• モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜

流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜

モタスポコラム その94 2025.05.30

年に一度の開催は楽しみしかないです!毎回書いておりますが毎年楽しみなんだもん!と言う訳で今年も行って参りました! 悪天候になってしまったことはとても残念でしたが、レース自体は行うことができて本当に良かったと思っています。安堵…。

悪天候に見舞われ土曜日のセッションは全てキャンセル。日曜日に予選は持ち越しとなり、ワンデー開催となりました。決勝は、チャンピオン坪井翔選手が、予選5番手から今季初優勝!1勝!ということで前半戦の流れを変えたいと思っていたチャンピオンですが、まず有言実行となりました。山下健太選手が3位!予選2番手から優勝を狙いましたが、流れ的に満足な結果となっております。

予選では山下健太選手が2番手、3番手には小林可夢偉選手が獲得。TGR勢も奮起し頑張りました! 開幕戦で負傷したオリバー・ラスムッセン選手が復帰。ようやく今シーズンのレースデビューを飾ることとなりました。

お天気が悪いと思って搭乗したのですが、霞んでおらず離陸してから視界は良好。自宅も見えたし富士山もこんな↑阿蘇山もミルクロードもバッチリでした。そして、いつも海の方へ周りこみ天草方面から着陸するのですが、今回は違ったように思います。珍しく機内で寝なかったですが退屈しませんでした。いつも離陸前にほぼ気絶したように寝落ちしているんですけどね。

熊本空港に着陸すると、ちょっとだけ空港内の様子も変わっていて、レンタカーの受付場所が移動。空港内の駐車場へもアプローチも変化、レイアウトが変わっていました。整備が完了した感じでしたね。トヨタレンタカー熊本空港店へ行くと、これまた全く別世界。スタッフの方に伺うと昨年秋に場所を移動したそうで、500台くらい常設とパワーアップしていました。

もともと店舗とクルマを置いていた場所が別だったから、台数はたくさんあったようですが、その台数の多さにびっくり。インバウンドの方の利用率が高く、菊池温泉などが人気なそうです。初めて迎えた今年のゴールデンウィークは、たくさんのお客様で大変だった模様。この時、自分は長年仕事で訪れているせいか観光のことが毛頭ないことに気づきました。そうだよね?温泉もたくさんあるし、食べ物もとても美味しいし、お魚もお肉もコスパ最強と改めて気づいたしだい。お話聞かせてくださってありがとうございました。広くなってとても利用しやすいので、阿蘇方面を訪れる際には、ぜひどうぞ。
では、振り返ります!

【搬入日】

○スーパーフォーミュラライツ

お天気の心配しかないレースウィークは、傘も買い込みスニーカーですが別にもう一足持参したので覚悟して行きました。小雨の中、設営と搬入が行われていました。

  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
    (TGR-DC出身の片岡龍也監督と石浦宏明監督 SFLのピット前で何かお話していました)

ちょっと楽しみにしていたのが、併催のスーパーフォーミュラ・ライツ(以下、SFL)。TGR-DCの二人、デビューラウンドで3連勝の佐野雄城選手(写真上)と、2年目を迎えた先般スーパーフォーミュラでスポット参戦を果たした小林 利徠斗選手(写真真ん中)を見られるのは今回が最後。佐野選手の連勝と利徠斗くんのさらなる活躍も見たいしという訳で、金曜日からピットへお邪魔。今季は、4台体制のトムス。開幕戦を怪我で欠場していた選手(フランス)は、TGR-DCのグローバルのドライバー。将来が頼もしい育成ドライバーたちもバチバチの良きライバルが集うチームとなりました。

○ピット周り

  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
    (SFLの走行のない時はピットの前で練習をしたり)
  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
    (雨だよ〜と声をかけノーズをしまっている様子)

午後またピットをまわりをしていると、本格的に雨が降り始めスーパーフォーミュラ・ライツの走行がある時間帯はピット前は使用できないので、その時間はゆっくり準備をしたりと、早く現場に入っているチームは少しお話を伺うことができたりそんな時間。

  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
    (搬入日の様子 新人マネージャーさん、ベテランになってしまったマネージャーさんに近況を伺ったり)

いつもやっていることでも話すことで新しい発見があったり、スタッフさんたちの近況を確認したり、ちょっとピットの中の作りの違いに気づいた私。持ち込む機材はチームごとで違うので、チーム独自のものは、内緒でというのも当然ありました。作業が迅速、かつ正確に進むよう、メカたちもクルマだけではなく自分たちの仕事の手順をめちゃくちゃ考えてるなあと思いましたね。写真なしでごめんなさい。チーム力とはこういう事かと思うこともありました。そうそうこの日だったか翌日だったか、メカさんからのうれしい結婚報告もありましたよ!いいねえ!お幸せに!

  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
    (あれ?今気づいた トランポ白かったっけ?ピカピカよね?Newじゃない??)
  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜

準備の進むパドック。午後から雨も完全に本降りとなった為、夕方に下山し業界仲間と夕飯。メディア推奨(?)のお寿司屋さんでご飯。高級寿司ではなくローカル寿司がいいですね。市場直送の新鮮なネタが美味しくお手頃プライス。いつも素通りしていたことを後悔。馬肉ばかり食べていました。また秋に行く際にお寿司もチョイスできたらいいなあと。時間があるかが一番の問題だけどね。名前が初耳のお魚が数点ありました。もう忘れてしまったのが、にわかグルメすらなれないところ…。帰り際、風がとても強かったので、翌日の天候が心配でした。すっかり旅日記です(笑)。

○予選日

夜中の嵐があまりにもうるさくて目が覚め、それからずっと起きて朝を迎えました。2時間半睡眠(涙)。雨はどんどん強くなり、やっかいなことに風もますます出て来て、サーキットに到着した頃には傘もさせない状態。クルマを降りた瞬間ずぶ濡れで成す術なしでしたね…。メディア仲間をどなたかが途中でピックアップしていて、呼んでいただき便乗。ピットビルの真下まで乗せてもらいました。どなたかわからないのですが、お礼を言ったけど風でみんなバタバタでしたので届いたかどうか。着込んでいるので着ているもののロゴも見えず…。オーガナイザー、orサーキットのどちらかの方たちでした。ありがとうございました。

  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
    (朝礼中)
  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
    (お弁当到着)

雨が止むと濃霧に見舞われ、一寸先も見えません。朝から絶望状態で時計が進んでいきます。最初の午前の走行がキャンセルとなりました。そこまでスタッフのみなさんは万全な準備をしていますので突然キャンセルとなると、やることがありません。あるけどありません。どのチームも早めのランチタイムとなっていました。

  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
    (コンドーレーシングに行ったのもタイミングが良かったみたい 楽しい時間をありがとうございます)

午後のピットウォークまで数時間もある。とりあえずそれを見越してピットビルの一階に降りた私は、TGR陣営のピット周りを前日に引き続き始めました。珍しいのですよ、スタッフの手があいているということは。ねえさんなら取材していると思ったとメカに言われたとき、ちょっとうれしかったです。わかってるなあと思って。

いろんな話をしましたよ。私の趣味レベルですが得意科目の手相を見てみたり。この時ばかりは「サーキットの母」の看板が欲しいです。いつも思うのですが、この業界は自分の仕事が好きな人の集まりだというのがよくわかります(勝手な手相の解釈かもしれませんが)。楽しくそして派手に見える世界ですが、人命にも関わる仕事ですのでとても厳しい世界でもあります。表舞台とのギャップが大きいと常に感じます。だからこそ、私は業界で仕事に従事されるみなさんがとても魅力的に感じますね。

話を戻して…、ピット周りでは昼食後自主練するメカもおりました。自由な時間が突然数時間もできたので。みんながご飯を食べに行ったのか、もぬけの殻のチームもありましたし、エンジニアがじっくり考えていたチームもありました。タイミングはそれぞれでした。

最近特に話せてない人たちと話せましたよ。ちょうどタイミングが良かったのもあるかな?SUPER GTの富士で6年ぶりに優勝したセルモチームで長居。優勝でチームの雰囲気は良いムードだったようで、そこから話が膨らみました。前日の搬入日にも篠原メカと岩田エンジニアと少しお話をさせていただきました。とりあえず篠原メカがヘアスタイルをショートカットにしたのに、気づかない岩田エンジニアにダメ出しをしておきました。

○先輩、後輩メカの共通点はチームと立川祐路監督に憧れて…

  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
    (チームの期待の星、西出結菜メカニック)

この日は2023年に新卒でチームに加入した期待の星、西出結菜メカニックがいらしたので、お話を伺いました。とっても気になっていたんですよね。韓流アイドル風のカッコいい織田翔吾チーフメカの下、セカンドメカニックとして頑張っている姿が。

西出さんは、小さいころ家族にサーキットに連れて来てもらっていたそうですが興味がなく、ただ付いて来ただけだったそう。そのうちにSUPER GTで活躍する立川祐路監督のファンとなり、志はどんどんモータースポーツへ。高校卒業後の進路は、自動車の専門学校を選択。3年間学んでいる間に、インターンとしてサーキットを訪れていたとのこと。絶対インターン生になると思っていたそうです。どこかで会ってますかね私は。

チームに就職した年、2023年は、立川祐路監督のラストシーズン!彼女がチームに加入したことは、私はもちろん覚えています。そして、8月、あの夏の富士のSUPER GTでの引退記者会見…。忘れもしません…。そのラストシーズンに今思えばぎりぎり間に合ったという訳ですよね。エンジニアを目指していたそうで、高校を卒業する時に周囲からは4年制の大学に進学していた方が良いんじゃないかと言われていたそうですが、行っていたら立川監督の現役最後のシーズンをスタッフとして見届けることはできなかったですと。つくづくこの進路で良かったと思ったそうです。人生タイミングですよね。大丈夫、エンジニアという仕事は実践が大事だと思うから。

みんな(セルモのスタッフ)がうちの将来を担っていますと、彼女のことをレコメンド。勤勉な姿からそう期待を抱くのだと思いますが、お話を伺っていたら、「海外でも働いてみたいです!」と、私が予想しなかった答えが返って来ました。「志」は言葉にしていると叶いますから、言霊はとても大事。将来のことをとても楽しそうに語ったのが印象的でした。

それを聞いていた織田翔吾チーフメカ「チーフメカになるまで待って!」と。期待値が高い彼女に対するその言葉には、ほかの意味もありました。その織田くんのお話も少々。ほんとね、飲む機会以外は無いんですよこんなに楽しいお話は。悪天候となってしまったのでお客様には申し訳ないけど、取材大好きな私は貴重なお話を聞けるラッキーな時間。続けます。

織田くんは、中学生の頃は、JGTC(全日本GT選手権)のビデオを擦り切れるまで見ていたそうで、立川ファンなのはもちろんそうだけど、セルモというチームのファンだったそうです。入りたくてもセルモに空きがなく他チームに就職し経験を積みました。そのうちタイミングが巡って来てチームに加入。入社当時は、SUPER GTの300クラスにもチームが参戦していたので最初に担当。経験値もあるのですぐスーパーフォーミュラのチーフメカとなりました。石浦宏明選手がチャンピオンになった時、担当してましたよね。タイトルは勲章ですので書いておきますね。

先般のSUPER GT 第2戦富士でセルモが6年ぶりの優勝を飾りましたが、その前の優勝時、2019年、彼はSUPER GTに1年帯同したそうです。あ!書いていて思い出しました。そう言えば居ましたね。タイヤ交換を担当していました。当時の悪天候の様子などしっかり覚えていました。悪天候と聞いてまたその時のレースをYouTubeで見た私。この話もタイミングが良くびっくりでした。

「小さい頃、カートをやっててドライバーになりたかったんですよ。そのうち自分の実力がわかって目標が変わって行って、親に頼み込んで専門学校に行かせてもらって」と。彼もモータースポーツ業界を目指して夢を実現していました。

ちょっと戻りますが、西出結菜メカニックが海外に行きたいと話した時に「チーフになるまで待って!」という言葉には自身の経験からの思いが込められていました。エンジニアもチーフメカができるくらいメカニックの経験があると、データ見て、クルマのどこがダメかわかるとおっしゃっていました。エンジニアの道にすぐに進む方ももちろんいますけどね。クルマのことをよく知るという意味でメカニックの経験は大きく活きるという意味ですね。時折、彼女に対して上司の目線で話すところが、またいい意味、後輩思いの感じがしました。

後輩思いで思い出しましたが、TGRのWECチームの所属でドイツで頑張っている木村メカは彼の学校の後輩で、セルモに所属していた時に海外に行きたいと相談を受けたそうです。相談されたというか、その時にはもう行く意思がバリバリに固まっていたそうですけどね。国内カテゴリーから海外に出て行った一例ですね。最近は、本当に増えましたしね。海外を目指すメカニック。

そして、織田チーフと私の一致したところは、仕事も頑張って恋愛もしてね!というところでしたね。仕事ばかりではなく、プライベートも充実させて行ってほしいというね。彼女の将来に願いを込めた雑談となりました。いいなあ、若いって(笑)。素敵な時間をありがとうございました。

○坪井選手 30歳の誕生日

  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
  • モタスポコラム その94-流れを変えたい!を有言実行!チャンピオン今季まず一勝目を上げる!〜スーパーフォーミュラ第5戦〜
    (ライバルのHonda岩佐歩夢選手も来られていました)

ピットウォーク。この日は、早めの坪井翔選手の誕生日を繰り上げてお祝いしていました。トムスでは珍しいかもね、お客様の前で行うのは。以前所属した、セルモインギングから立川監督と阪口晴南選手が来られていました。大湯都史樹選手がピットウォーク担当です。時間的にどのチームもピットウォーク優先だったので、次はピットウォーク終わりにやりましょうか?

ほんと見えないですよね。お客様も気の毒でした、ご来場ありがとうございます。

ピットウォークが終わってから、幡中チーフメカと宮本メカ、まりなマネと、30歳やだーと話していました。みんな年齢近いですからね、言いやすいのでしょう。20代の時の自分は、30代になるのが本当に嫌だったことを思い出しました。大丈夫!40歳以降は、開き直りの楽しさが待ってるから!どこの誰よりも速い30代男子。30代も奥様と一気に駆け抜けるのかな?と思いながら見てました。

この日は、雨が止まず予選もできずで終了です。早めの帰還。でも何もしてないぞと焦りながら、大浴場で湯船に浸かる自分がおりました。

○日曜日

思ったほど天候は回復はしませんでしたが、今日こそ走れそう!という朝を迎えました。
サポートレースのSFLもできそう。そんな中で、公式予選開始!

公式予選は、40分間の計時予選。私はこれが個人的に好きです。予選トップ3は、Honda野尻智紀選手、2番手に山下健太選手が、3番手に小林可夢偉選手が入りました。ワンデー開催だったので、囲み取材のみでしたがまた違った顔ぶれというか、野尻選手はポール記録を伸ばし、健太は好調なまま、可夢偉くんは、前戦欠場にも関わらずそんなのお構いなし。決勝まで大して時間もないけれど、早くレースみたいなあという気持ちが高まりました。

トラフィックに引っかかってしまいましたが、福住仁嶺選手、あのまま行っていたらフロントロウだったかもね。KCMGが速くていい感じです。仁嶺くんのクルマは以前、国本雄資選手が乗っていたクルマ。クルマの癖みたいなものもよく覚えているようです。今回は生中継の解説で来場していた国本雄資選手持参のカメラで仁嶺くんファミリーを撮影していました。ミニレイくん、また大きくなりました。福岡県在住ですから近いですね。子煩悩なパパぶりを発揮していましたよ。奥様もまた来てくださいね。

○決勝

ピットに吹き込む風は少々寒かったけど、地元の方々が盛大にオープニングセレモニーを盛り上げてくださる中スタートとなりました。着ぐるみがたくさんおりましたよ。前日から30体も来られているようでしたよ。

レースは結果は前述の通り。強かったです。ピットで見守っていた坪井選手の奥様、斎藤愛未さん。レーサーなのはみなさまご存知だと思いますが、オートポリスへ来られたのは初めてだったとは意外。奥様のサポートほど、心強いものはないでしょう。霧の道も彼女が運転されていたそうです。おめでとうございました。

今回は、おとなしく表彰式も終わったかと思いましたが、最後にしっかりシャンパンを浴びせられていました。

ミックスゾーンでインパルの2人にお話を伺えたので、コメントをどうぞ!

▽高星明誠選手
色々やって来て、これじゃないかと思うセッティングを今回試したかったのですが、悪天候で乗れなく、いきなり予選で持ち込むのはリスクがあるので…。また発展系で行くのかあれこれ話しながら決めたことを決勝で取り入れ、それが思った通り良く、今季で一番良いフィーリングでレースができました。これをもっとうまく活かしてもっと良くなると思います。今回、ようやく戦える感じがして来ました。また、良いタイミングで公式テストができるので早めに合わせこめたら、もっとステップアップしてドライビングに集中していけると思います。

▽オリバー・ラスムッセン選手
たくさん学んだ大会でした。良いスタートを切ることが出来ました。オーバーテイクもできたし、次に繋げるレースとなりました。今後は、ポイントを取ることが目標かなと思います。言葉の壁はなくて良い人たちの中で、彼らと仕事をできるのは嬉しいです。監督は、情熱的でカリスマだというのは聞いています。とても強い人だと。そんな環境の中で頑張っていきたいと思います。

良かった!2人のポジション的にはまだまだ期待を込めるところですが、ここから伸びて行ってほしいですね。心配だったので。少し安堵した決勝でした。

次の富士ラウンド2連戦は、昨年チャンピオンの坪井翔選手がタイトルを獲得するキーとなったラウンドです。そこから一気に駆け抜けました。TGR陣営にとってホームコース!大暴れの予感しかしないです。

富士公式テスト6月6日(金)、7日(土)、スーパーフォーミュラ第6戦、第7戦7月18日(金)〜20日(日)、KYOJYO CUP第2戦も併催です!ぜひサーキットにお越しください!お待ちしております!

大谷幸子の近況

少しだけシーズンのインターバルがやって来ました。自分的にここに書きたいトピックがないことが、仕事に従事しすぎた証拠。少しのんびり?したいと思います。レース以外から刺激を受けて、またレースに真正面から立ち向かう感性をこの1ヶ月くらいで磨きたいと思います!

(写真:トヨタ自動車 大谷幸子、テキスト:大谷幸子)

OFFICIAL SNS

国内外の様々なモータースポーツへの挑戦やGRシリーズの情報、イベント情報など、TOYOTA GAZOO Racingの様々な活動を配信します。

GR GARAGE

GR Garageは、幅広いお客様にクルマの楽しさを広めるTOYOTA GAZOO Racingの地域拠点です。

OFFICIAL GOODS

ウエアやキャップなどチーム公式グッズも好評販売中。