KYOJO CUPとは

KYOJO CUPとは

KYOJO CUPは女性参画を促すだけでなく、
モータースポーツの発展・持続のためのカテゴリー

 KYOJO CUPは、「競争女子」から名付けられたモータースポーツのカテゴリーで、女性ドライバーが競う国内レースのシリーズです。
 創立の切っ掛けは、現役時代にトヨタの契約ドライバーとして活躍し引退後はTEAM TOM'S監督や先代のTGR-DCレーシングスクール校長などを通じて後進の指導を行ってきた関谷正徳氏で、一般の方でも参加しやすいモータースポーツとして企画されたインタープロト・シリーズと共に、女性ドライバー限定のレースとして2017年に起ち上げました。
 設立時から2024年まではレース専用スポーツカーのVITA-01で行われ、比較的安価な参戦費用と女性のみのレースでした。その後、多くの女性たちが参加する人気シリーズへと成長。折からのジェンダー平等もあり、モータースポーツの世界においても女性が自信をもって活躍できる場としてKYOJO CUPも大きな存在になったわけです。

 そのKYOJO CUPは、2025年より使用車両をFIA-F4相当のフォーミュラカーに変更して新たなステージに入りました。ドライバーの技術やセッテイング能力が問われるフォーミュラカーになったことで、彼女たちの熱量とその走りへの応援はより高くなっています。今後もKYOJO CUPの発展にご注目ください。

シャシーはFIA-F4相当の“KC-MG01”を使用
エンジン他も全車共通でイコールコンディション

 KYOJO CUPの競技車両は2025年よりFIA-F4相当のフォーミュラカーである“KC-MG01”を使用します。さらにエンジンは1,400cc+ターボ(約176bhp)で、タイヤもブリヂストンで、これらをはじめ主要パーツをワンメイク化しており、全貸出車両が高いイコールコンディションを保っています。
 これにより、ハイレベルな競技を行い、女性ドライバーの実力向上と彼女たちのアスリートとしての価値を向上させ、スター選手を生み出し、次世代の女性レーシングドライバーにとって重要なロールモデルを創り出します。また、海外からも女性ドライバーが参戦する機会もつくり、モータースポーツでの女性の地位向上、さては女性エンジニアやメカニックの進出といった女性人材の育成にもつなげています。

 また、KYOJO CUPの下位カテゴリーとしてレーシングカートと、2024年までKYOJO CUPの競技車両であったVITA-01のレースに「KYOJOクラス」が作られ、このクラス上位者には、KYOJO CUPへのオーディションの機会を設けられています。これによりKYOJO CUPを頂点とした女性レースのヒエラルキーをつくり、相対的に参加人数の少ない女性のモータースポーツ参加を促していきます。

GRはKYOJO CUPの参加ドライバーやチームの支援を行います

 GAZOO Racingでは女性の競技人口およびモータースポーツ参加の拡大や、ダイバーシティの推進を目指すKYOJO CUPの主旨に共感し、2025年から支援を拡大しました。そして参戦ドライバーへの支援と、女性ドライバーがモータースポーツで活躍できる環境づくりに協力していきます。
 2026シーズンの開幕前、4月時点で7チーム、11名のドライバーの支援を予定しています。

TGRでは下記に挙げる選手11名と所属チームを支援します。

TGR支援ドライバー(各チーム名は一部仮称)
松井 沙麗KeePer KONDO RACING
平川 真子NTT docomo Business ROOKIE
翁長 実希nat team KCMG
佐々木 藍咲nat team KCMG
白石 いつもTeam ReFa with AIWIN
三浦 愛Team ReFa with AIWIN
斎藤 愛未TEAM TOM'S
ハナ・バートンTEAM TOM'S
佐藤 こころTEAM OPTIMUS CERUMO・INGING
富下 李央菜TEAM OPTIMUS CERUMO・INGING
下野 璃央ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL with Dr.DRY

2026年は富士スピードウェイで全5大会を開催
スーパーフォーミュラの富士2大会ではサポートレースに

 2026年のKYOJO CUPは、富士スピードウェイを舞台に5つの大会を開催します。なお、富士スピードウェイで行われるスーパーフォーミュラの2大会のサポートレースとして行われます。

  • 日本小山町(静岡県)

    第1戦 
    富士スピードウェイ(インタープロト・シリーズ)

  • 日本小山町(静岡県)

    第2戦 
    富士スピードウェイ(スーパーフォーミュラ)

  • 日本小山町(静岡県)

    第3戦 
    富士スピードウェイ(インタープロト・シリーズ)

  • 日本小山町(静岡県)

    第4戦 
    富士スピードウェイ(スーパーフォーミュラ)

  • 日本小山町(静岡県)

    第5戦 
    富士スピードウェイ(インタープロト・シリーズ)

 レースフォーマットは、開催週末の土曜午前に20分の公式予選を行い、その午後に10周のスプリントレース(KYOJO Sprint)を実施。日曜には12周のファイナルレース(KYOJO Final)を行います。なおファイナルレースのスターティンググリッドは、スプリントの順位で決められます。

 シリーズポイントは、各大会の予選上位3名、スプリト上位8名、ファイナル上位10名に与えられます。その各戦ポイントを1シーズンすべて合計して、最多得点者がチャンピオンとなり、文部科学大臣賞が授与されます。シリーズ上位6名には賞金が与えられます。

シリーズポイント

・各戦のKYOJO Finalの6位以上、ファステストラップ記録者、ポールポジション獲得者には賞金が与えられる。
・チャンピオンシップは、全5戦で獲得したポイントすべてを合計して、その総ポイントによって順位を決める。
・最終獲得ポイントが同点の場合は、高順位を得た回数の多い順に決定する。それも同じなら最終戦の順位で上位を決める。
・シリーズチャンピオンには、文部科学大臣賞が授与される。
・チャンピオンシップの上位6名の選手には、賞金が与えられる。

予選

順位1位2位3位
ポイント321

KYOJO Sprint

順位1位2位3位4位5位6位7位8位
ポイント108654321

KYOJO Final

順位1位2位3位4位5位6位7位8位9位10位
ポイント2015118654321

<注釈>
※最終獲得ポイントが同点の場合は、高順位を得た回数の多い順と繰り返して決定する。それでも決まらなければ最終戦の順位で上位を決める。