2018年プレスリリース
TOYOTA GAZOO Racing
2018年全日本ラリー選手権に参戦するチームに
スポーツCVTユニットを供給
2018年3月16日(金)
TOYOTA GAZOO Racingは、モータースポーツの裾野を広げることを目的に、2018年の全日本ラリー選手権にCVT車両で参戦するチームに対し、スポーツCVTユニット*1を供給します。
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TEAM OKUYAMAのシェイクダウン風景
TOYOTA GAZOO Racingは、モータースポーツの厳しい環境の下で『人を鍛え、クルマを鍛える』ことを目的に、2015年より全日本ラリー選手権に参戦しています。
2017年は、スポーツ制御CVTでラリーに参戦するという新たな挑戦の年でもありましたが、参戦したJN3クラスでは、シリーズランキング2位を獲得し、ラリーにおけるCVTの可能性を証明することが出来ました。また、参戦を通じて培われたノウハウは2017年9月に発売されたトヨタ ヴィッツ GR SPORT “GR”の制御に織り込まれています。
2018年は、モータースポーツの場でより多くの方々にCVTをご活用いただくことを目的として、全日本ラリー選手権にCVT車両で参戦するチームへスポーツCVTユニット*1を供給します。
CVT開発エンジニアのコメント
今回、このようなプログラムが提供できることを大変嬉しく思います。一般的にCVTは燃費が良いというイメージがある反面、スポーツ走行には向かないと認識されています。しかしながら、2017年の挑戦で、CVTは専用のLSDを採用する等で、スポーツ走行を可能にし、さらに制御プログラムの改良によりMT車両にも劣らないパフォーマンスが発揮できる場合があることを証明できたと実感しております。
CVTにより、シフトチェンジをすることなくハンドル操作に集中できるという利点を生かし、一人でも多くの方がモータースポーツを始めるきっかけになっていただけたら幸いです。
2018年シーズンも全日本ラリー選手権への参戦を通じ開発を続け、将来は、より多くの車種でモータースポーツ参戦が可能となるように努力してまいります。
チーム詳細
コドライバー
竹原 静香