スーパーフォーミュラ 2017年 第6戦 SUGO

決勝

SUGOで2年連続勝利を飾ったITOCHU ENEX TEAM IMPULの関口雄飛と星野一義監督

関口雄飛が今季2勝目!SUGOで2年連続勝利を飾る
中嶋一貴が3位表彰台獲得

 スーパーフォーミュラの第6戦がスポーツランドSUGOで行われ、2番手からスタートで首位に立った関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)がレースを支配し、今季2勝目。昨年に続きSUGOでの2年連続勝利を飾った。様々な作戦での戦いとなる中、好走を見せた中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)が3位に入り、開幕戦以来の表彰台に上った。

 24日(日)は朝から好天に恵まれ、やや暑さも感じるほど。午後2時10分、気温26度、日差しに照らされた路面温度は41度というコンディションで、68周で争われる決勝レースのスタートが切られた。

 ポールポジションのニック・キャシディ(KONDO RACING)がスタートを失敗。5位へと順位を落としてしまう波乱のスタートに。これで2番手グリッドの関口が首位に浮上すると、1周目から一気に後続を引き離しにかかり、2周目には2位との差は1.8秒に。その後方にはアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S)、3ポジションアップの中嶋一貴、キャシディと続き、同じくスタートで出遅れた小林 可夢偉(KCMG)をかわしたヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、好ダッシュを決めた国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)と続いた。

 3,4位につけるロッテラーと中嶋一貴は2位のピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)を追走していたが、7周目にロッテラーが1コーナーでコースオフを喫し、中嶋一貴が3位へ。

 9周目終了でマーデンボローが早くもピットイン。翌周にはロッテラーもピットに向かった。しかし、ロッテラーはここでピットロード速度違反を取られドライブスルーペナルティ。また、4位を走行していたキャシディも、スタート時の手順違反としてドライブスルーペナルティが科され、共に優勝争いからは脱落してしまった。

 レースは前半ピットに入ったマーデンボローらと、上位を走り続け後半にピットインすると考えられる関口、中嶋 一貴ら、そして、無給油作戦の可能性が出てきた小林、フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS)らという、3つの戦略に分かれ、それぞれが車両間のタイム差とラップタイムを計算しながら、見えない相手とのバトルを繰り広げることとなった。

 ランキング首位につける石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)は、8番手スタートから14位へと大きく遅れたが、ファステストラップを更新しながらの猛追を続け、中盤には燃費走行を続ける小林、ローゼンクヴィストらもパス。

 レースは首位の関口が42周終了時にピットへ向かい、他の上位勢は残り10周前後でピットへ。関口が首位に復帰、58周目にピットインした中嶋 一貴は、ガスリーと小林の間でピットアウト。関口は3秒ほどの差で首位を逃げる一方、2位ガスリーの後にそれぞれ1秒ほどの差で中嶋一貴、小林、ローゼンクヴィスト、国本と続くこととなり、終盤に来て接近戦が再開されることとなった。

 59周目にピットインした石浦は、8位でコースに復帰したが、猛烈なペースで追い上げ、65周目に7位へ。6位の国本も、燃費走行を続けるローゼンクヴィストを66周目にパスし5位へとポジションを上げた。

 不可能だと思われていた無給油作戦。同じ作戦を採っていたライバル車が残り2周で燃料切れに見舞われる中、小林とローゼンクヴィストは最後まで走行。

スタートシーン スタートシーン

開幕戦以来の表彰台獲得となった中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM'S) 開幕戦以来の表彰台獲得となった中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)

好スタート&レース中の追い上げで、4位フィニッシュとなった国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING) 好スタート&レース中の追い上げで、4位フィニッシュとなった国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)

不可能と思われた無給油作戦をやり遂げ、5位フィニッシュを果たしたフェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS) 不可能と思われた無給油作戦をやり遂げ、5位フィニッシュを果たしたフェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS)

終盤燃料が厳しくなったため、ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)に迫られたものの、0.243差で逃げ切った関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) 終盤燃料が厳しくなったため、ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)に迫られたものの、0.243差で逃げ切った関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

 関口はピット作業トラブルにより終盤燃料が厳しくなりペースを落としたが、トップを守りきってチェッカー。第2戦岡山大会に次ぐ今季2勝目、スポーツランドSUGOでは昨年に続く2年連続勝利を挙げた、中嶋 一貴は3位フィニッシュ。優勝した開幕戦以来の表彰台を獲得した。
 ファイナルラップ、4位を走行していた小林は燃料切れに見舞われスローダウン。何とかチェッカーまで走らせたが、国本、ローゼンクヴィスト、石浦の先行を許し7位フィニッシュ。
 国本が4位、最後まで燃料を持たせ無給油作戦をやり遂げたローゼンクヴィストが5位、石浦は6位でチェッカーを受け、0.5ポイント差ながらランキング首位の座を守った。

ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 19号車 ドライバー 関口 雄飛

スタートでトップに立つことが出来、ガスリー選手に並ばれたがなんとか抑え切れた。朝のフリー走行でクラッシュしてしまい、チームの懸命な修復のおかげでウォームアップは走ることが出来たが、その直後に直りきっていないところが発覚し、グリッド上で車を直してもらうという、結構ドタバタのスタートだった。しかし、チームのみんなが100%の車に戻してくれて、決勝のセッティングも非常に決まっていて勝つことが出来た。ここのところ特に決勝のセットで弱いところがあったのだが、今日はばっちりで、本当にチームに勝たせてもらったレースだ。次戦最終戦は、ボーナスポイントもあり最低でもひとつは優勝しないとチャンピオンの権利はないと思う。去年はポイントリーダーで鈴鹿を迎えて逆転されてしまったので、今年は昨年のリベンジということで、しっかり準備して、優勝を目指す。

ITOCHU ENEX TEAM IMPULの関口雄飛と星野一義監督

VANTELIN TEAM TOM'S 37号車 ドライバー 中嶋 一貴

スタートが一番大きかった。一気に3つポジションを上げて、アンドレのミスで3位に上がった。その後はペース的には悪くなかったが、少しずつ関口選手とは離れていくような状況で、前のガスリー選手を追いかけるという展開だった。途中で可夢偉選手が無給油作戦なのでもう少しプッシュしないと先行されると聞かされ、そこからは目の前のラップタイムとの勝負だったのだが、何とか前に出ることが出来た。今年は第2戦岡山以降レースペースで苦労してきて、レースペースも悪ければ戦略もかみ合わないというレースがずっと続いてきたが、前戦オートポリスからレースペースも良くなって、今回は戦略も上手く行った。この調子で最終戦の鈴鹿ももう一度優勝出来るように頑張りたい。例年そうなのだが、(同じ鈴鹿開催の)開幕戦が良かったからと言って最終戦も良いわけでは無いというのが難しいところだ。ただ、少なくとも開幕戦は良かったので、楽しみにしているし、正直失うものは無い状況なので、思い切ってやるだけだ。

中嶋 一貴

RESULT
スーパーフォーミュラ 2017年 第6戦 SUGO 決勝結果

順位No.ドライバー車両名/エンジン周回所要時間ベストラップ
119関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
TOYOTA RI4A
681h19'00.439191.291km/h1'08.252
215ピエール・ガスリーTEAM MUGEN SF14
Honda HR-417E
681h19'00.6820.2431'08.304
337中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM'S SF14
TOYOTA RI4A
681h19'01.6131.1741'08.314
41国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
TOYOTA RI4A
681h19'07.1936.7541'08.402
57フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14
TOYOTA RI4A
681h19'11.91111.4721'08.757
62石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
TOYOTA RI4A
681h19'13.08512.6461'07.697
718小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
TOYOTA RI4A
681h19'19.89119.4521'08.797
841伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14
Honda HR-417E
681h19'21.18020.7411'08.606
920ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
TOYOTA RI4A
681h19'21.89821.4591'08.355
1036アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM'S SF14
TOYOTA RI4A
681h19'29.41028.9711'08.052
114山下 健太FUJI×raffinee KONDO SF14
TOYOTA RI4A
681h19'37.13336.6941'08.320
1240野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
Honda HR-417E
681h19'41.64941.2101'08.198
1365ナレイン・カーティケヤンTCS NAKAJIMA RACING SF14
Honda HR-417E
681h19'45.03944.6001'08.311
1450小暮 卓史B-Max Racing team SF14
Honda HR-417E
671h19'02.3671 Lap 1'08.963
158大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF14
TOYOTA RI4A
671h19'13.0391 Lap 1'08.683
1610塚越 広大REAL SF14
Honda HR-417E
671h19'31.0671 Lap 1'07.888
1764中嶋 大祐TCS NAKAJIMA RACING SF14
Honda HR-417E
671h20'02.7501 Lap 1'07.953
1816山本 尚貴TEAM MUGEN SF14
Honda HR-417E
661h16'59.9682 Laps1'08.556
193ニック・キャシディFUJI×raffinee KONDO SF14
TOYOTA RI4A
651h16'24.8013 Laps1'07.875