魅せた!スーパーフォーミュラ夏祭り! 〜スーパーフォーミュラ第6戦、第7戦富士スピードウェイ〜
モタスポコラム その96 2025.08.01
毎日暑いですが、いかがお過ごしでしょうか?とっても暑い中ではありますが、レースも盛り上がっています!
こんなに印象深いレースってあったかな。昨年も同じこと言ってたかも?昨年の夏祭りも感動しきりで、呆然と余韻を噛み締めていた気がしますが、さらにパワーアップした感あり。ただ、ちょっと自分がバテた富士…でした。では、振り返ります。
○金曜日
初日から走行以外でもコンテンツがいっぱいだったのですが、スケジュールがいろいろバッティングしたのでシンプルにレースを中心に追いかけました。午前、午後走行がありました。この時点で、TOYOTA GAOO Racing(以下、TGR)勢はホームコースの富士スピードウェイで巻き返しを図りたいにもかかわらず、とてもライバルにギャップを感じた走り出しでした。大丈夫かなあと珍しく心配になりました。
今回から野中誠太選手が、KDDI TGMGP TGR-DCに加入。29号車で頑張ります。今季3チーム目の経験となりますね。もともと発表されていた育成チームへの所属ですが、ここまで思いがけず経験値が増えました。平良響選手に代わりステアリングを握ることとなります。本格的にシーズンデビューです。代走もあったりして、経験も積んで、しかし初めてのチームでまたコミュニケーションからと、大変かもしれませんが慣れたもん?絶対良い経験になると思っております。
2ヶ月ぶりのスーパーフォーミュラ。1ヶ月半前に富士スピードウェイで公式テストがあって、そこから少し時間が経っています。ドライバーさんたちも走行が久しぶりですが、何かやっぱりレースをするのは楽しそうに見え、笑顔がいっぱいの走行初日でした。
いつものタイヤを冷やす準備も各チームで用意されていました。走ってぐにゃぐにゃになったゴムを冷やして、コンパウンドを戻すためですね。でも今書きながら思ったのですが、やっていないチームもあるんですよね。この違いはチームの方針の違いですけどね。今頃気づきました。戦績にも差があるのか?自分の中で分析中。
金曜日からレース関係以外にもたくさんのコンテンツが用意されていました。金曜日パートナーDAY(技術セッション/就活セッション)は大盛況。
その中の就活セッションブースには、当たり前だけど学生さんがスーツ姿で来場していました。なんて良い時代なんでしょ。業界を目指す学生には、チャンス到来。受け入れ側は門戸を広げてどんどん業界を活気づけたいですしね。興味のある人材はいつでもたくさん欲しいこの業界。新卒はもちろんのこと、キャリア採用も増えていると思います。とにかく常時、人材募集をしている業界なんです。
ちょっと見渡すと、近年この業界の中は若い世代が増えて来ていて、働き方改革も進んでいると思います。おもいっきり中の人、たとえばメカニックは、私がこの業界に入ったときは、「職人」というイメージが強かったです。エンジニアも「感ピューター」と呼ばれるスペシャリストがたくさんおりました。
今でも大活躍されておりますが、そのポジションに20代から30代前半のスタッフを置くこともフツーになって来ています。間の世代30代後半、40代が少なく感じますけどね。50代は結構いるように思いますが実際に統計を取ったわけではないですが。抜けている世代は、時代背景と受け入れ体制がきっと構築されていない時期だったのかなと推測します。あくまでも推測ね。今も業界の中は、メーカーは別としてチーム関係は人材確保や雇用環境の構築は過渡期であると思っているので。
若者たちを見ていて微笑ましかった反面、私の時代は、「終身雇用」や「年功序列」というような言葉で雇用を確保していた時代でしたから(いつだよ 笑)、私と違ってきっと自由な思考で職を求めたりと令和の就活は「違い」があるんだろうなと思いながら眺めました。話す勇気はなかったです、世代が違いすぎるのと、余計な持論を持ち出して話しそうなので…。
この日、福住仁嶺選手が前戦のペナルティを受け、午後の走行ができませんでした。昨年富士でポールポジションを獲得しているので、少し心配でしたが、午前の走行をできたことが不安要素を少しカバーしてくれたようです。
さあ、バタバタの2レースの始まり!まずは、第6戦の予選から。
やっぱり前日から調子の良いチーム無限の野尻智紀選手がポールポジションでした。手強いほんとに。坪井翔選手(VANTELIN TEAM TOM’S)は、惜しくも2番手、セクター3がまとまらなかったとご本人。チームも「あー!」となったそうです。全てをまとめるのは難しいと坪井くんコメント。でも2番手とか「萌えるポジション」だと思いました。
そして、仁嶺くんがTOP3入り!これびっくりでした。前述の通り午後走ってないじゃないですか。それはハンデにならなかったのか?と思ってお話を聞くと、午前の走行を幸いにも走れていたのが良かったと。予選は午前中ですから。
ご本人曰くスーパーフォーミュラは、時間帯、路面コンディションが少しでも変わると、全く用意したことが通用しなくなると。それがこのカテゴリーの難しいところとのことでしたが、この予選は良い方向となったようです。
ピットウォークも大盛況!あとは、決勝を待つのみ。こちらのピットに伺ったらドライバーの後ろに、見たことのあるセルモの社員さん。ファクトリーが近いので、普段現場には来ないスタッフさんたちも応援に来たりするのが富士ならでは。久しぶりに会えてうれしかったです。セルモ長田さん、元気そうで何よりでした。
午後の決勝では、100戦目を迎えた大嶋和也選手(docomo business ROOKIE)のグリッドで、記念撮影が行われていました。記念のフラッグと共に撮影しますとお知らせいただき感謝です。
レースの内容は、フロントロウスタートの坪井翔選手が2周目でしっかり前に出ました。抜き方も魅せました。この二日間のレースは本当に魅せられたのですが、そのレースの1つ目から大興奮でした。
表彰式で珍しく小枝エンジニア(VANTELIN TEAM TOM’S)の姿が、ポディウムの下に。わたしは、世界のカテゴリーみたいに優勝したらメカのみんながポディウムの下まで来ればいいのになあと思っていました。国内は見ているとあまりそういう時間がない。祝っていないでとっとと片付けろとまで行かないにしても、何か手を止めて祝う風潮がないと感じていたのでとても微笑ましかったです。これからはこうするみたいです。勝ちに慣れていたとしても、大事だよね。
富士スピードウェイのラウンドで、坪井選手4連勝ということでVANTELIN TEAM TOM’Sのみなさん「4」で記念写真。翌日もこの調子で行くのだろうと誰もが思ったかもしれません。彼の勢いは、それだけありましたから。この富士で彼の連勝が止まることはあるのだろうか?と。TGR陣営のホームコースですから、シンプルにそう考えました。
ただライバル陣営だってプロですからねえ…、翌日の展開は結果を先にいうとHonda勢に負けました。それだけこの大会は激戦で盛り上がったという訳。負けた側が対策して来るのは当たり前のことだし、なんともプロらしい素晴らしい大会だったんですよね。
8月に富士スピードウェイで行われるハースF1チームのテスト走行に参加の発表があった坪井選手。「だからこそ、恥ずかしい走りは見せられない」とコメントしたことも、彼の自信の現れと受け取っていたので本当に見事な勝ち方に拍手でした。
ハースF1チームのテスト走行は、TGRの先輩で、WECとF1でも走行の機会を何度も与えている平川亮選手と共に参加します。インターネットの取材記事で拝見したのですが、国内トップカテゴリーでタイトルを獲ったご褒美走行の気分で走ってもらっては困る、シートを獲得しにいくつもりで…と坪井くんはTGR陣営内で確認されたと。
国内無敵で、この先どうするんだろうと思っていましたし過去最強のドライバーが所属しているトムスも、勝てる時に勝っておく!という体制。SUPER GTも含め強すぎると話したら、こんなことはそう続かないんだと話す山田淳テクニカルディレクター(VANTELIN TEAM TOM’S)。当たり前に冷静。淳さんには、チームとしてメーカーのモータースポーツをここまで支えてきた実績がありますので、90歳まで現役でよろしくと頼んでおきました。冗談に見えて結構本気で話しました。
坪井くんの才能をちゃんと引き出して、TGR勢が劣勢な時でも誰かが勝ちを持ち還る役目を彼が担って来て、昨年はタイトルを取りました。強豪のHonda包囲網の中でよく頑張ってるなあとかTGR勢…と最近特に思う訳ですよ。
話を戻すと、そのF1のテストは、菅生ラウンド直前に行われます。チームにとってもワクワクが続くと思いますので楽しみですね。頑張ってください。
レースが終わってから、100戦記念の記者会見が行われるというので、大嶋和也選手の登場をブリーフィングルームで待ちました。
最初にJRP上野社長が記念の花束を贈呈しました。渡された花束は、マシンのリバリーに寄せた黒と赤のものでした。そして和やかに会見が始まりました。しっかり聴こうとスマホを椅子に置いてお話を聞いていたら、今季で降りるという言葉が発せられ、慌ててスマホを出して動画におさめました。途中からですけどね。自分の思い出に映像で残しておきたくなったので。きっとSFgoでも見られますね。
全日本F3選手権デビューの2006年から彼を見て来ているので、この時の予期せぬ発言に慌てたんですよね。でも後から考えてみたら、自分が見て来たこと、過去の実績など頭の中で照らし合わせ、この会見の内容については予想がついたものであったかもと。全く私に余裕がなかったなと今思えばね…。
会見の中で、昨年辞めるはずだったけれども、チームオーナーにお願いして1年延長をしたとのことでした…。このシーンから大嶋くん、言葉に詰まり始めました。トムスでのデビューから始まり、チームルマン、そして新規チームのルーキーレーシングの立ち上げ、重責から解き放たれたのか(まだシーズンは終わってないけどね)、堪えきれないほどの大粒の涙を流しました。声をあげて泣いてもおかしくないくらいでしたね。
このカテゴリーで、彼は大変苦労したと思います。SUPER GTは、GT300も500クラスもタイトルを獲得していますが、スーパーフォーミュラでの優勝はたった1回でしたね。これは意外でした。
チームルマンでは、全日本F3選手権で共に戦った山田健二エンジニアと、時期は違いますが同じくチームをトムスからルマンに移籍してことで、再びタッグを組んで戦いました。しかし、2018年シーズンの開幕戦のレースウィークに健二さんが急逝。衝撃が走りました。彼も大きく動揺したと思います。
今思えば、彼はいろんなことを乗り越えたと思っていますが、一番大変だったのはチームの立ち上げではなかったでしょうか。既存のチームからの派生で、立ち上げられた現在所属するルーキーレーシング。ご苦労は、側から見ていてほんとうに一から、いやゼロからでした。サーキットでしか私は見ておりませんが、こんなことからスタートするのかというはじめの一歩をよく目にしましたね。
当初は、経験のあるスタッフを頼りにしながらでしたが、気づけばもう6年目なのですね。成長は顕著。いまや何も心配なく見ております。
チームオーナー(docomo business ROOKIE)のモリゾウさんは、会見の終わりに日本自動車会議所 豊田章男会長としてサプライズとして登場。コメントは、チームオーナーとしてまたお話をしてくださいました。ど素人チームを…と呼んでおりましたが、プロスポーツ界にデビューした以上、チームのここまでの努力も並々ならぬものがあったと絶対に思っています。信念を持って彼らが携わって来たことが、彼らの頑張りから見て取れます。
プロスポーツ、礎を築けばすぐに結果がとはいかなくても、いつかは…ということになるでしょう。他のチームももちろん頑張っていますので、今後、大嶋くんは裏方にまわって頑張る若手をサポートするとおっしゃっていました。
戦績がなかなか現れないことは、誰しも焦りがあると思います。表彰台になかなか辿りつきませんが信じてますからね。そして、遠慮なく自分がポディウムに乗ってくれて全然いいんだからね!と思っていますよ。
では、大嶋選手のスーパーフォーミュラの軌跡を簡単にまとめておきますね(ジュニアフォーミュラの全日本F3選手権から入れておきます)。
▽大嶋和也 1987年4月30日うまれ(現在38歳)スーパーフォーミュラの軌跡
2006 全日本F3選手権参戦 F3マカオグランプリ参戦
2007 全日本F3選手権チャンピオン マカオグランプリ3位(チーム・レクリス・トムス)SUPER GT GT300クラスチャンピオン
2008 ユーロF3へマノーモータースポーツより参戦。同チームよりマカオグランプリ参戦
――――F3卒業―――
2009 国内復帰フォーミュラニッポン、PETRONAS TEAM TOM'S #37
2025年第6戦で100戦達成。同日、2025年をもってスーパーフォーミュラからの引退を発表。
早いもので最終日。暑さは容赦してくれませんでした。雲も飾りにしかなってないくらい暑い富士。
予選開始。Q1の途中でミスコミュニケーションがあって、ピット内がバタバタ。カメラも来ちゃってその様子が流れました。でも、そんなの気にしてられない緊急事態。セットをあれこれ確認したけど、結局タイムリミットも近づきとりあえずネジ締めてピットアウト。ほんとにとりあえずで出ていったからびっくり! それでも小林可夢偉選手はQ2へ進出。ちょっと笑いました、焦りましたよホントに。
ちゃんと伝達して、あれこれクルマを用意するのもこの酷暑…。と擁護のコメントをしておきます。いや、何というか次は同じミスをやらなければ良いのです。それにしても可夢偉くん、Q1全開でウォームアップ。時間的に諦めそうでした私は。かなりギリギリだったけどQ2へ。これ褒めてあげたいですね。
そして、第7戦はサクッとポールポジションを獲得した坪井翔選手。小枝エンジニアがモニターに映りましたが、とてもうれしそうでしたね。いつもクールだったのにキャラ変かと(褒め言葉)。昨日はポールポジションを取ろうと思って取りそびれ、今日は気負わずに行ったら取れたということだったみたい。驚いてましたね。
しかし、予選TOP3のミックスゾーンで、気合の入り方がすごかったのが、Honda太田格之進選手。絶対勝つとおっしゃっていたのですが、これがとても力強くてずっと印象に残ったんですよね。坪井くんは謙虚ですかね常に。TGR勢にこの強いキャラクターはいないかもと思いました(悪い意味じゃないよ、太田選手ももちろん謙虚ね)。結果的に優勝となりましたね。
この時に思ったのが「言霊」です。言葉に宿る力を感じました。あ、叶うんだ!って。わたしめちゃくちゃネガティブなことを自分に対してよく言うのですが、そのまま本当になっちゃうからやめた方がいいと愚息や友人に言われます、言霊は大事だよと。それを思い出しました。有言実行、天晴れでした(拍手)。
予選TOP3の会見のあとピットウォークを経て、併催のKYOJO CUPのグリッドに少し顔を出して見ました。とても華やかですよね。フォーミュラカーに今年車両が変更となり、かっこいいんですよね。これが。バトルなかなか激しいので引き込まれました。
今回、TGRのサポートチームは、スーパーフォーミュラの兄弟?姉妹?チームの隣にピットがありました、Kids com KCMGは、8号車の田坂エンジニアがKYOJO CUPも兼務しておりましたので、行ったり来たりしてましたね。土居チーム代表もね。
坪井翔選手の奥様も旦那様顔負けの戦いぶり。もともとは、たしか奥様の方が速かったんでしたっけ?
いざ決勝!
坪井くんはポールポジションからスタート。グリッドもとうとう最後のレースが始まる高揚感と、もう終わってしまう寂しさというか、なんとも複雑な気持ちでした。撮り漏れはないかしらと。漏ればかりでした。その原因が熱中症。午前中、あれこれ考えていたらうっかり水も飲まずにあちこち歩き回っていたようで体調が悪くなりました。いつもちゃんと飲んでいるのに(みんなも気をつけて)。
そして始まった決勝!
スタートから大盛り上がり。絶対勝つと言ったHonda太田選手が坪井選手の前に出ます。この第7戦もバトルだらけ。競り合いが台本でもあるかのようなかっこ良さ。あんなレースを見せられたね…、ほんと大満足でした。
3位になりましたが、坪井くんポディウムを死守しました、かっこ良かった。終わってから、小枝エンジニアのところに行きお話を。Honda勢に完敗ということでした。坪井選手、精一杯のバトルを繰り広げました。トップに岩佐歩夢選手がいて、2番手に坪井くん。3番手Honda太田選手の際にOTS (オーバーテイクシステム)を50秒も持っていて、余裕で後ろからやって来て、あっさりと2台を料理。太田選手の頭脳戦でしたね。
少し振り返ると、夜遅くまで残ってクルマを全て見直したそうです。そして、これまでエンジニアもやったことのないセットアップで戦ってみて、今後これでシーズンが良い方向に行くのではないかと思うような発見があったようで、戦績を見ても楽しみしかないです。予選も良かったしね。決勝は表彰台まであと一歩でした。これがなかなか大変な一歩だけどね。最後、OTSを持ってはいても、前も速いからなかなか追い付けずバトルに持ち込むことが出来なかったね。でも良い兆しの見えたレースでした。
5位、いいですね。チャンピオンチームは、チームタイトルを獲得できないことが課題でした。どういう意味かというと、2台ともに速くないとダメなんです1台だけでは。
昨年まで、2台の差が結構開いていて悩みの種でした。トップチームだからこそ、そこは克服して欲しいですね。
大立エンジニア曰く、スタートさえうまくいけば、彼はこのポジション(5位)には来られるということです。今年のタイヤとセット、良い部分がなかなか探し切れていなかったようですが、どうも第7戦は前日から何か見つけたものが功を奏したようです。ドライバーが求めているものとクルマをそれに合わせていくこと、噛み合い始めたと。今後また楽しみにしてますよ。
こちらは、第6戦のレース直後、石浦宏明監督に伺ったら、富士テストのあと、クルマを全部見直したそうで、それがこの結果に表れたとのことでした。残り3ラウンド、悔いのない戦いに期待です。
Kids.com Team KCMGは、前の日のレースで仁嶺くんが4位。仁嶺くんが来てから上位に来るレースが増えました。今回は、可夢偉くんと2人とも出入りの激しいレースとなりましたが、お互いもう一つのレースが振るわないところまで同じで仲良しだなあって。もちろん偶然ですけどね。やっぱ仁嶺くん、すごいですチームをかなり押し上げてますからね。引き続き頑張って。
レースが終わるとアレです。富士スピードウェイならではの「GRID PARTY♩」
ステージには、全員が集合しました。大嶋くんより一年早くこのカテゴリーを退いた山本尚貴アスリート委員会委員長と今般引退を発表した大嶋くんが歩く姿は、ジーンと来るものがありますね。
そして、大湯都史樹選手!ご自身のクルマを持ち込んでドリフトも披露。エンターテイナーですね。ここからのお待ちかね(死語かしら)の大湯DJが登場。私、DJ楽しみにしていました。No music no lifeなので。最初のちょっとしか見られてませんけどね。
事前に選曲をいろいろ考えていたようですが、始まる直前に聞いたら、誰でもわかる系にしました!とのこと。でもとっても緊張するって言っててね。練習もたくさんして来たみたいです。
と〜っても盛り上がってましたよ。以前、平成のJ-POPなどが好きだと伺ったことがありますが、まさに!でした選曲。楽しい時間をありがとうございました。
大湯くんのDJの音楽が流れる中、パドックは絶賛撤収作業中。レースウィークがあっと言う間に終わってしまいました。搬入の木曜日からチームのみなさん!暑い中、お疲れ様でした!
次戦は、第8戦は東北!スポーツランドSUGOで初めて8月に開催されます。すぐですよスグ!1レースですので、じっくり楽しみたいと思います!
大谷幸子の近況
マレーシアのSUPER GTから戻りスーパーフォーミュラのこの大会の前に、仕事持ったままイタリアのローマに行って来ました。世界史好きなのですが、どうしても日本が夏休みに入る前にバチカン市国に行きたくて。世界史の先生がテストに出すよと言っていた「コンクラーベ(ローマ教皇の選挙)」も今年あったし、2025年は聖年で25年に一度の「聖なる扉」が開くということで行かなくちゃ!と(笑)。扉を通ると、過去の罪が贖われると信じられています。ならば尚更…。コロッセオも見たいしねと業界の親友と共に弾丸ローマを敢行。一気にローマを周って、やればできると満足して帰還しました。
バチカンミュージアムからサンピエトロ大聖堂に入るルートで現地ツアーに参加。参加しないと3時間待ちとのことで事前に予約。行ってみると現地ツアーはするする入れるファストパスみたいなものでした。
通訳をする友人が何人かおりますが、ガイドは細かなニュアンスもありやっぱり日本語がいいと以前言っていたのを思い出し、日本語ツアーを申し込んでおきました。18人ほど参加があり美術館の入り口で待っていると、後ろの新婚さん?とおじさまが愛知県の話をしていたようで、友人がいつのまにかその話に加わっていました(笑)。
話を伺ってみると、某自動車会社の元社員さんと豊田市付近でお仕事されている社員さんと、友人はTGRのレーシングチームの社員。豊田市と言えばあのチームですね。でもって私はTGRの国内のレポーターということで、18人中、4人が何やら同じ自動車メーカーに関わるということで盛り上がりました。驚きしかなかったです。バチカン市国でこの出会い?
そしてレースといえば、ニュルブルクリンクと(多分)新婚さんに言われ、そこは先週行って来ました!と話が続き…。世界がちっちゃく見えた瞬間でした。そっちのお話をしたくて近況を置いときます!
現在2025年7月30日(水)。カムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード8.7の地震大地震も起き津波も発生、太平洋側は警報が出ています。鎌倉は電車も止まっていますし、江ノ島からの避難の方とか少し混乱しているようです。津波は規模こそ今は小さいにしてもしばらく続くようです。今後もおきつけて。そして天気予報を見たら台風が日本に接近。今週末は、SUPER GT第4戦のスプリントレース!どうなることやら!歴史の記録として残しておきますね!ではまた!
(写真 日本レースプロモーション、トヨタ自動車、大谷幸子 テキスト 大谷幸子)