2019年プレスリリース

NASCARエクスフィニティ・シリーズ2019年 第14戦アイオワ
クリストファー・ベルが終始レースをリードし今季4勝目

2019.06.18(火)- 18:15配信

父の日を含むこの週末、NASCARカップ・シリーズは久々の休みを取り、アイオワでエクスフィニティ・シリーズとトラック・シリーズのみが開催。雨の影響で日曜日にダブルヘッダーとして行われました。エクスフィニティ・シリーズではクリストファー・ベルが終始レースをリードし今季4勝目。トラック・シリーズでは18歳のハリソン・バートンが自己最高位タイの3位フィニッシュ。そして、今大会デビューの16歳、チャンドラー・スミスは序盤レースをリードし、デビュー戦で8位。"トヨタ タンドラ"を駆る4人の10代ドライバーがトップ10フィニッシュを果たしました。

NASCAR XFINITY SERIES
第14戦 CircuitCity.com 250

開催日:6月16日

クリストファー・ベルが終始レースをリードし今季4勝目

今季4勝目を上げたクリストファー・ベル(#20)
今季4勝目を上げたクリストファー・ベル(#20)

 6月16日(日)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第14戦「CircuitCity.com 250」が米国中部アイオワ州ニュートンのアイオワ・スピードウェイで開催されました。

 16日(日)雨で日曜へ延期となったトラック・シリーズに続いて、午後4時46分に1周0.875マイルオーバルを60周、60周、130周の3ステージ合計250周(218.8マイル:約350km)して競われる決勝レースがスタート。
 最前列2番手からスタートを切ったクリストファー・ベルは2位をキープし、ステージ1終盤に出されたイエローコーション(何らかの障害による全車スロー走行指示)でピットイン、タイヤを交換すると、ピットインしなかった前方の車両をごぼう抜きにし、ステージ1を制覇。
 今回エクスフィニティ・シリーズにキャリア2戦目となるスポット参戦を果たした18歳のハリソン・バートンは、延期で直前開催となったトラック・シリーズのレギュラードライバーであり、この日は2戦連続での出場。トラック・レース直後のエクスフィニティ・シリーズ予選で10番手につけると、序盤から好走を見せステージ1を5位で終えました。
 ステージ2は一度もイエローコーションが出ないまま終わり、トップスタートのベルが独走。一度もその座を譲らずステージ2も制しました。ハリソン・バートンは3位。ブランドン・ジョーンズが8位。
 ステージ3も序盤からベルがレースをリードし、一時は2位に7秒以上もの大差をつける圧倒的な速さを見せました。中盤発生したイエローコーションにより一旦は首位の座を譲りますが、225周目に首位に復帰するとその後は再び後続を引き離し、2位に1.7秒差でのトップチェッカー。シリーズトップとなる今季4勝目を上げました。
 ハリソン・バートンは4位でチェッカーを受け、シリーズ参戦2戦目にしてトップ5フィニッシュを果たしました。

 次戦第15戦は6月29日(土)、米国中部イリノイ州ジョリエットのシカゴランド・スピードウェイで行われます。

ドライバー クリストファー・ベル:

「最高です。先月、母の日の週末に行われたドーバーでは、応援に来てくれた母の前で勝利を上げ、そして今日、やはり来てくれた父に勝利を捧げることが出来たのは、本当に格別です」

リザルト

決勝結果

順位予選No.ドライバー名車種周回
1220クリストファー・ベルトヨタ スープラ250
2100コール・カスターフォード250
3147ジャスティン・アルゲイヤーシボレー250
41018ハリソン・バートントヨタ スープラ250
111119ブランドン・ジョーンズトヨタ スープラ250
181728シェイン・リートヨタ スープラ248
212042チャド・フィンチャムトヨタ カムリ246
232899ライアン・エリストヨタ スープラ244
283766スタン・マリストヨタ カムリ109
333035ジョーイ・ゲイストヨタ カムリ46
363813ティミー・ヒルトヨタ カムリ21

ドライバーズポイント

順位ドライバー名メーカーポイント
1タイラー・レディックシボレー649
2クリストファー・ベルトヨタ598
3コール・カスターフォード563
12ブランドン・ジョーンズトヨタ382
22ジェフリー・アーンハートトヨタ166
26ジョーイ・ゲイストヨタ131
27チャド・フィンチャムトヨタ125
28ティミー・ヒルトヨタ122
31トミー・ジョー・マーティンズトヨタ89
41マックス・タルマントヨタ26
45ジョン・ジャクソントヨタ21
46シェイン・リートヨタ19
50コディ・ウェアトヨタ16
52ライアン・エリストヨタ14
55スタン・マリストヨタ12
56コリン・ギャレッットトヨタ11
59D.J.ケンニントントヨタ4

マニュファクチャラーズポイント

順位メーカーポイント
1トヨタ508
2シボレー505
3フォード478

NASCAR GANDER OUTDOORS TRUCK SERIES
第10戦 M&M's 200

開催日:6月16日

18歳ハリソン・バートンが3位
デビュー戦の16歳チャンドラー・スミスが8位
10代のドライバー4人がトップ10フィニッシュ

3位フィニッシュを果たした18歳ハリソン・バートン(#18)とデビュー戦で8位に入ったチャンドラー・スミス(#51)
3位フィニッシュを果たした18歳ハリソン・バートン(#18)とデビュー戦で8位に入ったチャンドラー・スミス(#51)

 NASCARガンダー・アウトドアズ・トラック・シリーズ第10戦「M&M's 200」が6月16日(日)にアイオワ・スピードウェイで開催されました。

 トラック・シリーズの決勝は当初15日(土)に予定されていましたが、悪天候により翌日に順延。エクスフィニティ・シリーズの前に行われることとなりました。
 16日(日)午前11時12分、0.875マイルオーバルを60周、60周、80周の3ステージ合計200周(175マイル:約280km)して競われる決勝レースがスタート。
 予選も雨でキャンセルとなったため、グリッドはオーナーポイント(車両にかけられる選手権)で決定。今大会、トラック・シリーズにデビューする16歳、チャンドラー・スミスはいきなりポールポジションからスタートすることとなりましたが、堂々たる走りでステージ1の大半をリードしました。
 しかし、スミスは無線のトラブルに見舞われており、ステージ1終盤のイエローコーション時にこれを修復するためタイムロス。ポジションを落としてしまいました。
 ステージ1は開幕戦勝利のオースティン・ヒルが7位、18歳のハリソン・バートンが8位。
 ステージ2でもスミスがデビュー戦の16歳とは思えない素晴らしい走りを見せ、みるみるポジションアップ。トヨタ勢トップの4位でステージ2を終えました。しかし、スミスはステージ3スタート前のピットインで、ピットロードスピード違反を取られ、再び17位へと後退。
 経験の浅い若手故のミスでポジションを落としたスミスでしたが、ステージ3のリスタートが切られると再び順調にポジションを上げていき、残り20周でトップ10圏内へ浮上。
 レースはトップでチェッカーを受けた車両が、レース後の車検で失格となり、各車ひとつずつ順位が繰り上がることとなりました。今大会レースを通して好走を見せたハリソン・バートンがトヨタ勢最上位、自身にとってもキャリアタイとなる3位。スミスが8位でデビュー戦トップ10。9位にシリーズ3戦目の17歳カナダ人、ラファエル・レサールが入りこちらも初のトップ10。10位はシリーズレギュラーの19歳、トッド・ギリランドが入り、"トヨタ タンドラ"は10代のドライバー4人がトップ10フィニッシュを飾りました。

 次戦第11戦は6月22日(土)に米国中部イリノイ州マディソンのゲートウェイ・モータースポーツ・パークで開催されます。

ドライバー ハリソン・バートン:

「ここアイオワでは昨年勝利目前だったので、今年は高い期待と共に臨みましたが、4位(他車の失格により3位)に終わりました。ポイントのことを考えれば悪くないレースでしたが、予想以上にタフなレースでした。リスタートで苦戦しましたが、ロングランではとても好調で、楽しかったです。このコースはスライドしやすく、まるでダートトラックのようで大好きです。共に戦えたチームを誇りに思います」

リザルト

決勝結果

順位予選No.ドライバー名車種周回
1624ブレット・モフィットシボレー200
2799ベン・ローズフォード200
31018ハリソン・バートントヨタ タンドラ200
8151チャンドラー・スミストヨタ タンドラ200
91317ラファエル・レサールトヨタ タンドラ200
10114トッド・ギリランドトヨタ タンドラ200
111530ブレナン・プールトヨタ タンドラ200
12916オースティン・ヒルトヨタ タンドラ200
152646ライリー・ハーブストトヨタ タンドラ199
172354ナタリー・デッカートヨタ タンドラ198

ドライバーズポイント

順位ドライバー名メーカーポイント
1グラント・エンフィンジャーフォード429
2マット・クラフトンフォード382
3スチュワート・フリーゼンシボレー380
6ハリソン・バートントヨタ336
7オースティン・ヒルトヨタ334
9トッド・ギリランドトヨタ294
11ブレナン・プールトヨタ205
15タイラー・アンクラムトヨタ164
19ナタリー・デッカートヨタ115
22アンソニー・アルフレッドトヨタ102
26コービン・フォリスタートヨタ83
27ラファエル・レサールトヨタ80
31デイビッド・ギリランドトヨタ56
33デレック・クラウストヨタ48
34グレッグ・ビッフルトヨタ45
37ライアン・リードトヨタ31
45クリスチャン・イクストヨタ23
46ライリー・ハーブストトヨタ22
54クリス・フォンテイントヨタ10
56ベイリー・カリートヨタ8

マニュファクチャラーズポイント

順位メーカーポイント
1トヨタ382
2フォード351
3シボレー351