2019年プレスリリース

モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ2019年 第16戦ソノマ
ロードコース戦でM.トゥルーエクス・Jr.が今季4勝目
カイル・ブッシュが2位でトヨタ カムリ1-2

2019.06.25(火)- 19:15配信

カリフォルニア州ソノマのロードコースで行われたカップ・シリーズではマーティン・トゥルーエクス・Jr.がレースの約3分の2にわたって首位を走行する速さを見せ今季4勝目。カイル・ブッシュが2位で続き"トヨタ カムリ"は1-2フィニッシュ。ゲートウェイで行われたトラック・シリーズでは、"トヨタ タンドラ"を駆る10代のドライバーが大活躍。19歳のトッド・ギリランドが2位、16歳のチャンドラー・スミスが4位フィニッシュを果たしました。

Monster Energy NASCAR CUP SERIES
第16戦 Toyota/Save Mart 350

開催日:6月23日

ロードコース戦でM.トゥルーエクス・Jr.が今季4勝目
カイル・ブッシュが2位で"トヨタ カムリ"1-2

ソノマのロードコース戦で1-2フィニッシュを飾ったマーティン・トゥルーエクス・Jr.(#19)とカイル・ブッシュ(#18)
ソノマのロードコース戦で1-2フィニッシュを飾ったマーティン・トゥルーエクス・Jr.(#19)とカイル・ブッシュ(#18)

 6月23日(日)、米国西部カリフォルニア州ソノマのロードコース、ソノマ・レースウェイでモンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第16戦「Toyota/Save Mart 350」が開催されました。
 カリフォルニアワインで有名なナパ・バレーに近い丘陵地帯に位置するソノマは、NASCARカップ・シリーズのシーズン中3戦行われるロードコース戦の1戦。コースとして50年、NASCARが開催されて30年の歴史を持つコースです。レースによって様々なレイアウトを選択出来るのが特徴で、近年NASCAR戦は1周1.99マイル(約3.2km)のレイアウトで行われてきましたが、今年はNASCAR戦開始直後と同じ、「カルーセル」と呼ばれるコーナーを加えた1周2.52マイル(約4km)のレイアウトが採用されました。
 トヨタは2007年のNASCARカップ・シリーズ参戦時よりこのソノマ戦の冠スポンサーを務めています。このコースでは過去カイル・ブッシュとマーティン・トゥルーエクス・Jr.がそれぞれ2勝を挙げています。

 23日(日)午後12時17分、2.52マイルロードコースを20周、20周、50周の3ステージ合計90周(226.8マイル:約365km)して競われる決勝レースがスタート。トヨタ勢はデニー・ハムリンの6番手を先頭にカイル・ブッシュとトゥルーエクス・Jr.が7,8番手と続いてスタート。ステージ1では徐々にポジションを上げていきましたが、ステージ終了直前の18周目にカイル・ブッシュとトゥルーエクス・Jr.が次ステージの好スタートポジションを狙ってピットイン。ステージ1はハムリンが2位となりました。
 予選でパンクに見舞われたため、決勝前に規定外の作業を行ったとして最後尾スタートを強いられたエリック・ジョーンズと、19番手スタートのマット・ディベネデットもポジションを上げていき、ステージ終盤ピットイン作戦。作戦通りステージ間のコーション中に多くの車両がピットインしたため、ピットタイミングをずらしたトゥルーエクス・Jr.が2位、カイル・ブッシュが3位、ディベネデットが6位、エリック・ジョーンズが11位、ピットインしたハムリンは16位でステージ2をスタートすることとなりました。
 最前列2番手からステージ2をスタートしたトゥルーエクス・Jr.は、再スタート直後の1コーナーで首位の車両のインを突き首位浮上。その後は後続との差を広げていきました。
 ステージ2もトゥルーエクス・Jr.らは終盤にピットインし、ハムリンがステージ2をトップで終えました。
 ステージ3もライバルのピットインにより首位で再スタートしたトゥルーエクス・Jr.が独走。これに、3番手スタートから、他車との接触でボンネットを大きくへこませながらの走行となったカイル・ブッシュが続き、"トヨタ カムリ"の1-2体制に。
 2位のカイル・ブッシュは首位トゥルーエクス・Jr.を追い、両者が中盤のピット作業を終えた時点で8秒以上あった差をじりじりと詰めて行きました。残り5周でその差は約1秒まで縮まりましたが、最後はトゥルーエクス・Jr.が逃げ切り、カイル・ブッシュと並ぶ今季最多タイの4勝目を挙げました。カイル・ブッシュは2位で続き、"トヨタ カムリ"が1-2フィニッシュ。
 ディベネデットが自己最高の4位に入り、キャリア5年目にして初のトップ5フィニッシュ。ハムリンが5位、エリック・ジョーンズも8位でチェッカーを受け、"トヨタ カムリ"は5台がトップ8フィニッシュを果たしました。

 次戦第17戦は6月30日(日)、米国中部イリノイ州ジョリエットのシカゴランド・スピードウェイで行われます。

ドライバー マーティン・トゥルーエクス・Jr.:

「去年に続き、またここで勝つことが出来てとても感激しています。一昨年、私はここで首位を争いながら終盤のトラブルで勝利を逃しました。ようやくそれを取り戻せた気がします。この勝利を可能にしてくれたTRD-USAやチームの皆を誇りに思います」

リザルト

決勝結果

順位予選No.ドライバー名車種周回
1819マーティン・トゥルーエクス・Jr.トヨタ カムリ90
2718カイル・ブッシュトヨタ カムリ90
3912ライアン・ブレイニーフォード90
41995マット・ディベネデットトヨタ カムリ90
5611デニー・ハムリントヨタ カムリ90
83220エリック・ジョーンズトヨタ カムリ90
302996パーカー・クリガーマントヨタ カムリ89

ドライバーズポイント

順位ドライバー名メーカーポイント
1ジョーイ・ロガーノフォード643
2カイル・ブッシュトヨタ642
3ケヴィン・ハーヴィックフォード573
5マーティン・トゥルーエクス・Jr.トヨタ543
6デニー・ハムリントヨタ542
18エリック・ジョーンズトヨタ386
25マット・ディベネデットトヨタ237

マニュファクチャラーズポイント

順位メーカーポイント
1トヨタ598
2フォード576
3シボレー530

NASCAR GANDER OUTDOORS TRUCK SERIES
第11戦 CarShield 200

開催日:6月22日

19歳トッド・ギリランドが2位
16歳チャンドラー・スミスが4位フィニッシュ

トヨタ勢最上位の2位フィニッシュを果たしたトッド・ギリランド(#4)と4位に入ったチャンドラー・スミス(#46)
トヨタ勢最上位の2位フィニッシュを果たしたトッド・ギリランド(#4)と4位に入ったチャンドラー・スミス(#46)

 NASCARガンダー・アウトドアズ・トラック・シリーズ第11戦「CarShield 200」が6月22日(土)に米国中部イリノイ州マディソンのワールドワイド・テクノロジー・レースウェイ・アット・ゲートウェイで開催されました。

 22日(土)決勝前の夕方に予定されていた予選は雨のためにキャンセル。スターティンググリッドは規定に則りオーナーポイント(車両にかけられた選手権ポイント)で決定されました。
 決勝レース開始の前には雨は止み、午後9時12分、1.250マイルオーバルを35周、35周、90周の3ステージ合計160周(200マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタートしました。
 ポールポジションからスタートを切ったクリスチャン・イクスと8番手からポジションを上げたハリソン・バートン、18歳同士の2台が3,4位争いを展開し、ステージ1はハリソン・バートンが4位、イクスが5位。
 ステージ2では、セッティング変更が功を奏した19歳のトッド・ギリランド、そしてシリーズ2戦目の16歳、チャンドラー・スミスもトップ10圏内へ浮上し、イクスが4位、トッド・ギリランドが7位、開幕戦で勝利を挙げたオースティン・ヒルが10位となりました。
 ステージ3は、ピットでのタイヤ交換本数で順位が入れ替わり、給油のみとしたイクスが首位へ浮上。これをハリソン・バートン、トッド・ギリランド、スミスらが追いました。
 終盤、5位を走行していたハリソン・バートンが他車とのバトルで接触しクラッシュ。イエローコーション(何らかの障害による全車スロー走行指示)が出され、レースは残り7周での勝負となりました。
 2位のイクス、そして4位再スタートから好ダッシュを決めたトッド・ギリランドが3位で首位を追いましたが、ファイナルラップ、4位の車両がイクスと接触。イクスはスピンを喫し、首位争いから脱落してしまいました。
 "トヨタ タンドラ"を駆る10代のドライバーが上位争いを繰り広げた今大会、19歳のトッド・ギリランドが自身キャリア最高位タイとなる2位でフィニッシュ。16歳のスミスが4位に入り、参戦2戦目にして初のトップ5フィニシュを果たしました。

 次戦第12戦は6月28日(金)にシカゴランド・スピードウェイで開催されます。

ドライバー トッド・ギリランド:

「練習走行の時から、今週末は行けるぞと手応えを感じていました。実際、とても良いレースを戦うことが出来ました。今回はまっさらな新車を持ち込んだのですが、チームが素晴らしい仕事をしてくれました。私がこれまでドライブしてきた中でも最速の"トヨタ タンドラ"だと思います。この勢いを次戦以降にも保つことが重要です」

リザルト

決勝結果

順位予選No.ドライバー名車種周回
1745ロス・チャスティンシボレー160
2114トッド・ギリランドトヨタ タンドラ160
3452スチュワート・フリーゼンシボレー160
42546チャンドラー・スミストヨタ タンドラ160
11916オースティン・ヒルトヨタ タンドラ160
121317アンソニー・アルフレッドトヨタ タンドラ160
14151クリスチャン・イクストヨタ タンドラ160
16818ハリソン・バートントヨタ タンドラ160
272054ナタリー・デッカートヨタ タンドラ78

ドライバーズポイント

順位ドライバー名メーカーポイント
1グラント・エンフィンジャーフォード480
2スチュワート・フリーゼンシボレー426
3マット・クラフトンフォード421
6ハリソン・バートントヨタ364
7オースティン・ヒルトヨタ361
8トッド・ギリランドトヨタ333
12ブレナン・プールトヨタ205
18アンソニー・アルフレッドトヨタ127
21ナタリー・デッカートヨタ125
28コービン・フォリスタートヨタ83
30ラファエル・レサールトヨタ80
32チャンドラー・スミストヨタ71
33クリスチャン・イクストヨタ59
34デイビッド・ギリランドトヨタ56
37デレック・クラウストヨタ48
38グレッグ・ビッフルトヨタ45
40ライアン・リードトヨタ31
47ライリー・ハーブストトヨタ22
59クリス・フォンテイントヨタ10
61ベイリー・カリートヨタ8

マニュファクチャラーズポイント

順位メーカーポイント
1トヨタ417
2シボレー391
3フォード382