2019年プレスリリース

モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ2019年 第34戦テキサス
M.トゥルーエクス・Jr.とカイル・ブッシュが6,7位
エクスフィニティではC.ベルがプレーオフ最終戦進出

2019.11.05(火)- 12:00配信

テキサスで行われたNASCARカップ・シリーズでは、"プレーオフ"最終戦を争う4人に入るべくカイル・ブッシュが着実な走りを見せ7位フィニッシュ。既に最終戦進出を決めているマーティン・トゥルーエクス・Jr.が6位。デニー・ハムリンはステージ1でスピンを喫して28位に終わりました。エクスフィニティ・シリーズではクリストファー・ベルが今季8勝目を挙げ、"プレーオフ"最終戦進出を決めました。

Monster Energy NASCAR CUP SERIES
第34戦 AAA Texas 500

開催日:11月3日

M.トゥルーエクス・Jr.とカイル・ブッシュが6,7位

6位フィニッシュを果たしたマーティン・トゥルーエクス・Jr.(#19)
6位フィニッシュを果たしたマーティン・トゥルーエクス・Jr.(#19)

 11月3日(日)、米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイでモンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第34戦「AAA Texas 500」が開催されました。
 年間36戦で戦われているNASCARカップ・シリーズも今大会を含め残すところ3戦。シーズン終盤の10戦で上位ドライバーがポイントをリセットして年間チャンピオンを争う"プレーオフ"は当初の16名から8名へと絞り込まれ、第3ラウンドの2戦目となりました。前戦マーティンズビルでマーティン・トゥルーエクス・Jr.が勝利を挙げ、最終戦ホームステッドでチャンピオンを争う4人への切符を最初に手にしました。トヨタ勢ではカイル・ブッシュとデニー・ハムリンもこの8名の中に残っており、共に最終戦での4人に残るべく激闘を続けています。

 3日(日)午後2時20分、1.5マイルハイバンクオーバルを85周、85周、164周の3ステージ合計334周(501マイル:約800km)して競われる決勝レースがスタート。
 最前列2番手からスタートを切ったエリック・ジョーンズが序盤首位争いを展開。ステージ1はクラッシュやスピンによるイエローコーション(何らかの障害による全車スロー走行指示)が6度も発生する荒れた展開となり、ピット戦略が分かれて順位が大きく入れ替わりました。
 トヨタ勢では"プレーオフ"を戦っているハムリンがステージ1残り8周で切られた再スタート直後にスピンを喫し、車体にダメージを負って修復のため順位を大きく落としてしまいました。
 この終盤のイエローコーションで、ステージ2のスタートポジションを重視する車両がピットへ向かいましたが、"プレーオフ"最終戦進出へ向けポイント獲得が重要なカイル・ブッシュはコース上に残り、5位でステージ1を終え、6ポイントを獲得しました。
 ステージ2は一転、イエローコーションが1度も発生しない展開で、エリック・ジョーンズが2位、カイル・ブッシュが9位となりました。
 ステージ3でもエリック・ジョーンズとカイル・ブッシュがトップ10圏内を走行。カイル・ブッシュはステージ後半にはトップ3まで順位を上げましたが、最後の給油ピットインをぎりぎりまで引っ張ったことで、燃料切れに見舞われ、ピットでエンジンストール。これでポジションを落とすこととなり、7位でフィニッシュしました。
 トゥルーエクス・Jr.は終盤順位を上げ、トヨタ勢最上位の6位。エリック・ジョーンズが9位に入り、"トヨタ カムリ"は3台がトップ10フィニッシュを果たしました。
 ハムリンは修復を重ねながら最後まで走り切りましたが、28位に終わり、"プレーオフ"争いでは当落ラインの4位と20ポイント差の5位に転落しました。
 今大会、"プレーオフ"を争うケヴィン・ハーヴィック(フォード)が勝利を挙げたことで、トゥルーエクス・Jr.に続き、最終戦進出の2人目が決定。残す切符は2枚となりました。

 次戦第5戦は11月10日(日)、米国南西部アリゾナ州エイボンデールのISMレースウェイで行われます。

ドライバー カイル・ブッシュ:

「"プレーオフ"最終戦に残る4人のうち1人がポイント最上位のドライバーであることは分かっていますし、そこに入るためにできることはなんでもやるしかありません。次戦フェニックスでも力強く走り抜くことができれば最終戦に残れるでしょう。現在私は22号車(ジョーイ・ロガーノ:フォード)と2ポイント差なので、この2人の戦いになるでしょう」

リザルト

決勝結果

順位予選No.ドライバー名車種周回
114ケヴィン・ハーヴィックフォード334
2610アリック・アルミローラフォード334
3741ダニエル・スアレツフォード334
61719マーティン・トゥルーエクス・Jr.トヨタ カムリ334
71218カイル・ブッシュトヨタ カムリ334
10220エリック・ジョーンズトヨタ カムリ334
141095マット・ディベネデットトヨタ カムリ334
223096パーカー・クリガーマントヨタ カムリ332
28311デニー・ハムリントヨタ カムリ328
374066ティミー・ヒルトヨタ カムリ156

ドライバーズポイント

順位ドライバー名メーカーポイント
1マーティン・トゥルーエクス・Jr.トヨタ4133
2ケヴィン・ハーヴィックフォード4113
3カイル・ブッシュトヨタ4113
5デニー・ハムリントヨタ4091
16エリック・ジョーンズトヨタ2127
21マット・ディベネデットトヨタ658

マニュファクチャラーズポイント

順位メーカーポイント
1トヨタ1238
2フォード1201
3シボレー1160

NASCAR XFINITY SERIES
第31戦 O'Reilly Auto Parts 300

開催日:11月2日

クリストファー・ベルが今季8勝目
"プレーオフ"最終戦進出を決める

今季8勝目を挙げ、
今季8勝目を挙げ、"プレーオフ"進出を決めたクリストファー・ベル(#20)と7位フィニッシュを果たしたハリソン・バートン(#18)

 11月2日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第31戦「O'Reilly Auto Parts 300」がテキサス・モーター・スピードウェイで開催されました。
 エクスフィニティ・シリーズも今大会を含め残り3戦。"プレーオフ"争いは現在の8名から、今大会と次戦で4名へと絞り込まれ、最終戦で年間チャンピオンを争います。トヨタ勢では、今季最多タイの7勝を挙げているクリストファー・ベルがこの8名の中に残っています。

 2日(土)午後7時48分、1.5マイルハイバンクオーバルを45周、45周、110周の3ステージ合計200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。2列目3番手グリッドからスタートを切ったベルが5周目に早くも首位に立ちました。
 ベルはそのままポジションを守り切りステージ1を制覇。トラック・シリーズのレギュラーで、エクスフィニティ・シリーズに8度目のスポット参戦となったハリソン・バートンが7位。シリーズレギュラードライバーのブランドン・ジョーンズはトップ10圏内を走行していましたが、タイヤのパンクによりポジションを落としてしまいました。
 ステージ2はベルと、"プレーオフ"を争うライバルとの一騎打ちとなり、ステージ終盤には抜きつ抜かれつのバトルが展開されましたが、終盤の再スタートを決めたベルがステージ2も勝利。ブランドン・ジョーンズが9位。ハリソン・バートンはピットペナルティで14位となりました。
 ステージ3はピット戦略が分かれたことでベルは9位で再スタートを切りましたが、すぐに上位争いへと復帰。ステージ中盤は赤旗を含むイエローコーションが連続しましたが、ベルは最後のイエローコーションからの、残り30周での再スタートを決めて首位に立つと、後続を大きく引き離してトップチェッカー。今季単独首位となる8勝目を挙げ、"プレーオフ"最終戦への出場を決めました。
 ブランドン・ジョーンズが4位、ハリソン・バートンが6位に入り、"トヨタ スープラ"は3台がトップ10フィニッシュを果たしました。

 次戦第32戦は11月9日(土)、ISMレースウェイで行われます。

ドライバー クリストファー・ベル:

「去年(このラウンド2戦連続リタイア)とは異なり、今年は最高の気分で次戦フェニックスに臨めます。大好きなフェニックスで勝ちを狙うだけです。チームは今日、ポイント獲得を最優先に考えてくれていたのかも知れませんが、これでもうポイントは気にせず次戦に挑めます」

リザルト

決勝結果

順位予選No.ドライバー名車種周回
1320クリストファー・ベルトヨタ スープラ200
2710ロス・チャステインシボレー200
31422オースティン・シンドリックフォード200
4919ブランドン・ジョーンズトヨタ スープラ200
7218ハリソン・バートントヨタ スープラ200
152861チャド・フィンチャムトヨタ スープラ199
213699ジョシュ・ビリッキトヨタ スープラ197
263735ジョーイ・ゲイストヨタ スープラ193
353513ティミー・ヒルトヨタ スープラ35
373366ボビー・デール・アーンハートトヨタ カムリ17

ドライバーズポイント

順位ドライバー名メーカーポイント
1クリストファー・ベルトヨタ3166
2コール・カスターフォード3135
3タイラー・レディックシボレー3119
10ブランドン・ジョーンズトヨタ2143
24ジョーイ・ゲイストヨタ316
26チャド・フィンチャムトヨタ243
27ティミー・ヒルトヨタ239
28ジェフリー・アーンハートトヨタ187
29トミー・ジョー・マーティンズトヨタ186
35シェイン・リートヨタ133
56スコット・ヘッカートトヨタ34
57ジャック・ホークスワーストヨタ32
58ライアン・エリストヨタ30
59スタン・マリストヨタ29
63ジョン・ジャクソントヨタ27
73コリン・ギャレッットトヨタ11
75カール・ロングトヨタ10
78ディック・カーストヨタ7
79ボビー・デール・アーンハートトヨタ7

マニュファクチャラーズポイント

順位メーカーポイント
1シボレー1111
2トヨタ1096
3フォード1096