2019年プレスリリース

モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ2019年 第28戦リッチモンド
マーティン・トゥルーエクス・Jr.が2連勝!
トヨタ カムリトップ3独占!

2019.09.24(火)- 14:30配信

 伝統のショートーオーバル、リッチモンドでは、"トヨタ カムリ"勢が圧倒的な速さを見せて上位独占。マーティン・トゥルーエクス・Jr.が前戦に続く2連勝を飾りました。カイル・ブッシュは2位に入りポイントで"プレーオフ"次ラウンド進出決定。デニー・ハムリンが3位で続き、"トヨタ カムリ"がトップ3を独占しました。"プレーオフ"初戦となるエクスフィニティ・シリーズではクリストファー・ベルが今季単独トップの7勝目を挙げて早くも"プレーオフ"次ラウンド進出を決めました。

Monster Energy NASCAR CUP SERIES
第28戦 Federated Auto Parts 400

開催日:9月21日

マーティン・トゥルーエクス・Jr.が2連勝!
"トヨタ カムリ"トップ3独占!


"プレーオフ"開幕からの2連勝を飾ったマーティン・トゥルーエクス・Jr.(#19)

 9月21日(土)、米国東部バージニア州リッチモンドのリッチモンド・レースウェイでモンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第28戦「Federated Auto Parts 400」が開催されました。
 シーズン終盤の10戦で上位ドライバーがポイントをリセットしタイトルを争う"プレーオフ"も2戦目を迎えました。最初の3戦で、"プレーオフ"対象ドライバーは16人から12人へと絞られます。トヨタ勢は前戦マーティン・トゥルーエクス・Jr.が勝利を挙げ、早くも次ラウンドへの進出を決めました。
 トヨタ勢はこの"プレーオフ"に、トゥルーエクス・Jr.に加えてカイル・ブッシュ、デニー・ハムリン、エリック・ジョーンズの4名が進出しており、4名揃っての次ラウンド進出へ向け、今大会も活躍に期待がかかりました。
 今大会の舞台は1周0.75マイルのリッチモンド。NASCARの初開催が1953年という長い歴史を持つこのコースでは、年に2回カップ戦が開催。2017年までは秋の大会が"プレーオフ"(当時の名称は"チェイス")に入る直前最終戦として例年行われてきましたが、昨年より"プレーオフ"の1戦に組み込まれました。
 リッチモンドはカイル・ブッシュが得意にしており、過去7勝。昨年の秋大会も制しています。また、ハムリンも過去3勝を挙げているほか、今年の春大会ではトゥルーエクス・Jr.が勝利を挙げています。

 21日(土)午後7時46分、0.75マイルショートオーバルを100周、100周、200周の3ステージ合計400周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。カイル・ブッシュが4番手、ハムリンが6番手、トゥルーエクス・Jr.が8番手からスタートを切ると、この3台は争いながら共にポジションを上げていき、54周目にトゥルーエクス・Jr.が首位に浮上。更に後続との差を広げていきました。
 カイル・ブッシュは85周目に2位へ。ステージ1はトゥルーエクス・Jr.が制し、カイル・ブッシュが2位、ハムリンが4位、12番手スタートのマット・ディベネデットが7位、16番手スタートのエリック・ジョーンズが9位に入りました。
 ステージ2は、スタート前イエローコーション(何らかの障害による全車スロー走行指示)時のピット作業で首位に立ったカイル・ブッシュが序盤を独走。2位のトゥルーエクス・Jr.に、ハムリンもまもなく3位へと順位を上げて続くと、ステージ後半の180周目には、エリック・ジョーンズも4位へと浮上し、"トヨタ カムリ"勢がトップ4を占めてステージ2を制しました。カイル・ブッシュは今季最多11度目のステージウィン。
 ステージ3も多少ピットでの順位変動があったものの"トヨタ カムリ"勢が序盤から上位でのバトルを展開。中盤、イエローコーションからの再スタートではカイル・ブッシュがスタートをミスし、トゥルーエクス・Jr.が首位に立ちますが、その後、残り90周を切ってピットインしようとしたトゥルーエクス・Jr.が他車に接触されてスピン。
 トゥルーエクス・Jr.はどこにもぶつからずに立て直し、すぐにイエローコーションが出されたことで、ピットへ向かい、カイル・ブッシュ、ハムリンに続く3位で再スタートを切りました。
 終盤はカイル・ブッシュが独走のまま終えるかと思われましたが、トゥルーエクス・Jr.が残り50周を切ったあたりから猛追。2位のハムリンをかわすと、じりじりと首位カイル・ブッシュとの差を詰めていき、2台は接触しながらのバトルを展開しましたが、残り25周でトゥルーエクス・Jr.が首位奪還。カイル・ブッシュも諦めず再逆転を狙いましたが、トゥルーエクス・Jr.が逃げ切り、前戦に続き2連勝を飾りました。トゥルーエクス・Jr.は春に続き今季のリッチモンド戦完全制覇で今季6勝目。
 カイル・ブッシュが2位、ハムリンが3位で"トヨタ カムリ"はトップ3を独占。エリック・ジョーンズは4位でチェッカーを受けましたが、レース後の車検で失格となってしまいました。
 今大会の結果、トゥルーエクス・Jr.に続き、カイル・ブッシュも獲得ポイントで次ラウンド進出を確定。ハムリンもランキング5位につけており、次戦で3ポイントを獲得した時点で次ラウンド進出が決まります。エリック・ジョーンズは次戦、次ラウンド進出へ向け必勝態勢で臨むこととなります。

 次戦第29戦は9月29日(日)、米国東南部ノースカロライナ州コンコードに位置するシャーロット・モーター・スピードウェイのロードコースとオーバルを組み合わせた"ローバル"で行われます。

ドライバー マーティン・トゥルーエクス・Jr.:

「接触されてスピンを喫しましたが、幸運にもどこにもぶつからずに済みました。その後のピットではクルーが的確な作業で完璧な車両に仕上がりました。こんな体験は私のレースキャリアでも初めてです。ここリッチモンドでは過去に何度も悔しいレースを戦ってきましたが、今年、ついに春と秋の両レースを制することが出来ました。この素晴らしい"トヨタ カムリ"を与えてくれたチーム、スポンサー、そして応援してくれたファンの皆様に感謝します。多くのボーナスポイントも獲得出来ましたし、この勢いのままシーズンの最後まで戦い続けられることを望んでいます」

リザルト

決勝結果

順位予選No.ドライバー名車種周回
1819マーティン・トゥルーエクス・Jr.トヨタ カムリ400
2418カイル・ブッシュトヨタ カムリ400
3611デニー・ハムリントヨタ カムリ400
141295マット・ディベネデットトヨタ カムリ399
381620エリック・ジョーンズトヨタ カムリ400

ドライバーズポイント

順位ドライバー名メーカーポイント
1マーティン・トゥルーエクス・Jr.トヨタ2141
2ケヴィン・ハーヴィックフォード2120
3カイル・ブッシュトヨタ2117
5デニー・ハムリントヨタ2105
16エリック・ジョーンズトヨタ2008
21マット・ディベネデットトヨタ529

マニュファクチャラーズポイント

順位メーカーポイント
1トヨタ1028
2フォード991
3シボレー947

NASCAR XFINITY SERIES
第27戦 GoBowling 250

開催日:9月20日

クリストファー・ベルが独走の今季7勝目で
"プレーオフ"次ラウンド進出を決める

今季7勝目を挙げ、プレーオフ次ラウンド進出を決めたクリストファー・ベル(#20)
今季7勝目を挙げ、"プレーオフ"次ラウンド進出を決めたクリストファー・ベル(#20)

 9月20日(金)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第27戦「GoBowling 250」がリッチモンド・レースウェイで開催されました。
 エクスフィニティ・シリーズもいよいよ"プレーオフ"に突入。トヨタ勢は目下シリーズ最多タイの6勝を挙げているクリストファー・ベルと、未勝利ながら獲得ポイントで進出したブランドン・ジョーンズの2名が"プレーオフ"を戦います。
 ここリッチモンドでは年間春、秋2回のシリーズ戦が行われていますが、昨年はフル参戦初年度だったクリストファー・ベルが両レースを制覇しています。

 20日(金)午後6時45分、0.75マイルショートオーバルを75周、75周、100周の3ステージ合計250周(187.5マイル:約300km)して競われる決勝レースのスタートが切られました。
 4番手スタートのベルは、6周目に首位浮上。その後方では、トラック・シリーズにシリーズフル参戦中で、エクスフィニティ・シリーズには今大会が4回目のスポット参戦となる18歳、ハリソン・バートンが6番手スタートからポジションを上げて2位争いを繰り広げました。
 ベルは首位に立ってからは一度もその座を譲らず独走で、今季シリーズぶっちぎりの16回目となるステージウィン。11番手からスタートしたシリーズレギュラードライバーのブランドン・ジョーンズは途中のピット作業でジャッキトラブルに見舞われながらも追い上げ8位。ハリソン・バートンは終盤順位を落とし11位となりました。
 ステージ2はピット戦略によりブランドン・ジョーンズが首位でスタートを切りましたが、まもなくベルが首位奪還。そのまま独走でステージ2も制しました。ハリソン・バートンが9位、ブランドン・ジョーンズは16位。
 ステージ2に続き、ステージ3もイエローコーションが全く出ない展開となり、ベルはスタートから独走。ライバルからの追撃もありましたが、2秒ほどの差を守って周回を続け、今大会の全250周のうち238周で首位を走る圧倒的な強さを見せてベルが今季最多となる7勝目を挙げました。この勝利により、ベルは"プレーオフ"第2ラウンド進出を決めました。
 ハリソン・バートンは6位でチェッカーを受け、エクスフィニティ・シリーズにデビューして4戦で3度目のトップ10フィニッシュ。ブランドン・ジョーンズは11位でチェッカーを受け、初戦を終えた時点での"プレーオフ"ランキングは9位。次戦とその次の2戦で、12人から8人へと絞られる"プレーオフ"次ラウンドへの進出を目指します。

 次戦第28戦は9月28日(土)、シャーロット・モーター・スピードウェイの"ローバル"で行われます。

ドライバー クリストファー・ベル:

「この勝利は本当に格別です。92周連続走行で首位を守り続けるのは本当に大変でした。決してグリップが高い状態ではありませんでしたが、我々の"トヨタ スープラ"は本当に素晴らしく、次々と現れる周回遅れの中でも自由に走ることが出来ました。00号車(コール・カスター:フォード)もとても速く、ずっとプレッシャーをかけてきましたが、我々の"トヨタ スープラ"はそれ以上に速かったです」

リザルト

決勝結果

順位予選No.ドライバー名車種周回
1420クリストファー・ベルトヨタ スープラ250
2122オースティン・シンドリックフォード250
31200コール・カスターフォード250
6618ハリソン・バートントヨタ スープラ250
111119ブランドン・ジョーンズトヨタ スープラ250
203035ジョーイ・ゲイストヨタ カムリ248
213478J.J.イェリートヨタ スープラ247
262061チャド・フィンチャムトヨタ スープラ246
373713スタン・マリストヨタ カムリ18
383166マイク・マーラートヨタ カムリ1

ドライバーズポイント

順位ドライバー名メーカーポイント
1クリストファー・ベルトヨタ2115
2コール・カスターフォード2093
3タイラー・レディックシボレー2071
9ブランドン・ジョーンズトヨタ2033
24ジョーイ・ゲイストヨタ269
26ティミー・ヒルトヨタ208
27チャド・フィンチャムトヨタ203
28ジェフリー・アーンハートトヨタ187
29トミー・ジョー・マーティンズトヨタ184
34シェイン・リートヨタ133
40ステファン・パーソンズトヨタ74
52スコット・ヘッカートトヨタ34
53ジャック・ホークスワーストヨタ32
55ライアン・エリストヨタ30
56スタン・マリストヨタ29
59ジョン・ジャクソントヨタ27
73コリン・ギャレッットトヨタ11
76ディック・カーストヨタ7
79カール・ロングトヨタ1

マニュファクチャラーズポイント

順位メーカーポイント
1トヨタ973
2シボレー966
3フォード954