WRCチャレンジプログラムとは
ラリーで世界へ挑戦する夢をサポート
TOYOTA GAZOO Racingは、モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりと持続可能なモータースポーツ業界の実現を目指して活動を続けています。その実現には、ドライバーの力が不可欠であり、若手ドライバー育成は、TOYOTA GAZOO Racingにとって重要なテーマのひとつです。
TOYOTA GAZOO Racingの若手ドライバー育成プログラムは、TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)として、国内外のレース、ラリーのトップカテゴリーで活躍できるドライバーの輩出を目指し、ドライバーの着実なステップアップをサポートしています。
このWRCチャレンジプログラムは、世界最高峰のラリー競技であるWRC(FIA世界ラリー選手権)で活躍できる日本人ラリードライバーを発掘・育成するため、2015年にスタートしました。
名ドライバーたちを輩出した本場フィンランドでのトレーニングプログラム
WRCチャレンジプログラムのトレーニングは、WRCに参戦するTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamが拠点を置く、フィンランド・ユヴァスキュラを中心に行われます。名ドライバーを数多く輩出してきたフィンランドの地で、ドライビングやペースノートはもちろん、フィジカル面・メンタル面のトレーニングも行いながら、ヨーロッパで開催されるラリーへの参戦を通して実戦経験を積みます。
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ラリー参戦に必要なトレーニングを実施
TOYOTA GAZOO Racingのコーチの下、ドライビング技術やペースノートの作り方・精度の上げ方などを学びながら、フィジカル面・メンタル面など、ラリー競技参戦に必要な総合的なトレーニングを実施します。
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欧州のラリーに参戦し実戦経験を積む
Rally4車両を用いて、フィンランドやヨーロッパ内で開催されるラリーに参戦。ラリーの本場ともいえるヨーロッパの様々な道を通じて、実戦経験を重ねます。
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世界レベルのラリーへステップアップ。WRC参戦へ
WRCのひとつ下のクラスとなるWRC2をはじめとした世界レベルのラリーへの参戦を経て、世界最高峰のラリー競技であるWRCに向けて必要な経験とスキルを磨きます。
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WRCで活躍中の1期生・勝田貴元、それを追う2期生たち
現在、WRCにフル参戦中の勝田貴元は、WRCチャレンジプログラムの1期生。ラリー経験がほとんどない状態でWRCチャレンジプログラムに参加した勝田は、順調に学びを重ね、2021年のサファリ・ラリー・ケニアで自身初の2位表彰台を獲得。2022年はさらに成長をみせ、2度の表彰台を獲得するなど、年間を通じて安定した走りでドライバーズランキング5位を獲得。2023年よりレギュラーチームへと昇格し、TGR World Rally Teamの3台目を8度のチャンピオンを獲得したオジエとシェアします。
そして、TOYOTA GAZOO Racingは2021年夏、WRCチャレンジプログラム 2期生を募集。60名もの応募者の中から、書類審査~フィンランドでの選考会を経て、大竹直生、小暮ひかる、山本雄紀の3名が選出されました。3名は、2022年4月よりフィンランドでの本格的なトレーニングを開始。将来WRCで活躍することを目指す、若手の成長と活躍に期待がかかります。