)。視野を広げるのは何かしら心根に変化をもたらしますよね。ましてや眼前に目標とするレースそのものがあるのなら尚更です。
やっぱり速さは変わりなかったものの、安定感として受ける印象が強くなりました。予選は2番手ではあったけれど、ホンモノだよなと。フロントロウだし、決勝は2番手の宮田選手が勝つような気がしてなりませんでした。なぜと言われると困るけど、ポールポジションではなくても優勝できる力が今の彼にはあるから。漠然とした印象で申し訳ないけど。
平川亮選手が予選5番手で好感触。ようやく予選で上位に来ました。ここは期待したい。ル・マン24時間の会見で、気持ちを切り替えるのが正直大変と吐露していた彼。彼の頑張りを考えるとル・マン24時間のあのシーンは忘れたいというか私は忘れていましたが、彼は忘れる事はできないでしょう。だからこそ、ここで結果を出して欲しかった。決勝は、スタートでマシントラブルに見舞われロケットスタートができなかったんですよね。そんな残念なことがあり、予選の上位グリッドが活かせなかったのよ。11位でフィニッシュ。次の富士で優勝だ!
同じくル・マン24時間帰還組として、小林可夢偉選手を取り上げますと、朝の走行でマシントラブルがあって、メカさんが必死で直していました。セッション開始早々に、ピットに戻るとマシンは入院。時間がかかってましてね。その間、次に履く予定のタイヤをピット裏で物色する可夢偉選手を見かけ…。みんな手が離せないので、自らタイヤを運んでいました。こっそり撮りました(笑)。
彼はこういうことを何とも思わずやってしまう人。常に自然体なのです。WECではチーム代表でもありますが、自ら動くことがきっと多いはず。昔からハードルをあげない優しさがあるのですが、俺はどんな立場になっても変わらへんって絶対言うはず。過去にもそんな言葉を彼から聞いたことがあるんですけどね。
昔から変わらないなあ…。もちろん、マシントラブルなんて起こって欲しくないですよね。なかなか結果に結び付かない今シーズンではありますが、地道にクルマへの理解をチームと共に深め頑張っていますね。予選14番手から6位フィニッシュ。今季は表彰台、行って欲しいです!
そして、大嶋和也選手が良い週末を迎える感触がありましたね。予選8番手。今季はとても調子が良いですよね。新人の頃SUPER GT GT300クラスでコンビを組んでタイトルを獲って…と、一番彼の心の内がわかっている石浦宏明選手を監督に迎えたのが大きいのかな。木谷エンジニアもいろいろやってくれるとおっしゃっていましたしね。
大嶋くんはチーム作りという面もルーキーレーシング発足からずっと背負っていたと思うのですよね。新規チームですからね。初年度からこちらのチームのSUPER GT組と違って、メカニックはスーパーフォーミュラの経験のない方々の中での参戦で、なかなか大変だったはずです。彼は結果が出ないからもう引退ではないのかという方もいたと思いますが、背負っていたものが私には大きすぎたように思っています。我慢の年もあったよね。
そして、チームがカタチになって人が育ち、ようやくそれが戦績に反映して来たと思うのです。大嶋くん、戦績に反映されると自分が発する言葉も影響力が出て来て、自分の言葉を信じてもらえるようになってきたのかもと、何気ない言葉で語ってくれましたが、これなかなか大切なことでね。ぽろっと発しました。
たくさんのトライをし、その中でずっと戦ってきた…。1台体制ですから余計に辛かったと思うんですが、今回優勝した訳でもないけれど、苦労が報われたという気持ちは、チームも抱いているのがひしひしと伝わって来て良かったです。SUPER GTではタイトルを獲ったチームルマンからの分派のチームですから、みなさん経験がないとか思っていなかったと思います。スーパーフォーミュラの常勝チームからすると、この喜びは小さな変化にしかすぎないのかもしれないけど、このひとつひとつの積み重ねがこのチームにとって大事でね。将来どうなるかわかりませんよね。ここのチームが常勝チームになってくるかもしれませんし、未来はわからない。とにかく、彼らはここが分岐点となるシーズンを迎えているのは間違いないです。頭の片隅に記憶しておきましょう。近い将来、どんな歴史を作っていくのか…。
予選終了後、記者会見、ミックスゾーンも終わりトムスのピットにちょっと様子を伺いに寄ってみたら、予選がうまく行かず息抜きにかき氷を作るから食べてってと36号車エンジニアの大立くん。シロップは、メインスポンサー様のカラーにさせていただきました。
決してかき氷で遊んでいる訳ではなく、いろんな思いがあるのねえってことで、暑かったししっかりいただきメディアセンターに戻りました。ドライバーだけではなくもちろんチームスタッフも結果が欲しいから頑張っています。そうよ、勝つためにレースをしているのよと現場の声に思い知らされます、常に。若いスタッフは強いチームに憧れ入社したはずですから、どうにかしないと、と思っているのは当たり前。どのチームもそうですが、辛そうな状況をみるとがんばれ~って母さんは声かけしちゃいますね…。
夜、サーキットを去る時、電柱の電灯も一切ついてなく真っ暗でビビりました…。あれは泣く。無理…。やっぱここのサーキットは一人では来られないという訳で、若いメディアさんお二人に自分の恐怖回避の為一緒に行動していただきました(笑)。情けないけど怖いんだもん…。
〇決勝日
朝からスーパーフォーミュラ・ライツを見たりしていると、あっちゅう間にスタート進行。
グリッドウォークが終わると、スタートに注目ということでメディアセンターにすぐ戻り着席。宮田選手のスタートに注目です。どちらかというと苦手なのかもしれませんが、今回はポジションキープでオープニングラップを終えました。
どの作戦が良いのかね。オーバーカット、アンダーカット、ピットに入るタイミング。菅生だからSCが出ると踏んだチームもいただろうし。まあ、最初にジュリアーノ・アレジ選手が関口雄飛選手にヒットしていきなりSCで出鼻をくじかれるスタートとなりましたが、最初だったので、のちのちのレース展開には大きな影響はなかったわ。雄飛(関口雄飛選手)はかわいそすぎました…。5戦終わって0ポイントだわ…。
決勝は、22秒もの大差をつけて宮田莉朋選手の優勝。これはもうチームも想定以上の大差だったようです。おめでとうございました。今季、3勝目もあるかも。残り3大会5レースを楽しみにしていますよ!
KCMG小林可夢偉選手、国本雄資選手の2台が入賞をしました!これ、結果はめでたいですが、もっと頑張れたのかな?最後抜かれて終わってしまったので、リザルトより残念な気持ちが強いかもね。ドライバーの2人のコメントは、良いレースではなかったとコメントしていました。あとはクルマをもっともっと作って上位目指しましょ。何事も一歩一歩ですからね。
坪井翔選手は、後半ペースが良くなかったのでポジションを落としてしまう結果に。これもったいなかったなあ。でもきっと次にちゃんとリカバリ―して来る強さが今季はあるし、楽しみにしていますね。奥様がそっと応援しているのが原動力。素敵ね。阪口晴南選手は予選の黄旗でアタックできずに最後尾となりましたが、10位フィニッシュでした。これは驚き。諦めないって大事だよね。私は、最後尾なら(それすらないのだけど敢えて…)すねて諦めちゃうポンコツだから、メンタルの強さが素晴らしい。それに抜けない菅生でこの結果。さすがだわ。今回は予選で運がなかったけど富士ではガンガン行きましょう。
山下健太選手のモチベーションが今季高くてうれしい。開幕戦はいきなりもらい事故でリタイアだったけど、頑張っていますね。あとちょっとという感じまで来ているのでは?今回は8位だったけど、どのレースも悪くない気がする。あとは派手に行って欲しいですね、優勝とかね。小高一斗選手も新人ながら、浮き沈みはありますが目立つ戦績。今回みたいに予選のアンラッキーの黄旗区間判定もありますけどね。浮き沈みの「浮き」があるのがすごい。期待できますね。コンド―レーシング、伸びしろ大きいままシーズン折り返しです。頑張って。
チームメイトの戦績と対照的に第3戦の鈴鹿こそ8位でしたが、今シーズンはダメなところが派手に目立ってしまったジュリアーノ・アレジ選手。レース後に、シートを失う結果となりました。チームで宮田選手の優勝と彼の0ポイントと常勝チームにとっては両極端な成績。残念ですが、今季はSUPER GTに専念ということになりました。そっちも心配だしホント頑張ってもらわねば。代わりに乗るのは、昨年Hondaさんで2勝を挙げた笹原右京選手。期待が大きいですね。期待ばかりを背負うことになると思いますが、今季加入した勝手知ったるチームですし、これまで国内、海外といろんなクルマに乗って来て彼は非常にクルマに詳しいそうです。トムスのエースナンバーを復活させないとね。ちょうどSUGOラウンドが終わって、富士テストもあり、タイミング的にここで判断だったのかも。
という訳で7月の富士大会は楽しみがいっぱい!夏祭りと題して、花火もあがるようですしぜひサーキットへどうぞ!お待ちしています!
併催のスーパーフォーミュラ・ライツを。レースは2日間で3レースあって、前日に1レース、日曜の2レースの設定。決勝日、今回は朝早くと昼にレースあってそっちを追いかけると、休む暇のないバタバタな週末となりますが、TGR-DCのコたちが心配なのでグリッドやピットに行っちゃうんだよね。
今回は、平良響選手が第4~6戦の3戦をポールポジションを獲得し、前日第4戦で1勝を挙げていました。日曜の残り2レースももちろん注目。前回のオートポリス大会は、惨敗だったのでチームも気合を入れて来た感じね。これ以上負けられないわよね、老舗としては。平良選手は朝のレースを勝利し、昼の3戦目はマシントラブルで戦線離脱でした。チームとしても珍しいんじゃないかな?ちょっとびっくりでした。
エンツォ・トゥルーリ選手が2位表彰台獲得。お父様もきっとうれしかったことでしょう。日本に生活の拠点を置くようなので、ちょっと彼自信も楽しみでしょうね。セレブのお坊ちゃまが、日本のカントリーサイドに住まわれることは、ジュリアーノ・アレジ選手の例もありますので、楽しんで欲しいね。まだ18歳と若いので御殿場のドライバーさんたちと楽しい御殿場ライフを過ごして、レースを切磋琢磨して頑張って欲しいです。簡単レポでした。
大谷幸子の近況
ようやく来月の富士大会まで、私は現場仕事がなく、デスクワークのみなのでお休みが出来そうな感じ。しばらく宿題の整理がありますが来月少し夏休み気分でリフレッシュして、8月の連戦を乗り越えなくてはと思っておりますよ。
そうそう菅生でのル・マン24時間の会見の時に、8月のナスカーにスポット参戦する小林可夢偉選手がナスカーのことを発表する時間がなくて会見は終わってしまったのですが、そこに非常に興味がありますね。ご本人も話たかったみたいですしね。8月のインディアナポリスでのレースは、インディのメカニックが教えてくれたのですが、前座がインディカーレースとのこと。これ見たいなあと思って、ネットを彷徨ったら飛行機代がとてつもなく高く諦めました…。行く気満々なんだけど無理かな。WECの今後もあるだろうから、来季フル参戦とはいかないのかな。まだ何も決まってないんだろうけど、続報をそっと楽しみにしたいと思います。
今年のラリージャパンのことや、F1日本GP、WEC富士、来年日本で開催されるフォーミュラEなど、コロナがあけ楽しみしかないですね。ますます国内モータースポーツも含めて、モタスポ花盛りと行きたいです!では、また!