唐津
全日本ラリー 第3戦 唐津
全日本ラリー選手権 2019シーズン唯一の九州ラウンド
今シーズンは第3戦目にスケジュールされた「Sammy ツール・ド・九州2019 in 唐津」が4月12日(金)〜14日(日)に佐賀県唐津市を拠点に開催される。本格的なラリーシーズンを迎え、九州地区で唯一の全日本ラリー選手権の開催とあって、地元・九州はもとより、多くのラリーファン、モータースポーツファンから注目される一戦である。約10年ぶりに「ボートレースからつ」に観戦エリアが設けられるなど、より気軽にラリーを楽しむことができる大会となっている。会場周辺には玄界灘を見渡せる唐津城などの史跡のほか、イカの活け造りなどのグルメも有名で、観光と合わせての観戦をお勧めしたい。
2016年までは開幕戦として開催されていた「ツール・ド・九州 in 唐津」。そのこともありスタート前には唐津神社にて、1年間のラリーの安全と交通安全祈願が行われることが恒例となっている。今回もその唐津神社で選手・チーム関係者、主催者らが勢ぞろいして祈願を行ったのち、セレモニアルスタートから競技が開始される。スペシャルステージ(SS・タイムアタック区間であり、タイムが計測されるコース)は14本用意され、SSの総走行距離は75.40㎞が予定されている。昨年、九州地方を襲った集中豪雨などの影響で、これまでSSが設定されていた林道の一部が通行できなくなってしまった。そのため、今年のSSには過去の全日本ラリーでは使用していない新たなコースが加えられたほか、例年使用しているSSも走行距離が短縮されるなど、大きな変更を受けていることが今大会の特徴と言える。新たなSSでは例年以上にイコールコンディションに近い戦いが予想され、心機一転のコースでどのドライバーがラリーの主導権を握るのか、注目の1戦となる。また、観戦エリアもラリーの拠点となる「ボートレースからつ」のほかに新たな林道SSにも設定され、ラリーを観戦するファンにとっても新たな魅力を発見するラリーとなることだろう。
「クルマを鍛え、人を鍛える」をスローガンに全日本ラリー選手権に参戦するTOYOTA GAZOO Racing。2017年シーズンから投入されていたTGR Vitz CVTに代わってTGR Vitz GRMN Rallyでチャレンジを開始したのが、昨年の第3戦NISSIN Rally 丹後2018から。それから約1年が経過しようとしている。
昨シーズンは、第7戦MSCCラリー in いわき2018 Supported by SammyでTGR Vitz GRMN Rallyとして初優勝を飾ったほかにも、2位が3回、3位が1回と合計4つの大会でも表彰台を獲得。また、リタイアに終わってしまった大会でも貴重なデータを得て、学びにつなげていった。クラス編成が大きく変わった今シーズン、個性的なライバル勢が続々と参戦するJN2クラスで戦うTGR Vitz GRMN Rallyは、目下2連勝中。しかし、「ラリーごとに改善すべき点、新たな課題が見つかります」と宮本昌司チーフメカニックが語るように、謙虚な気持ちで取り組みつつ、結果を求めて引き続き参戦する。
大会基本情報
- 開催地:
- 佐賀県唐津市周辺
- 日程:
- 4月12日(金)~14日(日)
- サービスパーク:
- 「ボートレースからつ駐車場」 佐賀県唐津市原1116
- 路面:
- ターマック
- SS:
- 14(SSトータル距離:75.40km)
- 総走行距離:
- 334.86km
※最新情報は 大会公式サイト をご覧ください。
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※2019年4月5日時点の情報です。最新情報は 大会公式サイト をご覧ください。
全日本ラリー選手権は2019年シーズンからクラス区分が大きく変更になった。
全6クラス制に変更はないものの、排気量や車両規定、駆動方式などによって、各クラスの内容が一新された。
最上位クラスとなるJN1クラスは、昨シーズンまでJN6クラスで主流だった車両に加え、日本で走るためのナンバープレート取得の条件付きではあるがFIAによるA/R/N公認車両(海外ラリーで活躍するシュコダ・ファビアR5など)が出場できるようになった。
TGR Vitz GRMN Rallyが所属するJN2クラスは、昨シーズンのJN5クラスとほぼ同じクラス区分となる。
JN3クラスは、昨シーズンまで改造範囲などによってふたつのクラスに分かれていたトヨタ86/BRZがこのクラスにまとまって戦うことになる。JN4クラスは1500cc〜2500ccまでの車両が戦うJN4クラスとなり、昨年のJN4クラスに参戦していた前輪駆動車と4輪駆動車が主力となる。JN5クラスはトヨタ・ヴィッツなど1500ccの前輪駆動車が対象となる。
JN6 クラスはハイブリッド車や電気自動車のAE車両に加えて、1500cc以下のAT車両が参加可能となる新しいクラスに。より参加しやすいクラスとして、今後盛り上がりが期待されている。
WRC(世界ラリー選手権)のジュニアクラスに位置付けられているWRC2や、アジア・パシフィック・ラリー選手権、ヨーロッパ・ラリー選手権などで採用されているR5車両が参戦可能となるほか、AT車両が参戦可能なクラスが新設されるなど、バラエティに富んだ車両が参戦する2019年の全日本ラリー選手権。ぜひ、会場で迫力あるラリーカーが疾走する姿を観戦しよう。
■2019年 全日本ラリー選手権 クラス区分
JN1 気筒容積が2500ccを超える4輪駆動のRJ、4輪駆動のR
JN2 気筒容積が2500ccを超える2輪駆動のRJおよび2輪駆動のR
JN3 気筒容積が2500cc以下の後輪駆動のRJ、RPN
JN4 気筒容積が1500ccを超え2500cc以下の前輪駆動および4輪駆動のRJ、RPN
JN5 気筒容積が1500cc以下の前輪駆動のRJ、RPN
JN6 気筒容積が1500cc以下のRJ、RPN(ATに限定)およびAE(気筒容積区分なし)
※過給器つき車両は排気量×1.7で換算した数値(ターボ係数)をもとに区分されます。
「松川河畔公園駐車場」 佐賀県唐津市原1774番地1他
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- ■駐車場
松浦河畔公園駐車場(ボートレースからつ前)
佐賀県唐津市原1774番地1他 - ※13日(土)14日(日)ともに来場者用駐車場は「松浦河畔公園」駐車場をご利用ください。「ボートレースからつ」内駐車場への駐車はご遠慮ください。
- ※JR東唐津駅より「ボートレースからつ」行の無料シャトルバスをご利用の方は「ボートレースからつ」からJR東唐津駅行は15時が最終となりますのでご注意ください。
- ■駐車場
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- ■セレモニアルスタート
唐津神社
佐賀県唐津市南城内3-13 - ○観戦/入場費用
13日(土)8:00~(約60分程度)/無料 - ※周辺に駐車場がないため公共交通機関をご利用をください。
- ■セレモニアルスタート
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- ■観戦エリア「UCHIURAステージ」
観戦場所へは近隣駐車場まで自身にて移動、そこからシャトルバスを運用します。詳しくは下記観戦受付まで。 - 〇観戦エリア日時および費用
13日(土)①12:10~/②13:58~(約60分程度)
大人1名1,500円、高校生以下無料 - ※観戦エリア入場には観戦受付が必要です。13日(土)9:30よりイベント広場「唐津ラリーサポート実行委員会ブース」にて観戦受付開始。先着200名に2019年全日本ラリー選手権ガイドを進呈。
- ※観戦者の確認のため、必ず見えるところに入場シールをお貼りください。
- ※ラリー観戦は危険が伴いますので、係員の指示等に必ず従ってください。
- ※各時間は変更の場合がございます。
- ■観戦エリア「UCHIURAステージ」
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- ■イベント広場/サービスパーク/観戦エリア「BOAT RACEステージ」/セレモニアルフィニッシュ
ボートレースからつ
佐賀県唐津市原1116 - ○入場費用
無料(観戦エリア費用は別途下記) - ※サービスパーク等、通行車両には十分お気をつけください。
- 〇観戦エリア日時および費用
14日(日)①8:03~/②10:47~(約60分程度)
大人1名1,000円、高校生以下無料 - ※観戦エリア入場には観戦受付が必要です。14日(日)7:00よりイベント広場「唐津ラリーサポート実行委員会ブース」にて観戦受付開始。先着200名に2019年全日本ラリー選手権ガイドを進呈。
- ※観戦者の確認のため、必ず見えるところに入場シールをお貼りください。
- 〇セレモニアルフィニッシュ
14日(日)13:00~(約60分程度) - ※ラリー観戦は危険が伴いますので、係員の指示等に必ず従ってください。
- ※各時間は変更の場合がございます。
- ■イベント広場/サービスパーク/観戦エリア「BOAT RACEステージ」/セレモニアルフィニッシュ