横手ラリー2019
全日本ラリー選手権 第7戦 横手ラリー2019
ラリー人気のさらなる
盛り上りに期待
秋田県横手市周辺で初の
全日本ラリー選手権が開催
今シーズン第7戦、「横手ラリー2019」が7月26日(金)〜28日(日)の3日間、秋田県横手市周辺を舞台に開催される。県内での全日本ラリー選手権の開催は1983年以来、横手市周辺では初の開催となる。同県では1990年代まで田沢湖町(現在の仙北市)内で雪上でのウインターラリーが盛んで、多くのトップドライバーを輩出するなどラリーが盛んに行われてきた。近年では、競技として絶好のグラベル(未舗装路)がある横手市周辺で「横手ラリー」の名称で開催されるようになり、2018年には日本スーパーラリーシリーズ(JSR)を開催、今年はさらに全日本ラリー選手権も開催することになった。「東北の山々の自然を活かし、この地でこそ味わうことができる本物のグラベルコース」を観戦者に提供すべく、秋田県内のラリーチームと東北6県のクラブが協力して取り組んでいる。スペシャルステージ(SS・タイムアタック区間であり、タイムが計測されるコース)は合計で12SS、SSの総走行距離は113.00㎞が予定されている。
横手市周辺での全日本ラリー選手権開催は今回が初めてとなるため、すべてのSSは全日本ラリー選手権に参加する選手やチームにとって未経験のコースだ。林道ステージは全部で3カ所、いずれのステージも初日は順走方向に2回ずつ、2日目は逆走方向に2回ずつの計4回の走行が行われる。いずれの林道ステージもコーナーがつづら折りに続くテクニカルセクションが多く、さらに後半のSSにはハイスピードセクションやターマック(舗装路)とのミックス路面も予定されており、ドライバーもコ・ドライバーも息つく暇がないスリリングな展開が予想される。また、路面は轍が掘れにくい硬質なダートが多いが、昨年、日本スーパーラリーシリーズ(JSR)に参戦した選手によると「SSを2本走っただけでタイヤの磨耗が進んだ」というほど、タイヤに厳しい路面である。タイヤの使い方に難しさがあるうえに、同じ林道をそれぞれ4回ずつ走るために、初日序盤は浮き砂利路面との戦いとなり、2日目は硬質ダート路面ながらもどこまで道が荒れてくるかが、勝敗を左右しそうだ。刻々と変わる路面に対応するドライビングテクニックが必要とされる1戦となる。
「クルマを鍛え、人を鍛える」をスローガンに全日本ラリー選手権に参戦するTOYOTA GAZOO Racing。2019年シーズンをJN2クラスで戦うTGR Vitz GRMN Rallyは、前戦のラリー・カムイで新しいギヤボックスを投入、ギヤ比を変更して挑み、車両のセットアップの調整やドライビングの試行錯誤を続け、JN2クラスで3位を獲得。昨シーズンではリタイアに終わったラリー・カムイを走りきり、チームに貴重なデータをもたらした。豊岡悟志チーム監督は「今回はギヤ比を変更したこともあり、習熟を深めることに徹底しました。しかしながらライバルに負けてしまうことは面白くありませんし、次(横手ラリー)は勝つことができるよう対策を進めます」とコメント。
JN2クラスでの連勝は止まってしまったものの、ドライバーを務める眞貝知志選手はクルマの仕上がりには手応えを感じており、「TGR Vitz GRMN Rallyは熟成を重ね、少しずつですが前進を続けています。今後に向けてさらに加速していきたいですね」とまずは未体験のラリーとなる横手ラリーの戦いを見据える。チームは、前戦から新たに投入したギヤボックスのシフトフィーリングのさらなる改善を続けるなど、たえまなく一歩一歩着実に、常に“次もすこしでもベター”を胸に前進、横手ラリーに臨む。
大会基本情報
- 開催地:
- 秋田県横手市周辺
- 日程:
- 7月26日(金)~28日(日)
- サービスパーク:
- 秋田ふるさと村第4駐車場(秋田県横手市赤坂字富ケ沢62-46)
- 路面:
- グラベル
- SS:
- 12(SSトータル距離:113.00km)
- 総走行距離:
- 304.64km
※最新情報は 大会公式サイト をご覧ください。
Yokote NOW
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※2019年7月19日時点の情報です。最新情報は当日HQでご覧ください。
2019年の全日本ラリー選手権・全10戦のうち東北が舞台となるのは、昨年から開催カレンダーに加わった福島県いわき市での「MSCCラリーinふくしま2019」(10月31日(木)〜11月3日(日)開催)と、秋田県横手市を中心に開催される本戦「横手ラリー2019」のふたつ。横手市周辺では、これまでに東日本ラリー選手権や日本スーパーラリーシリーズ(JSR)などの開催実績はあるが、全日本ラリー選手権は今回が初開催となる。
TOYOTA GAZOO Racingにとって東北地方でのラリーは、2015年の「がんばろう!福島MSCCラリー」にトヨタVitz GRMN Turbo(勝田貴元/石田裕一組)で初参戦し、デビュー戦ながら2位を獲得するなど、ゆかりのある地域ではあるものの、横手市周辺でのラリーはチームとしては未体験。同じように全日本ラリー選手権を主戦場に戦っている多くの選手・チームにとっても新しい舞台となるため、ラリーはイコールコンディションで拮抗した展開になることが予想される。
観戦エリアは緑豊かな林道に、2日間でふたつのSS、合計8回のタイムアタック区間が設けられる。雰囲気は前戦のラリー・カムイや今季最終戦「MSCCラリーinふくしま2019」の林道ステージに似たものがあり、至近距離を全力で駆け抜ける迫力満点のラリーカーを堪能できることだろう。ただし、開催時はブヨなどの害虫の発生時期と重なるため、観戦には虫除けなどの薬の持参や肌を覆うような服装などを心がけるなど十分な対策をお勧めする。なお、観戦エリアの大部分で携帯電話が各会社とも圏外となる情報があるのでこちらも要注意だ。
秋田ふるさと村
秋田県横手市赤坂字富ケ沢62-46
-
- ○観戦エリア1
セレモニアルスタート/ラリーサービスパーク/セレモニアルフィニッシュ
秋田ふるさと村第4駐車場
秋田県横手市赤坂字富ケ沢62-46 - ○ラリーパーク入場費用
入場無料/駐車無料 - ※ラリーサービスパーク周辺は駐停車禁止です。駐車場は秋田ふるさと村横手市雪捨て場をご利用ください。駐車料金は無料です。
- ○セレモニアルスタート
7/27(土)9:30~(予定) - 〇セレモニアルフィニッシュ
7/28(日)13:00~(予定) - 【ラリー観戦のご注意】
ラリー観戦には危険が伴います。係員の指示に従ってください。
詳しくは公式サイトをご覧ください >>
- ○観戦エリア1
-
- ○観戦エリア2
観戦ステージは①南郷岳・金山線②小鈴森線の2ヶ所ですが、一般の車両は立入禁止のため、山内体育館駐車場よりシャトルバスで移動し観戦。
シャトルバス発着場ならびに一般駐車場
■山内体育館
秋田県横手市山内土渕字二瀬8番地4
秋田ふるさと村からのアクセス >>
シャトルバス発着時間 >> - ○観戦費用
安全管理費・保険料:¥2,000 - ※中学生以下無料
- ※中学生以下の観戦は大人同伴が条件
- ①南郷岳・金山線観戦ステージ
7/27(土)SS1 10:13~(予定)/SS4 13:27~(予定)
7/28(日)SS9 8:19~(予定)/SS12 11:58~(予定) - ②小鈴森線
7/27(土)SS2 10:56~(予定)/SS5 14:10~(予定)
7/28(日)SS8 07:36~(予定)/SS11 11:15~(予定) - ※携帯電話は各社とも圏外です。ラリーカーの観戦エリアを通過までには時間が掛かります。
- ※天候の急変が考えられます。雨具・長靴等をご持参ください。
- ※ラリー観戦エリアには仮設トイレしかありません。食べ物、飲み物を準備してください。また日よけ対策、雨対策、アブ対策として必要なものがあればご準備ください。
- 【ラリー観戦のご注意】
ラリー観戦には危険が伴います。係員の指示に従ってください。
詳しくは公式サイトをご覧ください >>
- ○観戦エリア2