2019年プレスリリース

LEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポート No.2
国内SUPER GT開幕戦で 「LEXUS RC F GT3」が優勝
スーパー耐久でも連続2位表彰台獲得

2019.04.30(火)- 16:45配信

 世界各地で市販車をベースに熱いレースが戦われているGT3クラス。4月を迎え、日本でも本格的なモータースポーツシーズンが始まりました。今月のLEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポートでは、欧州からニュルブルクリンク24時間レースの前哨戦となるVLN第3戦、今季は新体制での参戦となるブランパンGTシリーズ開幕戦、そして国内ではSUPER GTの第1戦とスーパー耐久第2戦の模様をお伝えします。

強さを増す雨の中でクラッシュなどのアクシデントが多発し、何度もセーフティカーや赤旗中断が入る荒れた展開となったレースを制したK-tunes RC F GT3 96号車

VLNニュルブルクリンク耐久シリーズ 第3戦
ADAC ACAS H&R-Cup

 4月27日(土)に、ドイツ・ニュルブルクリンクの旧コース(ノルドシュライフェ)でニュルブルクリンク耐久シリーズ(VLN)の第3戦が行われました。今季、LEXUS RC F GT3でニュルブルクリンク24時間レースへの参戦を予定しているBandoh Racing with Novel Racingが、ドミニク・ファーンバッハー/マルコ・シーフリードのドライブで、前哨戦とも言えるこのVLN3のSP9プロクラスに出場しました。
 決勝レースはチームにとって初めてのウェットコンディションでの走行となりましたが、37号車はクラス13位、総合23位で見事完走を果たしました。

リザルト(SP9プロクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回トップとの差
13位
(総合23位)
DSQ37ドミニク・ファーンバッハー
マルコ・シーフリード
Bandoh Racing with Novel Racing231 Laps
  • ニュルブルクリンクを走行するBandoh Racing with Novel RacingのLEXUS RC F GT3 37号車
  • カルーセルを走行するBandoh Racing with Novel RacingのLEXUS RC F GT3 37号車

Blancpain GTシリーズ第1戦 モンツァ 3時間耐久レース

 4月11日(木)から14日(日)にかけて、イタリアのモンツァ・サーキットでBlancpain GTシリーズの2019年シーズン開幕戦が3時間の耐久レースとして行われました。
 今季の同シリーズには、フランスのTech 1 RacingからLEXUS RC F GT3が1台、AMカップ(アマチュアクラス)に参戦します。ドライバーはサッカーの元フランス代表ゴールキーパーで、ル・マン24時間レースへの参戦経験も持つファビアン・バルテズとベルナール・デレス。
 3時間の耐久レースとして行われたモンツァでのシリーズ開幕戦には、48台ものGT3車両がエントリー。Tech 1 RacingのLEXUS RC F GT3 23号車は予選でAMカップクラス6番手につけ、決勝ではひとつ順位を上げてクラス5位でフィニッシュしました。

リザルト(AMカップクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回首位との差
5位6番手23ファビアン・バルテズ
ベルナール・デレス
Tech 1 Racing752 Laps
  • Blancpain GTシリーズ第1戦 モンツァ 3時間耐久レースに挑んだTech 1 RacingのLEXUS RC F GT3 23号車
  • モンツァを走行するTech 1 RacingのLEXUS RC F GT3 23号車

SUPER GTシリーズ第1戦 岡山国際サーキット
OKAYAMA GT 300km RACE

 4月13日(土)、14日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットでSUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が開催されました。
 今季の同シリーズには昨年に引き続き、GT300クラスに3台のLEXUS RC F GT3が参戦します。
 13日(土)に行われた予選は、周回距離が短い岡山では、多くの台数が出走するために2グループに分けて実施。Aグループでは、LEXUS RC F GT3でのSUPER GT2年目となる19歳宮田莉朋の駆るSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車が3番手でQ2進出決定。Q1敗退となったarto RC F GT3 35号車は21番手の決勝グリッドが決定しました。
 Bグループでは脱落ラインの8番手争いが僅か0.037秒内に3台という厳しい戦いとなる中、K-tunes RC F GT3 96号車を駆るベテラン新田守男が8番手でQ2進出を決めました。
 Q2では、今季より96号車でSUPER GTにデビューする19歳の阪口晴南が好走を見せ、コースレコードを更新するタイムで最前列2番手グリッドを確保。60号車は12番手から決勝に臨むこととなりました。
 14日(日)の決勝は午前中に降り始めた雨でウェットコンディション。午後2時半にセーフティカー先導で走行を開始し。4周目にセーフティカーが待避し本戦のスタートが切られましたが、強さを増す雨の中でクラッシュなどのアクシデントが多発し、何度もセーフティカーや赤旗中断が入る荒れた展開に。
 午後4時半、2度目の赤旗中断の時点でレースは短縮終了、選手権ポイントはフルレースの半分が与えられることとなりました。
 そんな中、クラス最前列2番手からスタートした96号車が短い走行時間ながら激しい首位争いを展開し、2度目の再スタート後、12周目に首位を奪取。そのままの順位でチェッカーとなり、今季初勝利を飾りました。また、12番手からスタートを切った60号車も7位でポイント獲得を果たしました。

リザルト(GT300クラス)

順位グリッドNo.ドライバー車両名周回首位との差
1位2番手96新田 守男/阪口 晴南K-tunes RC F GT330-
7位12番手60 吉本 大樹/宮田 莉朋SYNTIUM LMcorsa RC F GT33014.432
18位21番手35ナタポン・ホートンカム/ショーン・ウォーキンショーarto RC F GT330 34.740
  • 悪天候の荒れたレースを制した新田 守男と阪口 晴南
  • SUPER GT開幕戦 岡山で7位フィニッシュとなったSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車
  • arto RC F GT3

ピレリスーパー耐久2019 第2戦 スポーツランドSUGO
SUGOスーパー耐久3時間レース

 4月27日(土)、28日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOでピレリスーパー耐久シリーズの第2戦「SUGOスーパー耐久3時間レース」が行われました。
 同シリーズには昨年から引き続き、LEXUS RC F GT3がMAX Racing 244号車でST-Xクラスに参戦します。
 244号車は予選で3番手を獲得。決勝レースはアクシデントによるフルコースイエロー、セーフティカーなどが何度も入る展開となる中、上位争いを繰り広げました。終盤には首位を追う展開となりましたが惜しくも届かず2位でフィニッシュ。開幕戦に続き2戦連続での2位表彰台獲得を果たしました。

リザルト(ST-Xクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回首位との差
2位3番手244田中徹
田中哲也
佐藤公哉
MAX Racing10717.645



次号のマンスリーレポートは5月28日頃の発行を予定しています。