LEXUS CUSTOMER RACING 2018年 マンスリーレポート No.4
欧州ブランパンGTシリーズで
「LEXUS RC F GT3」が初勝利を飾る
2018.06.28(木)- 15:50配信
北半球では、1年で最も日が長くなり、モータースポーツでも世界的な大イベントが行われる6月。LEXUS RC F GT3も世界各国のレースで戦っています。LEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポート第4号では、ついに初優勝を飾った欧州ブランパンGTシリーズ、米国WeatherTech SportsCar Championship(GTDクラス)、国内では久しぶりの24時間レースが行われたスーパー耐久(ST-Xクラス)の模様をお伝えします。
Blancpain GTシリーズ第5戦 ポールリカール 1000km耐久レース
6月1日(土)と2日(日)の両日、フランスのポールリカール・サーキットでブランパンGTシリーズの第5戦が、1000kmの耐久レースとして開催されました。GT3車両のみで戦われる同シリーズには、今季よりエミル・フライ・レクサス・レーシングから2台のLEXUS RC F GT3が参戦しています。
1000kmという長丁場での戦いとなった今大会には、51台がエントリー。3セッションの平均タイムで決定される予選は、トップから上位24台がほぼ1秒位内に入るという僅差の争いとなりました。前戦シルバーストーンの耐久レースで3位に入り、初表彰台を獲得したLEXUS RC F GT3は、アルバート・コスタ/クリスチャン・クリエン/マルコ・シーフリード組の14号車がトップとコンマ3秒差の4番手。ステファン・オルテリ/ノルベルト・シードラー/マルクス・パルタラ組114号車もトップと約0.5秒差の8番手と上位グリッドを獲得しました。
好スタートを切った2台のLEXUS RC F GT3は、序盤2-3位を走行。その後も14号車が首位を追う展開が続き、終盤、長いフルコースコーションからの再スタートが切られると、ファイナルラップに14号車のコスタが首位を奪取。そのままトップの座を守ってチェッカーを受け、本シリーズ参戦初年度のLEXUS RC F GT3に初勝利をもたらしました。
114号車も中盤まで表彰台を争っていましたが、激しいバトルの中で接触を喫し大きく後退。上位争いは出来ない状況となりましたが、シリーズのハイライトであるスパ24時間レースへ向けたテストのために修復後も走行を続け、35位でチェッカーを受けました。
第5戦耐久レース リザルト
順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 4番手 | 14 | アルバート・コスタ クリスチャン・クリエン マルコ・シーフリード | エミル・フライ・レクサス・レーシング | 172 | |
35位 | 8番手 | 114 | ステファン・オルテリ ノルベルト・シードラー マルクス・パルタラ | エミル・フライ・レクサス・レーシング | 151 | 21 Laps |
Blancpain GTシリーズ第6戦 ミザノ スプリントレース
ブランパンGTシリーズの第6戦は6月22日(金)から24に(日)にかけて、イタリアのミザノ・サーキットでスプリントカップとして開催。22台のGT3車両が出場し、スプリントの2レース制で行われました。
エミル・フライ・レクサス・レーシングのLEXUS RC F GT3はステファン・オルテリ/ノルベルト・シードラー組の114号車がレース1で5番手スタートから上位争いを繰り広げ5位でフィニッシュ。8番手スタートのアルバート・コスタ/クリスチャン・クリエン組14号車は、序盤から好走を見せましたが、ピットで大きくタイムロス。それでも9位でチェッカーを受け、2台揃ってのトップ10フィニッシュを果たしました。
2台揃って予選でタイムが伸ばせず、やや後方のスタートとなったレース2は、16番手グリッドから徐々にポジションを上げていった114号車が、終盤の9位争いを制し8位でフィニッシュ。18番手からスタートを切った14号車は、序盤に冷却系のトラブルに見舞われ、リタイアに終わりました。
第6戦 レース1 リザルト
順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
---|---|---|---|---|---|---|
5位 | 5番手 | 114 | ステファン・オルテリ ノルベルト・シードラー | エミル・フライ・レクサス・レーシング | 40 | 29.482 |
9位 | 8番手 | 14 | アルバート・コスタ クリスチャン・クリエン | エミル・フライ・レクサス・レーシング | 40 | 33.561 |
第6戦 レース2 リザルト
順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
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8位 | 16番手 | 114 | ステファン・オルテリ ノルベルト・シードラー | エミル・フライ・レクサス・レーシング | 38 | 39.876 |
リタイア | 18番手 | 14 | アルバート・コスタ クリスチャン・クリエン | エミル・フライ・レクサス・レーシング | 13 | 25 Laps |
WeatherTech SportsCar Championship第5戦デトロイト
Chevrolet Sports Car Classic
6月1日(金)と2日(土)の両日、米国ミシガン州デトロイトのレースウェイ・アット・ベル・アイルでWeatherTech SportsCar Championshipの第5戦が100分間のレースとして行われました。
同シリーズには昨年より3GT RacingがLEXUS RC F GT3で参戦。今大会は、ドミニク・ボウマン/カイル・マルチェリの14号車、ジャック・ホークスワース/デイビッド・ハイネマイヤー・ハンソンの15号車の2台が出場しました。
予選では14号車が4番手、15号車が5番手と共に表彰台フィニッシュを狙えるグリッドを獲得し決勝スタート。14号車は上位争いを繰り広げ、6位でフィニッシュ。15号車は10周目のアクシデントにより途中でレースを終えることとなりました。
リザルト(GTDクラス)
順位 | グリッド | No. | ドライバー | チーム | 周回 | トップとの差 |
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6位 | 4番手 | 14 | ドミニク・ボウマン カイル・マルチェリ | 3GT Racing | 64 | 1 Lap |
12位 | 5番手 | 15 | ジャック・ホークスワース デイビッド・ハイネマイヤー・ハンソン | 3GT Racing | 10 | 54 Laps |
ピレリスーパー耐久2018 第3戦 富士
富士SUPER TEC 24時間レース
5月31日(木)~6月3日(日)にかけて、静岡県の富士スピードウェイでピレリスーパー耐久シリーズの第2戦「富士SUPER TEC 24時間レース」が開催。日本国内では10年ぶりとなった24時間レースに、シリーズ参戦中のMAX Racing 244号車が出場しました。
GoMax/田中哲也/佐藤公哉/土屋武士の4名で挑んだ244号車は、大きなトラブルに見舞われることなく24時間を戦い、総合でもトップを争うST-Xクラスで表彰台争いを展開。惜しくも表彰台には届きませんでしたが、僅差の4位でチェッカーを受けました。
リザルト(ST-Xクラス)
順位 | グリッド | No. | ドライバー | 車両名 | 周回 | トップとの差 |
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4位 | 6番手 | 244 | GoMax 田中哲也 佐藤公哉 土屋武士 | MAX Racing | 744 | 15 Laps |