TEAM
TOYOTA GAZOO Racing
TOYOTA GAZOO Racing(TGR)がダカールラリーで使用する車両は、2018年型のトヨタ・ハイラックスをベースに、ラリーレイド専用車両として開発されました。
このハイラックスは4輪独立サスペンションの4輪駆動車で、5リッター自然吸気V8エンジンをフロントミッドシップに搭載しています。
TGRは、2020年のダカールラリーに4台のトヨタ・ハイラックスを投入します。
300号車は、2019年のダカールラリー覇者であるカタール人ドライバーのナッサー・アル-アティヤとフランス人ナビゲーターのマシュー・ボーメルのコンビで、総合クラス2連覇を狙います。
304号車は、南アフリカ人ドライバーのジニエル・ド・ヴィリエールとTGRに新たに加わったスペイン時ナビゲーターのアレックス・ハロ組。ド・ヴィリエールは新たなナビゲーターとのコンビで、2019年の総合9位よりも上位でのフィニッシュを目指します。
307号車は、オランダ人ドライバーのベルンハルト・テン・ブリンクとベルギー人ナビゲーターのトム・コルソール組。テン・ブリンクは2019年のダカールラリー終盤に無念のリタイアを喫しており、雪辱を期しての参戦となります。
310号車は、元F1チャンピオンのスペイン人ドライバー、フェルナンド・アロンソと、同じくスペイン出身のナビゲーター、マルク・コマのコンビとなります。トヨタのWECチームで2度のル・マン24時間レース勝利を挙げ、FIA世界耐久選手権のチャンピオンも獲得したアロンソは、近年デイトナ24時間レースも制しており、自身の伝説に新たな一ページを加えるべく、ダカールラリーの勝利を目指します。アロンソとコンビを組むコマも、2輪オートバイカテゴリーで数々の好成績を残してきた伝説的なライダーであり、この新たなスペイン人コンビは新たな伝説を作るべく挑戦します。
この、豊富な経験と才能に溢れたチームは、間違いなく2020ダカールラリーでの注目の的となるでしょう。
#300号車
ドライバー ナッサー・アル-アティヤ(カタール) TGRで5度目のダカールラリー参戦 (右)
- 主な戦歴
- ・ダカールラリー優勝(2011、2015、2019)
- ・FIAワールドカップ・クロスカントリーラリーチャンピオン(2008、2015、2016、2017)
ナビゲーターマシュー・ボーメル(フランス)– TGRで5度目のダカールラリー参戦 (左)
- 主な戦歴
- ・ダカールラリー優勝(2015、2019)
- ・FIAワールドカップ・クロスカントリーラリーチャンピオン(2015、2016、2017)
#304号車
ドライバージニエル・ド・ヴィリエール(南アフリカ)– TGRで9度目のダカールラリー参戦 (右)
- 主な戦歴
- ・ダカールラリー優勝(2009)
- ・ラリー・モロッコ優勝(2003、2006、2007、2019)
ナビゲーターアレックス・ハロ(スペイン)– TGRでダカールラリー初参戦 (左)
- 主な戦歴
- ・ダカールラリー2位(2019)
#307号車
ドライバーベルンハルト・テン・ブリンク(オランダ)– TGRで3度目のダカールラリー参戦 (右)
- 主な戦歴
- ・ラリー・モロッコ優勝(2011)
- ・オランダラリーチャンピオン(2009)
ナビゲータートム・コルソール(ベルギー)– TGRでダカールラリー初参戦 (左)
- 主な戦歴
- ・ダカールラリー優勝(2012)
- ・FIAワールドカップ・クロスカントリーラリーチャンピオン(2018)
- ・ラリー・モロッコ優勝(2012)
#310号車
ドライバーフェルナンド・アロンソ(スペイン) TGRでダカールラリー初参戦 (右)
- 主な戦歴
- ・ル・マン24時間優勝(2018、2019)
- ・FIA世界耐久選手権チャンピオン(2018-2019)
- ・F1世界チャンピオン(2005、2006)
- ・デイトナ24時間優勝(2019)
ナビゲーターマルク・コマ(スペイン) TGRでダカールラリー初参戦 (左)
- 主な戦歴
- ・ダカールラリー優勝(2輪部門: 2006、2009、2011、2014、2015)
- ・FIMクロスカントリーラリー選手権(2輪)チャンピオン(2005、2006、2007、2010、2012、2014)