TEAM
TOYOTA GAZOO Racing

#203
ドライバールーカス・モラエス (ブラジル)
コ・ドライバーアルマンド・モンレオン (スペイン)
#204
ドライバーセス・キンテロ(アメリカ)
コ・ドライバーデニス・センツ(ドイツ)
#205
ドライバーガイ・ボッテリル(南アフリカ)
コ・ドライバーデニス・マーフィ(南アフリカ)
#206
ドライバージニエル・ド・ヴィリエール(南アフリカ)
コ・ドライバーディルク・フォン・ジッツェヴィッツ(ドイツ)
#211
ドライバーヘンク・ラテガン(南アフリカ)
コ・ドライバーブレット・カミングス(南アフリカ)
#218
ドライバーサオード・ヴァリアワ(南アフリカ)
コ・ドライバーフランソワ・カザレ(フランス)
GRダカールハイラックスEVO

6チームは全車、ラリーレイドの現場でその性能が担保されたGRダカールハイラックスEVOの最新仕様で参戦します。2025年仕様は、数々の勝利をもたらしてきた信頼性の高い基本設計を忠実に踏襲しながら、細部にわたり改良が施され、品質、耐久性、信頼性といったトヨタのクルマづくりの核とも言える部分でさらに強化が図られています。これらの改良は、トヨタのモノづくり哲学である「継続的な改善」に根ざしており、過去の成功を土台に、過酷な地形にも耐える車両を作り上げました。
ダカールラリー2025では、これまでも主要なスポンサーであったレプソル社との強力なパートナーシップが継続されます。レプソル社は、トヨタのマルチパスウェイ戦略において重要な役割を果たす、再生可能燃料に関して最先端の技術を持っています。このパートナーシップは、TGRの持続可能なイノベーションへ向けた動きを反映したものであり、モータースポーツにおけるカーボンニュートラルの未来の実現を支援するものです。
主要諸元
| エンジン | V35A 市販仕様(ランドクルーザー300に搭載) |
| エンジンタイプ | ツインターボガソリン |
| コントロール規則 | FIA規定パワーカーブによるブースト制限 |
| 最大出力 | 264 kW @ 5,300 rpm |
| 最大トルク | 620 Nm |
| エンジンマネージメント | モーテック |
| トランスミッション | Sadev製6速シーケンシャル |
| ディファレンシャル | 前後及び中央全てLSD |
| クラッチ | セラミックツインプレート 直径215mm |
| フレーム構造 | チューブラーフレーム |
| ホイールベース | 3,140mm |
| トレッド幅 | 2,025mm |
| 全長 | 4,810mm |
| 全幅 | 2,300mm |
| 全高 | 1,890mm |
| 車重 | 2,010kg,FIA規定最低重量(ドライウェイト) |
| ボディ形状 | トヨタ ハイラックスダブルキャブピックアップ 複合素材ボディ |
| フロントサスペンション | ダブルウィッシュボーン、ストローク350mm |
| リアサスペンション | ダブルウィッシュボーン、ストローク350mm |
| ホイール | Evo Course 17インチ |
| タイヤ | BFグッドリッチ 37インチ |
| 燃料タンク | FT3安全セル 540リッター |
チームランドクルーザー [トヨタ車体]

#500

三浦 昂

ジャン・ミッシェル・ポラト
ドライバー Left三浦 昂(日本)
- 主な戦歴:
- −ダカールラリー市販車部門優勝(2018、2021、2022、2024)
- −ダカールラリー市販車部門準優勝(2019、2020、2023)
コ・ドライバー Rightジャン・ミッシェル・ポラト(フランス)
- 主な戦歴:
- −ダカールラリー市販車部門優勝(2023)
- −ダカールラリー市販車部門準優勝(2021、2022、2024)
- −アンダルシアラリー市販車部門準優勝(2020)
#501

ロナルド・バソ

ジャン・ピエール・ギャルサン
ドライバー Leftロナルド・バソ(フランス)
- 主な戦歴:
- −ダカールラリー市販車部門優勝(2023)
- −ダカールラリー市販車部門準優勝(2021、2022、2024)
- −アンダルシアラリー市販車部門準優勝(2020)
- −ダカールラリー市販車部門3位(2010)
コ・ドライバー Rightジャン・ピエール・ギャルサン(フランス)
- 主な戦歴:
- −ダカールラリー市販車部門優勝(2016、2017、2019、2020)
- −モロッコラリー市販車部門優勝(2024)
TOYOTA LAND CRUISER 300 GR SPORT

TLCが参戦している市販車部門は、量産車に「安全に走る」ための装備の追加が義務付けられる箇所以外は市販車に近い状態で走行することを前提にした部門です。車両の基幹部位の構造および材質の変更は禁止されており、ベースとなる市販車の性能の高さが重視されます。
2025年大会仕様車は2024年大会参戦車両をベースとして、悪路走破性、信頼性、耐久性に改良を加えた車両です。主な変更点として、車両規則で許される範囲内でサスペンションストローク量を拡大し、路面追従性能を従来以上に向上させています。
2025年大会仕様車は2024年大会参戦車両をベースとして、悪路走破性、信頼性、耐久性に改良を加えた車両です。主な変更点として、車両規則で許される範囲内でサスペンションストローク量を拡大し、路面追従性能を従来以上に向上させています。
主要諸元
| ベース車両型式 | FJA300L |
| エンジンタイプ | F33A-FTV型 |
| 総排気量 | 3,345cc |
| ボディサイズ | 4,965×1,990×1,975mm(全長×全幅×全高) |
| 最大出力 | 253kw以上 (344ps以上) |
| 最大トルク | 815N・m以上 |
| ステアリング | ラック & ピニオン式 |
| フロントサスペンション | ダブルウィッシュボーン式独立懸架コイルスプリング (BOS製) |
| リアサスペンション | トレーリングリンク車軸式コイルスプリング (BOS製) |
| ショックアブソーバー | ラリー専用品 (BOS製) |
| ブレーキ | 前後ベンチレーテッドディスク (エンドレス製:ブレーキパッドのみ) |
| トランスミッション | Direct Shift-10AT (電子制御10速オートマチック) *1 |
| タイヤサイズ | 285/70R17 (TOYO TIRES製:OPEN COUNTRY M/T-R) *2 |
| ホイール | マグネシウム鍛造 17インチ×7.5J (ENKEI製) |
| 駆動方式 | 4輪駆動(フルタイム4WD) |
| 主要装備 | 電動デフロック(フロント・センター・リア) E-KDSS *3 |
*1 車両規則に基づくラリー専用制御にて1速~8速(後進シフト付)までのマニュアルモードで操作。
*2 OPEN COUNTRY M/T-R2023スペックをベースに、ケース構造の改良と浅溝化により剛性アップと軽量化を実現。また、構成部材には環境に優しいサスティナブル素材を採用。
*3 エレクトロニック キネティック ダイナミック サスペンション システムの略称で、オンロードの走行安定性とオフロードの走破性を高次元で両立させるランクル300で世界初投入されたシステム。ラリー車両では車両規則に基づく専用マニュアル制御に変更(市販モデルのE-KDSSはオートマチック制御)
*2 OPEN COUNTRY M/T-R2023スペックをベースに、ケース構造の改良と浅溝化により剛性アップと軽量化を実現。また、構成部材には環境に優しいサスティナブル素材を採用。
*3 エレクトロニック キネティック ダイナミック サスペンション システムの略称で、オンロードの走行安定性とオフロードの走破性を高次元で両立させるランクル300で世界初投入されたシステム。ラリー車両では車両規則に基づく専用マニュアル制御に変更(市販モデルのE-KDSSはオートマチック制御)
TOYOTA GAZOO RacingのダカールラリーとW2RC活動は、パートナー企業の皆さまによって支えられています。


コメント
アンドレア・カルロッチ
チーム代表:
ダカールラリー2025は、TOYOTA GAZOO Racingの卓越性とイノベーションへの取り組みを象徴するものです。主要パートナーであるレプソルと共に、持続可能な未来に向けて大きな一歩を踏み出します。今年のチームは若さと経験の融合であり、ダカールへの挑戦には不可欠な要素だと信じています。GRダカールハイラックスEVOは入念に改良を重ねてきましたし、来たるダカールラリーにおいても、最強のチームのひとつであると確信しています。
ルーカス・モラエス:
再びダカールラリーに、特にこれほど強力なチームの一員として挑戦できることにとても興奮しています。GRダカールハイラックスEVOは素晴らしいクルマで、最新の改良が加えられたことにより、トップレベルで戦うためのすべてが整っていると確信しています。トヨタのワークスドライバーとして、レプソルのようなパートナーと協力しながら、持続可能なモータースポーツ活動の未来を目指して走れることを光栄に思います。
セス・キンテロ:
TOYOTA GAZOO Racingの一員としてダカールラリー2025に参戦できることになり、夢のようです。毎年、私はドライバーとして学び成長していますが、ダカールラリーは究極のテストです。また、レプソルがパートナーであることで、モータースポーツという枠を超えた大きなものに貢献していることを知り、わくわくしています。我々は再生可能エネルギー技術にパイオニアとして取り組み、モータースポーツにおいて持続可能なエネルギーで何ができるかを示そうとしています。