2017年プレスリリース

　全日本F3選手権の第4大会(第8戦、第9戦)が5月27日(土)と28日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催された。
　今季の全日本F3には、TDP（トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム）ドライバーとして、21歳の坪井と17歳の宮田がシリーズにフル参戦している。

　27日（土）好天の下、午前9時45分より、第8戦、第9戦の予選が10分間のインターバルを開けて10分ずつ行われた。10分間という短いセッションで、各車タイヤを暖め、アタックはセッション終盤に。第8戦予選では、最後に宮田のタイムを上回った坪井が3番手、宮田は4番手となり2列目に並ぶこととなった。
　第9戦予選では、坪井と宮田が2番手を争う形となり、最終的には宮田が2番手で最前列。坪井は2戦連続の3番手スタートとなった。

　第8戦決勝（18周）は、予選の後、予定よりも5分遅れの午後1時55分に開始。3番手グリッドの坪井がやや出遅れ、これをかわした宮田が3位へ。坪井はヘアピン進入で並びかけたが逆転には至らず。
　その後、2位走行の車両がジャンプスタートの裁定を受けペナルティで後退。これにより宮田が2位、坪井が3位へとポジションアップ。2位に上がった宮田は、序盤ファステストラップを書き換えながら首位を追走。中盤にはトップと2秒近く開いた差を、終盤やや詰めたものの届かず、それでも今季自己最高となる2位でフィニッシュ。坪井が3位で続き、2人揃っての表彰台獲得となった。

　翌28日（日）は雲一つ無い快晴に恵まれ、予定より10分遅れの午後10時50分から第9戦決勝（25周）がスタート。
　最前列2番手グリッドの宮田はまずまず良いスタートで首位の車両に迫ったが、その後の伸びで届かず、1コーナー進入ではやはり好スタートを切った3番手グリッドの坪井が並びかける展開に。しかし、宮田はポジションを守ると、首位の車両と1秒以下のギャップを保ったまま周回を重ねていった。
　一時はコンマ5秒までその差を詰めた宮田だったが、終盤に入ると周回遅れも現れ、若干差が開くことに。宮田は逆転はならなかったものの、ファイナルラップにファステストタイムをマークし、速さを示して2戦連続の2位。坪井も2戦連続3位表彰台となった。