2019年プレスリリース

TOYOTA GAZOO Racing、新型スープラでニュルブルクリンク耐久シリーズを完走
―レクサスLCも完走し、ニュルブルクリンク24時間耐久レースに向けた調整を継続―

2019年4月29日(月) - 17:00配信

TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、ドイツ・ニュルブルクリンクで27日に開催されたVLN(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)第3戦(以下、VLN3)に出場し、GRスープラが総合63位(クラス3位)、LEXUS LCが総合121位で完走しました。GRスープラは今春以降、世界各国で順次発売する予定ですが、発売後もクルマを鍛えるべく開発を継続し、6月20~23日に開催されるニュルブルクリンク24時間耐久レースに出場する計画です。

VLN3には193台がエントリーし、GRスープラはSP8Tクラスに出場しました。発売予定の車両をベースに、レース出場に必要な安全装備やタイヤなどを装着。市販予定に限りなく近いGRスープラのステアリングを、実際に市販車の開発を担当している矢吹久※1とヘルフィ・ダーネンス※2の2選手が握りました。

GRスープラは2週間前に開催されたVLN2にもエントリーしましたが、スタート直前に降雪に見舞われ、レースは開始から2周目の途中で赤旗中断。そのまま中止となったため、今回のVLN3が最後まで走り切った今年最初のレースとなりました。

この日も朝から雨模様となり、各車ともウエットタイヤを装着してのスタートとなりました。時折雨が激しくなり、コースアウトする車両が続出。北コースの一部区間で速度規制が入る中、矢吹選手は11分台前半から12分台前半で周回を重ねました。ダーネンス選手もレース終盤に雨量が少なくなると、10分台にタイムを上げて走行。本番に向けたウエットタイヤの確認などをこなし、無事に午後4時過ぎのチェッカーを迎えました。

一方、今年2回目のVLN出場となったLCは、蒲生尚弥、中山雄一の両選手がドライブ。52番グリッドのスタートから一時は35位まで順位を上げましたが、タイム計測機器のトラブルで20分超のピットインを強いられ、大きく順位を下げる結果となりました。ウエット路面での新たな課題も見つかり、6月の24時間レースに向けて課題克服に挑みます。

TGRは今後、GRスープラとLEXUS LCで5月18-19日に行われるQFレースに出場し、最終調整を経て6月の24時間耐久レースを迎える予定です。

【VLN 第3戦】

※1: トヨタ自動車株式会社所属
※2: Toyota Motor Europe 所属

TOYOTA GAZOO Racingのニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦は、パートナー企業の皆さまによって支えられています。