2018年プレスリリース

NASCARエクスフィニティ・シリーズ2018年 第23戦ロードアメリカ
ロードコース戦で
トヨタ カムリ2台がトップ10フィニッシュ

2018.08.28(火)- 17:00配信

カップ・シリーズは1週の休暇となる週末、エクスフィニティ・シリーズ戦とトラック・シリーズ戦がそれぞれ異なるロードコースで開催。エクスフィニティでは"トヨタ カムリ"勢が上位を争うも、終盤のスピンで後退を余儀なくされ、ロードコーススペシャリストのジェームズ・デイヴィソンが8位。シリーズレギュラーのブランドン・ジョーンズが追い上げ9位。トラック・シリーズではチェッカー目前まで首位を争っていた2台の"トヨタ タンドラ"が接触してスピン。ブレット・モフィットが3位フィニッシュとなりました。

NASCAR XFINITY SERIES
第23戦 Johnsonville 180

開催日:8月25日

ロードコース戦で
"トヨタ カムリ"2台がトップ10フィニッシュ

トヨタ勢最上位の8位でフィニッシュしたジェームス・デイヴィソン(#18)と終盤の接触で23位に終わったクリストファー・ベル(#20)
トヨタ勢最上位の8位でフィニッシュしたジェームス・デイヴィソン(#18)と終盤の接触で23位に終わったクリストファー・ベル(#20)

 8月25日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第23戦「Johnsonville 180」が米国北部ウィスコンシン州エルクハートレイクのロードコース、ロードアメリカで開催されました。
 エクスフィニティ・シリーズでは今季、ロードコース戦が4戦予定されていますが、今大会はそのうちの3戦目。8月は4戦中3戦がロードコース戦として行われました。

 1周4.048マイル(約6.5km)という長さを誇る伝統のコースで、25日(土)午後2時21分、10周、10周、25周の3ステージ合計45周(182.16マイル:約300km)して競われる決勝レースがスタートしました。
 "トヨタ カムリ"勢は、シリーズレギュラーで、4戦後に迫る"プレーオフ"進出を既に決めている(今季4勝)クリストファー・ベルが5番手、未勝利ながらランキングで現在7位と進出圏内(エクスフィニティは最初12名が選抜)につけているブランドン・ジョーンズが9番手、そして、ロードコーススペシャリストとして今季初出場となるオーストラリア人ドライバー、ジェームズ・デイヴィソンが3番手グリッドからスタート。
 3台のトヨタ勢はステージ1は上位を争い、ステージポイントを稼ぎたいベルが2位。デイヴィソンはトップ5を走行していましたが、ステージ2でのスタート位置を考慮しステージ終盤にピットへ。また、ブランドン・ジョーンズは残り1周で切られた再スタート直後にスピンを喫し、車両にダメージを負ってしまいました。
 ステージ2も接触やコースオフの多発する展開となりましたが、一時2位まで浮上したデイヴィソンがまたもステージ終盤にピットへ。ベルはステージ2を4位で終えました。
 デイヴィソンはステージ3を8位で再スタートしましたが、すぐに2位へとポジションアップ。ベル、デイヴィソン共にコースオフでポジションを落とすシーンもありましたが、終盤にはデイヴィソンが2位、ベルが4位で残り7周の再スタート。デイヴィソンは激しい首位争いを繰り広げましたが、バトル中にライバルと接触し、共にスピン。ベルも残り4周で接触によるスピンを喫し、大きくポジションダウン。
 結局デイヴィソンがトヨタ勢最上位となる8位、ダメージ修復から追い上げたブランドン・ジョーンズが9位で2台がトップ10フィニッシュ。ベルは23位に終わり、ランキングは2位に後退。しかし、ランキングでの首位との差はまだ5ポイントに留まっており、プレーオフまでの残り3戦で逆転、レギュラーシーズンタイトル獲得を目指します。

 次戦第24戦は9月1日(土)、米国南東部サウスカロライナ州ダーリントンのダーリントン・レースウェイで行われます。

ドライバー ブランドン・ジョーンズ:

「最終的に9位でフィニッシュ出来たというのは驚くべきことです。コーションの間の時間を最大限に使い、ピットクルーは我々の"トヨタ カムリ"を全力で修復してくれました。あの短時間で、再び戦える状態にしてコースへと戻してくれた彼らを本当に誇りに思います」

リザルト

決勝結果

順位予選No.ドライバー名車種周回
1117ジャスティン・アルゲイヤーシボレー45
212マット・ティフトシボレー45
31221ダニエル・ヘムリックシボレー45
8318ジェームズ・デイヴィソントヨタ カムリ45
9919ブランドン・ジョーンズトヨタ カムリ45
223640チャド・フィンチャムトヨタ カムリ45
23520クリストファー・ベルトヨタ カムリ45
302545ジョシュ・ビリッキトヨタ カムリ35
383455ジェームズ・フレンチトヨタ カムリ8

ドライバーズポイント

順位ドライバー名メーカーポイント
1ジャスティン・アルゲイヤーシボレー845
2クリストファー・ベルトヨタ840
3エリオット・サドラーシボレー833
6ブランドン・ジョーンズトヨタ662
24ライアン・プリーストヨタ208
32チャド・フィンチャムトヨタ149
33ジョシュ・ビリッキトヨタ136
35カイル・ベンジャミントヨタ102
49ジェームズ・デイヴィソントヨタ29
50シーザー・バカレラトヨタ28
52ライアン・エリストヨタ27
65ピーター・シェパード三世トヨタ6
71ジェームズ・フレンチトヨタ1
72ディラン・マーコットトヨタ1

マニュファクチャラーズポイント

順位メーカーポイント
1シボレー846
2フォード790
3トヨタ778
4ダッジ47

NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第17戦 Chevrolet Silverado 250

開催日:8月26日

チェッカー直前に首位を争う"トヨタ タンドラ"2台が接触
ブレット・モフィットが3位フィニッシュ

ロードコース戦で3位フィニッシュを果たしたブレット・モフィット(#16)
ロードコース戦で3位フィニッシュを果たしたブレット・モフィット(#16)

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第17戦「Chevrolet Silverado 250」が8月26日(日)にカナダ・オンタリオ州ボウマンヴィルのカナディアン・タイヤ・モータースポーツ・パークで開催されました。
 年間23戦で戦われているトラック・シリーズは、他のシリーズよりも一足早く"プレーオフ"に突入しました。トラック・シリーズでは当初8名が"プレーオフ"に選抜され、7戦中最初の3戦を終えた時点で下位2名が脱落。続く3戦を終えて上位4名が最終戦ホームステッドでタイトルを争うこととなります。トヨタ勢では今季4勝を挙げているブレット・モフィットと、1勝のノア・グラッグソンが"プレーオフ"に進出、タイトルを争います。

 トラック・シリーズの"プレーオフ"初戦は、シリーズ唯一となるロードコース戦、かつ米国外、カナダでの開催。1周2.459マイルのロードコースを20周、20周、24周の3ステージ合計64周(157.37マイル:約250km)で競われます。
 26日(日)午後2時47分に決勝レースがスタート。直前までの雨により、レインタイヤ装着で始められた予選で、最前列2番手グリッドを獲得したグラッグソンが7周目に首位浮上。そのままステージ1を制し、"プレーオフ"を戦う上で重要なポイントを獲得しました。
 17番手スタートのモフィットは6位でポイント獲得。ステージ1終了前にピットインしたトッド・ギリランドは、ステージ2を2位で再スタート。5位再スタートのグラッグソンが好ダッシュを決め、すぐに首位を奪い返すと、ステージ2も制し、今季9度目のステージウィンを果たしました。モフィットが2位で続きステージ2は"トヨタ タンドラ"が1-2。
 ステージ3も、前ステージ終盤にピットインしていたギリランドが首位に立ち、これをグラッグソンが追う形に。2台での激しい首位争いは、終盤のイエローコーションにより、最後の2周"オーバータイム"で決されることに。首位を逃げるギリランドに、"プレーオフ"での次ラウンド進出のためにも勝利が欲しいグラッグソンが迫り、ファイナルラップの最終コーナー、インをついたグラッグソンとギリランドは接触し、ともにスピン。チェッカーを目前にして2台は勝利を逃すことに。
 この混乱をかわしたモフィットがトヨタ勢最上位の3位フィニッシュ。グラッグソンは9位、ギリランドは11位でチェッカーを受けました。

 次戦第18戦は9月14日(金)に米国西部ネバダ州ラスベガスのラスベガス・モーター・スピードウェイで開催されます。

ドライバー ブレット・モフィット:

「我々の"トヨタ タンドラ"は本当に好調で、ステージ1から上位を争えました。"プレーオフ"で次のラウンドに進むためにも、ステージでのポイント獲得が重要です。各ステージでポイントを争っても、最後に上位争いに復帰できるだけの速さがあることは分かっていました。しかし、今日は我々の日ではありませんでした。ただ、全体的に見れば、多くのポイントが獲得できた良い一日でした」

リザルト

決勝結果

順位予選No.ドライバー名車種周回
1824ジャスティン・ヘイリーシボレー65
278ジョン・ハンター・ネメチェクシボレー65
31716ブレット・モフィットトヨタ タンドラ65
9218ノア・グラッグソントヨタ タンドラ65
11154トッド・ギリランドトヨタ タンドラ65
131451ハリソン・バートントヨタ タンドラ65
222154ボー・リマスタストヨタ タンドラ64

ドライバーズポイント

順位ドライバー名メーカーポイント
1ジョニー・ソーターシボレー2081
2ブレット・モフィットトヨタ2075
3ノア・グラッグソントヨタ2070
10トッド・ギリランドトヨタ429
23ボー・リマスタストヨタ148
24コービン・フォリスタートヨタ142
25スペンサー・デイヴィストヨタ141
27ハリソン・バートントヨタ137
29デイビッド・ギリランドトヨタ107
33クリス・イグルストントヨタ73
36クリスチャン・イクストヨタ53
37ライリー・ハーブストトヨタ51
38ローガン・シーヴェイトヨタ46
44クリス・ウィンダムトヨタ36
48ゼイン・スミストヨタ32
50タイラー・ディッペルトヨタ30

マニュファクチャラーズポイント

順位メーカーポイント
1シボレー627
2トヨタ610
3フォード564