2019年プレスリリース

LEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポート No.5
米国WTSC第7戦で「LEXUS RC F GT3」が表彰台
国内スーパー耐久では初のポールポジション獲得

2019.07.31(水)- 17:45配信

 7月に入り、北半球では真夏の暑さとなる中で、モータースポーツも各地で文字通りの熱戦が繰り広げられています。世界各地のレースに出場しているLEXUS RC F GT3も、世界三大耐久レースのひとつに数えられるスパ24時間レースを始め、多くのレースで活躍しています。今月のLEXUS CUSTOMER RACING マンスリーレポートでは、表彰台を獲得し好調な米国WeatherTech SportsCar Championshipと、スパ24時間レースが行われた欧州ブランパンGTシリーズ、そして国内のスーパー耐久シリーズの模様をお伝えします。

エイム・バッサー・サリバン 12号車と14号車

WeatherTech SportsCar Championship第7戦カナダ・ボウマンヴィル
Mobil 1 SPORTSCAR GRAND PRIX

 7月5日(金)から7日(日)にかけてカナダ・オンタリオ州ボウマンヴィルのカナディアン・タイヤ・モータースポーツ・パークでWeatherTech SportsCar Championshipの第7戦が2時間40分の耐久レースとして行われました。同シリーズには今季、エイム・バッサー・サリバンから2台のLEXUS RC F GT3が参戦しています。
 予選ではフランキー・モンテカルヴォ/タウンゼン・ベル組の12号車が6番手、リチャード・ハイスタンド/ジャック・ホークスワース組14号車が8番手グリッドを獲得しました。
 決勝レースでは、12号車が着実にポジションを上げていき、今季5度目の表彰台となる3位フィニッシュ。14号車は一時12号車に続く位置まで浮上したものの、レース開始後1時間ほどしたところでライバルと接触。そこでレースを終えることとなリました。

リザルト(GTDクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回首位との差
3位6番手12フランキー・モンテカルヴォ
タウンゼン・ベル
エイム・バッサー・サリバン113+3.260
リタイア8番手14リチャード・ハイスタンド
ジャック・ホークスワース
エイム・バッサー・サリバン7637 Laps

WeatherTech SportsCar Championship第8戦ライムロック
NorthEast Grand Prix

 7月19日(金)から20日(土)にかけて米国コネチカット州レイクヴィルのライム・ロック・パークでWeatherTech SportsCar Championshipの第8戦が2時間40分のセミ耐久レースとして行われました。
 予選ではリチャード・ハイスタンド/ジャック・ホークスワース組14号車が6番手、フランキー・モンテカルヴォ/タウンゼン・ベル組の12号車が13番手グリッドを獲得。
 大変な暑さとなった決勝レースでは、14号車が5位のポジションを守って走行を続けましたが、ピットでのドライバー交代時にタイムロスし、14号車は6位でチェッカーを受けました。12号車はトラブルに見舞われ修理に10分ほどを要することとなりましたが、チームの懸命な努力で修復し、13位完走を果たしました。

リザルト(GTDクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回首位との差
6位6番手14リチャード・ハイスタンド
ジャック・ホークスワース
エイム・バッサー・サリバン1771 Lap
13位13番手12フランキー・モンテカルヴォ
タウンゼン・ベル
エイム・バッサー・サリバン15919 Laps
  • エイム・バッサー・サリバン 12号車
  • 3位表彰台にあがったエイム・バッサー・サリバンのフランキー・モンテカルヴォとタウンゼン・ベル

Blancpain GTシリーズ第6戦 ザントフールト スプリントレース

 7月12日(金)から14日(日)にかけて、オランダのザントフールト・サーキットでBlancpain GTシリーズの第6戦がスプリントの2レース制で行われました。今季の同シリーズにはフランスのTech 1 RacingからLEXUS RC F GT3が1台参戦していますが、スプリント選手権の第2戦と第5戦は欠場していました。今大会、Tech 1 Racingは新たなドライバーラインナップでスプリント選手権にも参戦。米国WeatherTech SportsCar ChampionshipにLEXUS RC F GT3で参戦し優勝を果たしているジャック・ホークスワークスと、元トヨタF1ドライバー、オリビエ・パニスの息子であるオーレリアン・パニスの2名がこの新たなチャレンジに臨みました。
 13日(土)変わりやすい天候の下で行われた予選では、パニスがレース1での25番手グリッド、ホークスワースがレース2で18番手グリッドを獲得。
 予選の後、土曜日の午後に行われた決勝レース1は、スタート直後に多重クラッシュが発生したものの、Tech 1 RacingのLEXUS RC F GT3 23号車はこれをかわしてポジションアップ。更に順位を上げていき、15位でチェッカーを受けました。
 14日(日)に行われた決勝レース2では、ホークスワースが好走を見せポジションを上げたものの、トラブルに見舞われ、僅か10周でレースを終えることとなりました。

レース1 リザルト

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回首位との差
15位25番手23ジャック・ホークスワース
オーレリアン・パニス
Tech 1 Racing35+45.275

レース2 リザルト

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回首位との差
リタイア18番手23ジャック・ホークスワース
オーレリアン・パニス
Tech 1 Racing1025 Laps
  • Tech 1 Racing 23号車
  • Tech 1 Racing 23号車

Blancpain GTシリーズ第7戦 スパ・フランコルシャン24時間耐久レース

 7月23日(火)から28日(日)にかけて、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットでBlancpain GTシリーズの第7戦スパ・フランコルシャン24時間レースが行われました。このレースには、今季より同シリーズの耐久選手権を戦っているフランスのTech 1 RacingからLEXUS RC F GT3が1台、AMカップ(アマチュアクラス)に出場しました。
 ドライバーはここまでの2戦を戦ってきたベルナール・デレスと、サッカーの元フランス代表ゴールキーパーで、ル・マン24時間レースへの参戦経験も持つファビアン・バルテズの2人に、3度のフランス・ツーリングカー選手権チャンピオン経験を持つベテラン、エリック・カイロール、そしてル・マン24時間レース参戦経験を持つ若手ドライバー、ティモシー・ビュレットを加えた4名。72台ものエントリーを集めた今大会に臨みました。
 25日(木)に4セッションに分けて行われ、各ドライバーの平均タイムでスターティンググリッドを決定する予選では、クラス5番手タイムをマークしました。
 27日(土)、ウェットコンディションの下で午後4時半に24時間の長いレースがスタート。23号車は着実に周回を重ね、一時はクラス6位を走行。雨が止みコンディションが好転していく中で更に上位を目指しました。
 レースは朝方強くなった雨のために赤旗が振られ、5時間ほどの中断を経て再開。ビュレットが果敢なアタックを見せて5位へとポジションを上げました。残り1時間ほどのところで長いピットストップを強いられましたが、クラス6位でフィニッシュ。チームにとって初のスパ24時間レースを戦い抜きました。

リザルト(AMカップクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回首位との差
6位5番手23ベルナール・デレス
エリック・カイロール
ファビアン・バルテズ
ティモシー・ビュレット
Tech 1 Racing34512 Laps
  • Tech 1 Racing 23号車
  • ピット作業中のTech 1 Racing 23号車

ピレリスーパー耐久2019 第4戦 オートポリス
TKUスーパー耐久レース in オートポリス

 7月20日(土)、21日(日)の両日、大分県のオートポリスでピレリスーパー耐久シリーズの第4戦、「TKUスーパー耐久レース in オートポリス」が行われました。
 同シリーズには昨年から引き続き、LEXUS RC F GT3がMax Racing 244号車としてST-Xクラスに参戦しています。
 20日(土)に行われた予選は、接近中の台風の影響もあり、途中から雨が降り出すというトリッキーなセッションとなりました。そんな中、244号車は素早いタイヤ交換の判断が功を奏し、チームにとって、そして同シリーズでのLEXUS RC F GT3にとっても初となるポールポジションを獲得しました。
 21日(日)は朝から雨に見舞われ、ウェットコンディションで5時間耐久レースのスタートが切られました。
 ポールポジションからスタートを切った244号車は、レースを通して上位争いを続け、4位でチェッカーを受けました。

リザルト(ST-Xクラス)

順位グリッドNo.ドライバーチーム周回首位との差
4位1番手244田中徹
田中哲也
佐藤公哉
Max Racing1261 Lap


次号のマンスリーレポートは9月3日頃の発行を予定しています。