2019年プレスリリース

LEXUS CUSTOMER RACING 2019年 マンスリーレポート No.1
米国WTSCシリーズ開幕戦デイトナ24時間レースと
国内スーパー耐久シリーズ開幕戦で
「LEXUS RC F GT3」が表彰台を獲得

2019.03.26(火)- 14:30配信

 世界的にますますその人気を高め、多くのメーカーが算入しているGT3クラス。2019年もLEXUS RC F GT3は世界中の各カテゴリーに参加します。LEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポートでは世界中のGT3クラスで戦われているレースに参戦しているLEXUS RC F GT3の活躍の模様をお伝えしていきます。まず、1月に早くもシーズンのスタートが切られた米国WeatherTech SportsCar Championshipは、デイトナでの24時間、セブリングでの12時間という伝統の耐久シリーズが行われ、デイトナではLEXUS RC F GT3がシリーズ耐久戦初となる表彰台を獲得。また、国内でもスーパー耐久シリーズが開幕。こちらも参戦2年目で初の表彰台フィニッシュを果たすなど、LEXUS RC F GT3が速さを見せました。

デイトナ24時間レースで2位表彰台を獲得したエイム・バッサー・サリバンのLEXUS RC F GT3 12号車

WeatherTech SportsCar Championship第1戦デイトナ24時間
Rolex 24 at Daytona

 1月24日(木)から27日(日)にかけて、米国南東部フロリダ州デイトナビーチに位置するデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで、2019年WeatherTech SportsCar Championshipシリーズの開幕戦となるデイトナ24時間レースが開催されました。同大会はデイトナのオーバルコースと、そのインフィールドにあるロードコースを組み合わせた特設コースで行われます。
 同シリーズには、GT3車両により戦われるGTDクラスがあり、LEXUS RC F GT3は2017年より参戦しています。今季は昨年まで参戦していたチームから変わり、新たにエイム・バッサー・サリバンから2台のLEXUS RC F GT3がシリーズに参戦することとなりました。
 LEXUS RC F GT3の12号車はシリーズのレギュラーとしてフランキー・モンテカルヴォとタウンゼン・ベル、そして今大会はアーロン・テリッツとジェフ・シーガルがドライブ。14号車はリチャード・ハイスタンドと、昨年もLEXUS RC F GT3で速さを見せたジャック・ホークスワースがレギュラードライバー。そして今大会は、オースティン・シンドリックと、日本のSUPER GTチャンピオンでもあるニック・キャシディが初めてWTSC戦に出場することとなりました。
 9メーカーから合計23台がエントリーしたGTDクラス。LEXUS RC F GT3は予選で14号車が12番手、12号車が14番手につけ、26日(土)午後2時半からの24時間レースをスタート。序盤から着実に順位を上げていった14号車がトップ5圏内での争いを繰り広げる一方、12号車は序盤、ピットイン戦略と合わない不運なタイミングでのフルコースコーションにより周回遅れとなってしまいましたが、諦めず追い上げを続行。
 レース後半戦は雨が降り始め、フルコースコーションや赤旗中断が頻発する荒れた展開に。しかし、LEXUS RC F GT3は変わりやすいコンディションでスピンやクラッシュが頻発する中、速さを見せてポジションを上げていき、12号車が3位、14号車が6位でチェッカー。レース後、2位でチェッカーを受けた車両がペナルティで降格となったため、12号車は2位表彰台、14号車も5位と、新たなチームでのデビュー戦で、LEXUS RC F GT3は2台揃ってのトップ5フィニッシュを果たしました。2位フィニッシュは2017年の同シリーズ参戦以来、LEXUS RC F GT3にとって耐久レースでの最上位フィニッシュとなります。

リザルト(GTDクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
2位14番手12フランキー・モンテカルヴォ
タウンゼン・ベル
アーロン・テリッツ
ジェフ・シーガル
エイム・バッサー・サリバン56117.116
5位12番手14リチャード・ハイスタンド
ジャック・ホークスワース
オースティン・シンドリック
ニック・キャシディ
エイム・バッサー・サリバン5601 Lap

WeatherTech SportsCar Championship第2戦セブリング12時間
MOBIL 1 TWELVE HOURS OF SEBRING

 3月13日(水)から16日(土)にかけて、米国南東部フロリダ州セブリングのセブリング・インターナショナル・レースウェイでWeatherTech SportsCar Championshipシリーズの第2戦、セブリング12時間レースが行われました。同レースは初開催が1952年という長い歴史を持つレース。コースは荒れた路面で知られ、12時間の耐久レースはドライバーにも車両にもタフな戦いとなります。
 LEXUS RC F GT3で今季同シリーズに参戦しているエイム・バッサー・サリバンからは、前戦デイトナ24時間で2位に入った12号車がフランキー・モンテカルヴォ、タウンゼン・ベル、アーロン・テリッツの3名、同じくデイトナで5位と好走を見せた14号車はリチャード・ハイスタンド、ジャック・ホークスワース、フィリップ・フロメンウィラーの3名が67回目を迎える伝統のレースに臨みました。
 16日(土)は朝から雨模様となり、午前10時40分のスタート時はヘビーウェットコンディション。セーフティカーに先導されての周回が約40分続いたあと、12周目より水煙を巻き上げながらの本格戦が開始されました。
 12号車は8番手、14号車はペナルティにより16番手からのスタートとなりましたが、このセーフティカー走行中にピットインしたチームがあったため、幾つか順位を上げ、徐々に乾いていく難しいコンディションでの前半戦は2台共にトップ10前後での走行を続けました。
 5時間を経過した頃、12号車と14号車が接触。12号車のダメージは軽微で、直後に予定されていたピット作業で修復し、すぐにコースへと復帰しましたが、14号車はガレージでの長い修復作業を余儀なくされてしまいました。
 その後も着実な走行を続けた12号車は、最後のピットインを終えた時点で10位。終盤、更なる追い上げを見せて前車にプレッシャーをかけ、残り18分というところで9位へとポジションアップ。そのままチェッカーを受け、前戦に続く2戦連続トップ10フィニッシュを果たしました。
 14号車は30周近い遅れとなりながらも、ひとつでも上の順位でフィニッシュしポイントを獲得すべく、コースへ復帰。15位でレースを終えました。

リザルト(GTDクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
9位8番手12フランキー・モンテカルヴォ
タウンゼン・ベル
アーロン・テリッツ
エイム・バッサー・サリバン3182 Laps
15位16番手14リチャード・ハイスタンド
ジャック・ホークスワース
フィリップ・フロメンウィラー
エイム・バッサー・サリバン26258 Laps
  • デイトナ24時間レースで2位表彰台を獲得したエイム・バッサー・サリバンのフランキー・モンテカルヴォ選手、タウンゼン・ベル選手、アーロン・テリッツ選手、ジェフ・シーガル選手
  • セブリング12時間レースに挑んだエイム・バッサー・サリバンのLEXUS RC F GT3 14号車

ピレリスーパー耐久2019 第1戦 鈴鹿
SUZUKA S耐 "春の陣"

 3月23日(土)、24日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットでピレリスーパー耐久シリーズの2019年開幕戦「SUZUKA S耐 "春の陣"」が行われました。同シリーズには昨年から引き続き、LEXUS RC F GT3がMAX Racing 244号車としてST-Xクラスに参戦します。
 24日(日)午後12時35分に、5時間で争われる決勝レースがスタート。前日の予選でクラス5番手グリッドを獲得していた244号車はポジションを上げ、一時は首位を走行。その後も上位での周回を重ね、首位と同一周回の2位でフィニッシュ。参戦2年目にして初の表彰台獲得を果たしました。

リザルト(ST-Xクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
2位5番手244田中徹
田中哲也
佐藤公哉
MAX Racing1301'55.844
  • スーパー耐久 開幕戦 鈴鹿で2位表彰台を獲得したMAX RacingのLEXUS RC F GT3 244号車
  • スーパー耐久 開幕戦 鈴鹿で2位表彰台を獲得した田中徹選手、田中哲也選手、佐藤公哉選手



次号のマンスリーレポートは4月30日頃の発行を予定しています。