• モタスポコラム その76-37号車 Deloitte TOM'S GR Supraポールトゥウィン!そして、感動と悔しさと 〜SUPER GT第3戦鈴鹿サーキット〜

37号車 Deloitte TOM'S GR Supraポールトゥウィン!そして、感動と悔しさと 〜SUPER GT第3戦鈴鹿サーキット〜

モタスポコラム その76 2024.06.18

とうとうこちらのチームが優勝です!37号車!

 

TGRチームでは、みんなの弟的存在ですね。メーカー移籍2年目の笹原右京選手と自チーム内で移籍2年目のジュリアーノ・アレジ選手のコンビで2シーズン目を迎えました。いつも何か心配しちゃう彼ら(ごめん)が、とうとうやってくれましたよ。今回は、チーム力で勝ったとのことですよ。

 
   

鈴鹿サーキットは、Honda陣営のホームですのでアウェイに乗り込むTGR勢ですが、鈴鹿が苦手なGR Supraを今回は開発陣が戦えるクルマに仕上げたとのことで、これは終わってみれば「満を持しての勝利」だったということのようです。TCDのみなさま、頑張った成果が早速結果に現れたということでおめでとうございました。見えないところでの努力も反映された勝利、そこはずっと私たちには見えない世界ですが、モータースポーツでありサーキットであり、自分の目に見えるものなど氷山の一角なんだよね。ですので、これだけ長いことサーキットにいても、当然知らないことばかりです(笑)。

現場では、うれしい悔しいさまざまなことが起こりますが、今回も勝ったということを除いても、ライバルも含めモータースポーツはたくさんの方が作り上げたものであり、今回も本当に素晴らしいなと思える戦いでした。では、振り返ります。

〇搬入日

朝からトランポを眺めながら、前日の移動の際に高速道路でトランポをたくさん見かけたのを思い出しました。一際目立つのか、気持ちがモタスポ愛に満ちすぎているのか、ほんとかっこよくてね。自走で運転しているので写真はないけど昼間の高速の様子が鮮明に蘇りました。

あれ撮りたかったなあ、なかなか良い画角だったんですよね。東名高速道路の下り、大井松田を過ぎると右と左のルートに分かれるのですが、左が工事をしているのを見落とし左から行ったら、右ルートにすいすい駆け抜けていくトランポが見えたんです。きっと混雑を避けて右を通られたのでしょう、さすが。あの光景、もう巡り合わないかも(涙)。ファンの方と一緒で高速や一般道で見かけるとテンションが上がるという気持ち、何年経っても同じです。トランポドライバーの側からすると、見かけても付いて来たり、決して追いかけないでくれということです。危ないですから、頑張って!と気持ちだけを送り通り過ぎてしまいましょう。よろしくです!

  • モタスポコラム その76-坪井翔、今季初表彰台獲得!TGR陣営前進!〜スーパーフォーミュラ第2戦〜
    (いつもの光景から)
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    (大事な作業ですね 二重にバミってます…)
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    (車検に向かいます)
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    (車検場から帰るところ そうです笑顔大事)
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    (トラックエンジニア同士、何を話しているんだろう?大ベテラン阿部エンジニアと今季500クラスデビューの岡島エンジニア)
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    (搬入を終えて帰っていくとトランポのヘッド これはこれで見ていて飽きないのですよ)

今回のTGR陣営は、ピットの真ん中くらいに陣取ります。開幕戦はチャンピオンチームがいるので、一番前、第2戦で後ろ、第3戦が真ん中、第4戦でまた一番前というようにGT500の3メーカーのピットの位置は変わります。

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    (これから作業という前に、あれ?なんかたくさんいる!ってことで並んでいただきました。新人さんやらインターン生やら、若いっていいなあ的な写真 業界に元気な女性がたくさんおりますよ!)

台風が発生して悪天候だった西日本。早めに搬入を済ませるチームもあったようですし、いつも通りのチームも。御殿場のレース村からは、4時間くらいでしょうか?鈴鹿サーキットは、街の中にあるサーキットでアクセスが楽。夜半の雨が強くて心配でしたが、搬入の時間は、とりあえずお天気は持ちました、ほっ。

この日、搬入日からもう帰りが22時くらいだったので軽いものを食べようと若い衆とファミレスに駆け込み、選んだものが二人とも天丼とお蕎麦だったという(笑)。疲れしまうと逆にやってしまう炭水化物お化けのダメなご飯。笑った笑った。そのあとデザートまで食べたというね。でもファミレスもあるというのが、鈴鹿近辺の地の利です。地方に行くと遅くなると食べるところがないんですよね…(言い訳)。搬入日だけでもホットミールをという欲求を満たすことができました。ちなみに、オートポリスに行くとせっかく九州に来たのだから、馬肉だ牛肉だという欲求が湧きます(笑)。

〇予選日

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    (こちらがドライバーの代わりとなって救出訓練をお手伝いしてくださった安東くんです 左側のタイヤ交換も担当しておりますよ応援してね)
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毎戦、予選日の朝、サーキットのオフィシャルさんとGTAのドクターさんたちとの間で救出訓練が実車を使って行われています。今回は、19号車WedsSport ADVAN GR Supraを使用して訓練が実施されました。コロナ禍では、マネキンを使用しておりましたが明けてからはメカニックが以前のようにドライバーの代わりとなってお手伝いをしています。

今回は、安東メカが体験。なかなか体験出来ないのでということで自ら志願。チームもクルマを開けての作業になるので、一緒に見守ります。

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    (まるで怒られているようにしか見えませんが、緊張しているんだと思いますとせなちゃんマネ)

鈴鹿サーキットのオフィシャルさんたちは、F1も開催されるだけあってとてもレベルが高いことで有名です。手際も良いですし毎回つくづく感心いたします。ドライバーの代わりになった安東くんからのヒアリングも参考に、2回練習。スムーズに訓練を終えていました。あとはこの作業が実践で行われることのないよう祈るだけですね。ドクターヘリもパドックに到着し、いよいよレースウィークがスタートする雰囲気に包まれます。2日間よろしくお願いします!ですね。

〇37号車Deloitte TOM'S GR Supra

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    (朝は、こんな感じからスタートだった37さんたち)
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    (ポールポジション獲得です! 一気に笑顔が戻りました)

ここから、チームごとに振り返ります。走行開始!ということでフリー走行は、比較的に軽いHonda勢がTOP6に4台入ったのですが、それはもはやみなさんも同様だと思うのですが予想通りの展開でした。2番手に37号車が来ていましたね。もしや?と、そんな状況でしたね。予選は、その勢いのまま37号車がポールポジション獲得となりました。Q1を走った笹原右京選手が驚速で、Q2のジュリアーノ・アレジ選手も奮起した結果です。

ポールポジション記者会見では、36号車 au TOM'S GR Supraのお力を借りましたとコメントした右京くん。チームで掴んだ一番時計だったようです。2台体制の良いところですね。ポールが決定してからジュリくんがピットに戻って来るまで、チームは家族を向かい入れるムードでした。今季から37号車の監督を務めるミハエル・クルムさんは、まるでお父さん。彼が加入してからジュリくんは彼の側にずっといて、かなり頼りにしている様子はその都度見て取れました。

少し遡りますが、昨年、シーズン途中でジュリくんは自チーム内でスーパーフォーミュラのシートを失いました。そこからサーキットで彼の笑顔を見ることが少し減って行ったので心配ではありました。プロの世界は厳しいのは当たり前ですが、ドライバーではないですが、ネガティブな気持ちになるのは当然で気持ちはわかります。年が明けて公式テストからしか見ておりませんが、ピットにいてもなかなか笑わない。もちろん、レースのことで頭がいっぱいなのはわかるけど。写真もそんな表情ばかりでしたね、この翌日の決勝で優勝することになりますが、この一年を「辛かった」と優勝会見で振り返っていました。ちょうどこの時期だった(シートを失ったこと)事を思い出しました。

ポールポジション獲得の喜びを全身で表すのですが、クルムさんやチームメイトの右京くん、大立エンジニアを抱き上げて喜んでいるところが実に彼らしかったです。背が高いのもあるかしら。みんなを称えているように思えました。自分よりも支えてくれた人たちを称えている姿。彼の人柄が出ておりました。

トムス舘信秀会長は、まだ予選だというのに涙を流して喜んでいました。お父さん的存在です彼も。以前伺ったら業界にスタープレイヤーが欲しいというお考えもあり、彼を向かい入れた経緯もあるとのことでした。だから故にそんな彼が早く実力で名前を挙げて欲しいと一番に願っていたに違いありません。そういった意味でもうれし涙が出たのかも。百戦錬磨のトップチームであっても、そこは舘さんらしくてドライバーから慕われる存在だなと改めて思いましたね。

ミスをした時は、いつも背中を少し丸めて歩くジュリアーノがとてもさみしげに見えて、話しかけないでおこうと思ったことがこれまで何度かありました。悔しいだろうなあとか、いろいろ考えてね。でも相手はプロだから余計なお世話でこちらはフツーにしていればいいんだけど、やっぱり心配になっちゃってね。今回は彼を支えて来た人たちはお祭り騒ぎです。二人ももちろん笑顔。彼のアドバイザーを昨年務めた現役GTドライバーの片岡龍也選手も自分のことのように優勝を祝福していました。

〇ルーキーレーシング14号車 ENEOS X PRIME GR Supra

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    (予選3番手 福住仁嶺選手)
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開幕から実力を出し切れていないこちらは、今回はもう何がなんでも勝ちに行く体制。シーズン序盤にいつもの「一勝」が欲しいところ。得意なサーキットが続いたのでファンの方も期待されていたと思います。予選からもちろん優勝を射程圏内に入れた3番手!良い感触です。

キッズピットウォークで、ポールだった37号車のところへ、福住仁嶺選手がおめでとうの握手をしに行かれていました。仁嶺くんマメですね、好きですこういうところ。Q2の仁嶺くんも速かったですねえ。あとでリザルト見てください。まずは、盤石なポジションをゲットです。

迎えた決勝。スタートドライバーは、仁嶺くん。序盤で2番手のHonda勢をパスすると、トップ37号車を追いかけます。第2スティントの大嶋和也選手にバトンを繋ぎました。大嶋くんは、無理をせずかつ速さもあり37号車にピタリと付いて行きますが、攻めあぐねます。それでもいつかチャンスが来そうな感じはありました。思いがけず、トップを走る37号車がピットへ向かいました。右京くんの乗車時間がまもなく2時間ということでギリギリまで攻めていたようでボックスです。14号車は前が開けたことで大嶋くんは猛プッシュ。ギャップを築き始めます。そして仁嶺くんへスイッチする為、ピットへ。ピット作業も完璧でピットアウト。その際に、ピットロードをピットに向かう100号車と交錯しそうになりましたが、先方が避けてくれ接触は回避。しかし、ピットロードを走るクルマが優先ですので、アンセーフリリースのペナルティを取られました。ドライブスルーを消化し、これでトップから4位に後退。これはもう仕方ないですね。

しかし、ここからが仁嶺くんはすごかった(絶対、映像の視聴推奨です!)。結局、2位までポジションを挽回しました。カメラもずっと仁嶺くんから目が離せなかった感あり。3位のHonda勢をパスする時は、力強さがハンパなかったです。これは見ている人たちの感動を呼びましたよね。シビレました。そこからトップを頑張って追いかけたのですが、タイヤを使ってしまっているので追い上げもここまで。でも彼の闘志は、誰もが称えたものになったに違いありません。中継中にファンのみなさまの投票によって選ばれるベストパフォーマンス賞を受賞したのは、14号車でした。みんなちゃんと見ていてくれましたね。

表彰式で2位の表彰が終わってから、表彰台の下でその発表がある前に、村上マネージャーと話しておりましたが、素晴らしい走りだけどペナルティが出てしまったからどうなんだろう?と言っていた矢先、受賞が発表されチームは悔しいとは思いますが、おめでとうとなりました。

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    (動画からのスクショなのですが、次の勝利のために残しておきましょう)
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話が前後しますが、彼らが表彰式に向かい歩く姿は、優勝が見えていただけにその落胆ぶりから悲壮感に満ちていました。上手の手から勝利は溢れてはしまいましたが、二人の強さがよくわかるレースでもあったと思います。こういう悔しい時に表彰式に出るのは誰でも辛いものだけれど、そこは頑張っていましたね。そして、二人ともやけ酒ならぬシャンパンファイトのあとシャンパンを飲んでおりましたので、帰りのレンタカーの運転は高木監督がされるはずとマネージャー。「これもレース」というのは、みんなが、そして彼らが一番わかっていると思うとね…。

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    (表彰式後、囲み会見も終わり、最後に勝ちたかったなあと…)
  

表彰式後の囲み会見でも、元気はもちろんなかったのですが、何でしょうね。こちら側としては、追い上げが素晴らしかった印象が強すぎて清々しい気持ちでおりました。だってカッコ良過ぎたんだもん。ファンの方ごめんなさい。凹んだままではありましたよもちろんね。仁嶺くん「勝ちたかったなあ」と最後に一言残して去って行きました。

きっと彼らならまた今回のようなパフォーマンスをすぐ見せてくれるに違いないという気持ちが私は大きく、とにかくめちゃくちゃかっこ良い姿を見せてもらえて感激ですね。次、頑張ってください!

〇まとめ
深く取材できていないチームもあるので総括で。次は、チーム密着にしようかな?

36号車は、予選11番手から5位フィニッシュでランキングトップを維持。これはすごい事だと思うのです。しぶとい戦い方は、このチームの特徴。できる範囲で最大限のことはやる。これは天晴れすぎました。

 
  

38号車 KeePer CERUMO GR Supraは、持ち込みがダメでしたと岡島エンジニア。でも予選5番手と良いポジションを獲得。それだけ短い時間で改善する力が今のチームにあるということですね。コミュニケーションは見ていてバッチリなので、心配はしておりませんし。しかし、決勝では残念ながら後ろから追突されてしまいリタイアとなりました。これはもう忘れてもらって、次の富士がチャンスになりそうですよ。表彰台目指して頑張ってくださいよ!こちらのチームは体制を一新して若いスタッフがいっぱいですので、一度良いリザルトを手にすれば自分たちの自信になるはず。その時を待ちます!近いかもね!

〇39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra、19号車 WedsSport ADVAN GR Supra

今回、TGR陣営のリザルトは、上位グループと残念ながら入賞できなかったチームと真っ二つに分かれてしまいました。走り出しから苦戦をしていた2台。次の富士で巻き返してもらいましょう。

サードのお二人とほとんど話せていなくて。動画はあるんだけどね。いかん!次はよろしくお願いします。

国本雄資選手と阪口晴南選手。こちらも予選形式の変更もあり苦戦していますね。次はシーズン中盤戦に入り落ち着いてきたので、全般の取材も合わせて、次の富士からチームを絞って密着してみようかなと思います。

〇GT300

  
  

2号車 muta Racing GR86 GT平良響選手が2位。今季も安定感ありの素晴らしいレースが続きます。ランキングトップですよ。あとね、31号車 apr LC500h GT小高一斗選手と中村仁選手のコンビが4位!若い二人がコンビを組むことで、小高選手が急にお兄ちゃんに見えて非常に頼もしいです。SUPER GTデビューの中村仁選手、ここからコツコツいきましょう!

5位に52号車 Green Brave GR Supra GT野中誠太選手!チャンピオンカーを駆るプレッシャーをやり甲斐に変える良いシーズンにしていきましょ!頑張って!
TGR―DC育成ドライバーたちも頑張っています!応援してくださいね!

次戦は、夏休み真っ只中の富士スピードウェイ。第4戦は、350kmのレース。灼熱のサーキットかもしれませんが、どうぞ足を運んでいただければと思います!お待ちしております!

大谷幸子の近況

キッズピットウォークの時でした。いつも鈴鹿でお声がけいただく親子がいるのですが(感謝)、いつものように少しお話をさせていただいていました。だいぶ大きくなったなあと思いつつ、昔、公式ブログなるものがあったのですが、そちらでよく書かせていただいように思います。その男の子が、来年は高校生でこのキッズピットウォークに来られないという話になりましてね。驚愕。アンダー23ピットビューイング(鈴鹿サーキットさんのコンテンツ)には参加できるとのことでしたが。取材に走り回っている間に、どれだけ時間が経ったんだろう?私とお話するようになってから、結構経っているなあと思いお父様に伺ったら、もう10年ですよ!とのことでした。彼が5歳くらいの頃からなのかと。そりゃ、自分も歳を取る訳です。長年声をかけてくださるファンの方も大切にしないとなあと、いろいろ襟をただすとても感慨深いひとときになりました。

そう言えば…、コロナ禍を経て、またご自身のいわゆる「推し」ドライバーさんが引退されたりと、サーキットでお見かけすることのなくなった方もいるとふと思い出しました。

サーキットに来られる方は、これからが初めての方もいらっしゃいます。やっぱり現地観戦は楽しいと思っていただきたいし、生の感動は何物にも変え難いもの。過去に、同じシーン、同じ写真、確かに同じかもしれないけれど、そこに初めて直面する人もいるのだから、それを忘れてはいけないと言ってくれた人がいました。今や大ベテランのドライバーさんですけどね。

帰りもまたクルマを運転しながら自分が初めてサーキットに来た時のことを思い出し、また伝えることを頑張ろうと思いました。いつもお付き合いありがとうございます!またね!

(写真:トヨタ自動車株式会社、大谷幸子)

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