2021 Rd.7 2021 ARKラリー・カムイ

全日本ラリー選手権 第7戦 2021 ARKラリー・カムイ

    全日本ラリー 2021年 第7戦 2021 ARKラリー・カムイ 大会情報

    2021年シーズンは後半戦に突入
    初の未舗装路ラリーに挑むGR YARIS GR4 Rally

    7月2日(金)〜4日(日)に開催される、2021年の全日本ラリー選手権第7戦「2021 ARKラリー・カムイ」。2020年大会は新型コロナウイルスの感染拡大により中止を余儀なくされたため、2019年以来の開催となる。北海道虻田郡ニセコ町を拠点とした今シーズン初のグラベル(未舗装路)ラリーであり、この後も第8戦「横手ラリー2021」、第9戦「RALLY HOKKAIDO」と、グラベルラリーが3戦連続で行われる。
    2年ぶりの開催に向け、主催者は人数を制限しながら観戦エリアを設ける旨を公式ウェブサイト上で発表。7月3日(土)と4日(日)にそれぞれ100名限定でスペシャルステージ(SS・タイムアタック区間であり、タイムが計測されるコース)の観戦エリアに入場できるようにするという(6月23日(水)12:00募集開始、定員になり次第募集終了)。
    今大会のSS走行距離は106.38kmとされており、順位により獲得できる得点係数は1.5。優勝すれば30点が与えられるため、シーズン後半戦に向けて弾みをつけたい選手、あるいはここまでの流れを挽回したい選手にとっては落とせない一戦と言えるだろう。ラリーは初日に6SS、2日目にも6SSが設けられ、それぞれ3カ所のステージを2度ずつ走行する予定。大会最長のSSである初日のSS2/5 SCHUNK(14.05km)を含め、10kmを越えるSSが半数にのぼる。全体的にフラットな路面のダートが多く、路面コンディションは良好。一部にはハイスピードなセクションもあり、梅雨知らずの北海道の初夏という開催時期も合わせて、選手からも走りやすいという評価を得ている。
    チームは今回のラリーに2台の「GR YARIS GR4 Rally」を送り込む。クルーは勝田範彦選手/木村裕介選手、眞貝知志選手/安藤裕一選手。GR YARIS GR4 Rallyにとって初めてのグラベルラリーで、全日本ラリー選手権のトップクラスであるJN1クラスでの勝利を目指す。
    ※SSの情報は6/25(金)現在の規則書アイテナリー情報。最新情報は 大会公式サイト >> をご覧ください。

    関係者に問診表の提出と検温を要請
    観戦エリアについても対策を実施予定

    今大会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、選手および関係者、オフィシャルは大会受付時に問診票の提出と、2週間前からの検温などが要請されている。
    観戦エリアについても2日間各日100名限定としたうえで、マスク着用などの感染対策の徹底と、入場時の検温、「問診表」の提出と「コロナ通知システム」の登録など、新型コロナウイルス感染症対策が実施される。

    できる限りの準備をして臨み
    新たな課題を解決に導く取り組みを続ける

    TOYOTA GAZOO Racingとしてはラリー・カムイを含め様々なグラベルラリーへの参戦経験はあるものの、今シーズンはチームのメンバー、特にメカニックのほとんどが入れ替わっているため、グラベルラリーはほぼ初体験という状態だ。そのため、テストにおいても不整地に板を敷き、その上で整備作業を行うなど、初めてのグラベル実戦を想定して入念な準備を重ねている。

    2019シーズンの本戦ではTGR Vitz GRMN Rally(眞貝/安藤組)で3位入賞も、2018シーズンではアクシデントによるリタイアを期している。人にもクルマにも、より鍛えのラリーとなる本戦。
    2019シーズンの本戦ではTGR Vitz GRMN Rally(眞貝/安藤組)で3位入賞も、2018シーズンではアクシデントによるリタイアを期している。人にもクルマにも、より鍛えのラリーとなる本戦。

    チームを率いる豊岡悟志監督は「もちろんこれまでにもグラベル路面でのテストは行っていますが、初めてのクルマですし、実戦での新たな課題はいくらでも出てくるはずです。そうした状況を想定して、できる限りの準備をしてラリーに臨み、そのなかでまた新しい課題を見つけ、それを解決するというサイクルを確率させていきたいですね」と語っており、メンバーの成長についても期待を寄せている。
    また、今年から2台での参戦となっていることから、メカニックのメンバーは各車のリーダーを中心にグループ分けをした体制を採用。シーズンも半ばにさしかかり、各メンバーもそれぞれ経験を積んだことで、様々なアイデアや相乗効果が出始めてきている。両チームが切磋琢磨し、いい意味で競争しながら“両輪”を形成している点は大きな成長と言えるだろう。

    勝田範彦選手と挑んだGR YARIS の雪上ドライブムービー公開中!!

    大会基本情報

    開催地:
    ニセコ町、蘭越町
    日程:
    7月2日(金)~4日(日)
    サービスパーク:
    ニセコアンヌプリ国際スキー場 駐車場
    (北海道虻田郡ニセコ町字ニセコ485)
    路面:
    未舗装路(グラベル)
    SS:
    12(SSトータル距離:106.38km)
    総走行距離:
    390.89km

    ※最新情報は 大会公式サイト をご覧ください。

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    ※2021年6月25日時点の規則書アイテナリー情報です。最新情報は当日HQでご覧ください。

    テストと実戦は違うもの
    再スタートの心意気で臨むグラベルラリー

    ラリー・カムイに臨むにあたり、車両はグラベルラリー仕様へと変更を受ける。外観上では、荒れた路面に対応するためにサスペンションのストロークを大きくとり、車高をアップ。また、車両下部にはアンダーガードを装着して、飛び石などによる損傷を防ぐ工夫がなされている。タイヤはグラベルラリー専用の偏平率の高いものが用いられることが特徴で、規定によりホイールサイズも15インチに変更され、それによりブレーキ径も小さなものに。路面の摩擦係数が低くなるため、特に駆動力を余さず路面に伝えるトラクション性能と、ドライバーの意思に素直に反応する車両のコントロール性能が求められる。
    GRヤリスが搭載するスポーツ4WDシステム“GR-FOUR”は、WRCからフィードバックした様々なノウハウを惜しみなく投入し、トヨタ独自開発のスポーツ4WDとして高い運動性能を発揮する。全日本ラリー選手権においてグラベル路面での実戦はこれが初となるが、過去のノウハウやテストで得られたデータを活用して、駆動やサスペンションのセッティングなど詳細を煮詰めて臨む。
    前戦モントレーの終了時点で勝田選手は、「グラベル路面でのテストは実施しています。クルマの手応えもいいですね。とは言えテストと実戦ではまったく異なりますから、実際に走り出してみないと分からない部分もあります。それもまた経験やデータとして積み重ねられればと。ドライバーも頑張ります」とコメント。初のグラベルラリー実戦に向けて、再スタートの心意気で臨む。

    ○サービスパーク
    ニセコアンヌプリ国際スキー場 駐車場
    (北海道虻田郡ニセコ町字ニセコ485)
      • ■観戦ステージ
      • 「2021 ARKラリー・カムイ」では、人数制限を行いギャラリーエリアを設定いたします。
      • ○募集人数・観戦費用
        7/3(土)および4(日)ともに各100名(2,000円/名)
        ※両日ともに募集人数に達したため締め切り
        ※大会公式プログラム、 オリジナルステッカー付
        ※6月23日(水曜)12:00〜下記エントリーフォームにて募集開始、定員になり次第、募集を終了。
        ※中学生以下の同伴は無料
      • ○観戦ステージ SS
        7/3(土)SS1/4(集合予定:AM7:30〜/AM11:00〜)入退場自由
        7/4(日)SS7/10(集合予定:AM5:00〜/AM9:00〜)
        ※両日ともに募集人数に達したため締め切り
        ※上記時間は参考時間です。時間は変更となる場合がございます。
        ※新型コロナウイルス感染症対策を行いギャラリー観戦を実施。
        詳しい内容はエントリーフォームをご覧ください。
      • 〇応募受付方法
        大会公式WEBサイトの エントリーフォーム >> にて
      • その他詳しくは大会公式サイトをご覧ください >>

    2019 PHOTO GALLERY

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    全日本ラリー選手権 2019
    第6戦 2019 ARKラリー・カムイ
    2019年7月5日(金)〜7日(日)