LEXUS CUSTOMER RACING 2018年 マンスリーレポート No.3
米国WTSCで「LEXUS RC F GT3」が初勝利!
国内SUPER GTでも今季初勝利、欧州も初表彰台獲得
2018.05.29(火)- 21:30配信
5月に入り、モータースポーツシーズンも本格化。世界各地で戦う、LEXUS RC F GT3も好成績を挙げています。LEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポート第3号では、米国WeatherTech SportsCar Championship(GTDクラス)、欧州ブランパンGTシリーズ、国内SUPER GT(GT300クラス)の模様をお伝えします。
WeatherTech SportsCar Championship第4戦レキシントン
ACURA Sports Car Challenge at Mid-Ohio
5月4日(金)から6日(日)にかけて米国オハイオ州レキシントンのミッドオハイオ・スポーツカーコースでWeatherTech SportsCar Championshipの第4戦(第3戦はGTDクラスは出場せず)が2時間40分のセミ耐久レースとして行われました。
同シリーズには昨年より3GT RacingがLEXUS RC F GT3で参戦。今大会は、ドミニク・ボウマン/カイル・マルチェリの14号車、ジャック・ホークスワース/デイビッド・ハイネマイヤー・ハンソンの15号車の2台が出場しました。
練習走行から好調だった2台のLEXUS RC F GT3は、予選でも速さを見せ、15号車が初のポールポジションを獲得。14号車も2番手で続き、LEXUS RC F GT3が最前列に並んで決勝レースをスタート。その順位のまま、1-2体制で前半戦を支配しました。
1度目のピットで2台の順位は入れ替わったものの、LEXUS RC F GT3の1-2体制は変わらず。しかし、2度目のピットの際に15号車がタイムをロスし、6位に後退。
1度目のピットで首位に立った14号車は、一度もその座を譲ることなくトップでチェッカー。同シリーズ参戦2年目のLEXUS RC F GT3に念願の初勝利をもたらしました。
15号車は追い上げ、4位でチェッカー。惜しくも表彰台は逃しましたが、クラスのファステストラップをマークし、速さを示しました。
リザルト(GTDクラス)
順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | ファステストラップ(順位) |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 2番手 | 14 | ドミニク・ボウマン カイル・マルチェリ | 3GT Racing | 116 | 1:20.758(2) |
4位 | 1番手 | 15 | ジャック・ホークスワース デイビッド・ハイネマイヤー・ハンソン | 3GT Racing | 116 | 1:20.536(1) |
Blancpain GTシリーズ第3戦 ブランズハッチ スプリントレース
5月5日(土)と6日(日)の両日、イギリスのブランズハッチ・サーキットでブランパンGTシリーズの第3戦スプリントカップが開催されました。GT3車両のみで戦われる同シリーズには、今季よりエミル・フライ・レクサス・レーシングから2台のLEXUS RC F GT3が参戦しています。
第3戦となった同大会には、20台のGT3車両が出場し、スプリントの2レース制で行われました。LEXUS RC F GT3はステファン・オルテリ/ノルベルト・シードラー組の114号車がレース1で8番手スタートから、9位でフィニッシュ。今季初となるトップ10フィニッシュを果たし、初ポイントも獲得。レース2も同じく9位に入りました。アルバート・コスタ/クリスチャン・クリエン組の14号車は、レース1は11位、レース2は14位に終わりました。
第3戦 レース1 リザルト
順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
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9位 | 8番手 | 114 | ステファン・オルテリ ノルベルト・シードラー | エミル・フライ・レクサス・レーシング | 40 | 29.482 |
11位 | 10番手 | 14 | アルバート・コスタ クリスチャン・クリエン | エミル・フライ・レクサス・レーシング | 40 | 33.561 |
第3戦 レース2 リザルト
順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
---|---|---|---|---|---|---|
9位 | 12番手 | 114 | ステファン・オルテリ ノルベルト・シードラー | エミル・フライ・レクサス・レーシング | 39 | 38.117 |
14位 | 10番手 | 14 | アルバート・コスタ クリスチャン・クリエン | エミル・フライ・レクサス・レーシング | 39 | 1:04.482 |
Blancpain GTシリーズ第4戦 シルバーストーン耐久レース
ブランパンGTシリーズの第4戦は3時間の耐久レースとして、5月18日(金)から20日(日)にかけてイギリスのシルバーストーン・サーキットで行われました。エミル・フライ・レクサス・レーシングは、同じく耐久レースとして行われた第2戦同様、14号車はレギュラーのアルバート・コスタ/クリスチャン・クリエンにマルコ・シーフリードが加わり、114号車はステファン・オルテリ/ノルベルト・シードラーにマルクス・パルタラを加えた3名が出場しました。
50台もの車両が出場した同大会、予選は3セッション行い、その平均タイムでスターティンググリッドが決定。エミル・フライ・レクサス・レーシングのLEXUS RC F GT3は14号車が予選2回目でトップタイムをマークする速さを見せ、3セッションの平均値でも、14号車が3番手。114号車が7番手と好位置につけました。
2台のLEXUS RC F GT3は3時間のレースで常にトップ10圏内のバトルを繰り広げ、最後のスティントでは114号車が3位に浮上。終盤、後続からの猛追を受けましたが、コンマ5秒差で凌ぎ切り、ブランパンGTシリーズにおいてLEXUSとして初となる表彰台を獲得しました。14号車も9位でチェッカー。2台揃ってのポイント獲得となりました。
第4戦耐久レース リザルト
順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
---|---|---|---|---|---|---|
3位 | 7番手 | 114 | ステファン・オルテリ ノルベルト・シードラー マルクス・パルタラ | エミル・フライ・レクサス・レーシング | 89 | 25.652 |
9位 | 3番手 | 14 | アルバート・コスタ クリスチャン・クリエン マルコ・シーフリード | エミル・フライ・レクサス・レーシング | 89 | 33.422 |
SUPER GT第2戦 富士
FUJI GT 500km RACE
今季より3台のLEXUS RC F GT3がGT300クラスに出場しているSUPER GT。第3戦はゴールデンウィークまっただ中の5月3日(木)と4日(金)に富士スピードウェイで500kmレースとして行われました。
ノックアウト方式で行われた予選では、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車が吉本大樹のアタックでQ2へ進出。Q2では、今季よりSUPER GTにデビューし、2戦目の18歳、宮田莉朋がアタックを担当し、大健闘の6番手グリッドを獲得しました。
60号車は決勝レースでも上位争いを繰り広げ、7位でフィニッシュ。ポイント獲得を果たしました。新田 守男/中山 雄一組K-tunes RC F GT3 96号車は14位。ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ/ナタポン・ホートンカム組arto RC F GT3 35号車は24位に終わりました。
リザルト(GT300クラス)
順位 | グリッド | No. | ドライバー | 車両名 | 周回 | トップとの差 |
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7位 | 6番手 | 60 | 吉本 大樹/宮田 莉朋 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 | 101 | 1 Lap |
14位 | 18番手 | 96 | 新田 守男/中山 雄一 | K-tunes RC F GT3 | 101 | 1 Lap |
24位 | 27番手 | 35 | ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ/ナタポン・ホートンカム | arto RC F GT3 | 87 | 15 Laps |
SUPER GT第3戦 鈴鹿
SUZUKA GT 300km Fan Festival
5月19日(土)と20日(日)、前戦からわずか2週間のインターバルでの開催となったSUPER GT第3戦は鈴鹿サーキットが舞台。好天の下で行われた予選では、2台のLEXUS RC F GT3がQ2へ進出。中山雄一がQ2のアタックを担当したK-tunes RC F GT3 96号車が、これまでのコースレコードを2秒近く短縮する圧倒的なタイムをマークし、LEXUS RC F GT3に初のポールポジションをもたらしました。SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車も、前戦速さを見せた18歳の宮田莉朋がQ2で再び好走を見せ、5番手につけました。
決勝レースではポールスタートの96号車が新田守男のドライブで序盤から後続を引き離しましたが、セーフティカーが導入されこのマージンは帳消しに。中盤のピットでは、ライバルがタイヤ無交換作戦を採ったため、一旦は3位に後退しますが、後半を担当した中山雄一が逆転を果たしトップチェッカー。今季初勝利をポール・トゥ・ウィンで飾りました。60号車も5位フィニッシュ。arto RC F GT3 35号車は24位でチェッカーを受けました。
リザルト(GT300クラス)
順位 | グリッド | No. | ドライバー | 車両名 | 周回 | トップとの差 |
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1位 | 1番手 | 96 | 新田 守男/中山 雄一 | K-tunes RC F GT3 | 49 | |
5位 | 5番手 | 60 | 吉本 大樹/宮田 莉朋 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 | 49 | 25.049 |
24位 | 27番手 | 35 | ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ/ナタポン・ホートンカム | arto RC F GT3 | 48 | 1 Lap |
次号のマンスリーレポートは6月27日頃の発行を予定しています。