LEXUS GAZOO Racing

SUPER GT 2017年 第8戦(最終戦)もてぎ

予選

LEXUS勢のトップとなる予選2番手を獲得したWAKO'S 4CR LC500 6号車

タイトルを争う大嶋/カルダレッリ組LEXUS LC500が最前列2番手
平川/キャシディ組も3番手の好位置から明日の最終決戦へ

 SUPER GTの2017年最終戦となる第8戦の予選がツインリンクもてぎで行われ、ランキング1,2位でタイトルを争っている平川 亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM'S LC500 37号車が3番手、大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO'S 4CR LC500 6号車が2番手グリッドを獲得。揃って好位置から明日の決勝レースに臨むこととなった。

 11月11日(土)栃木県のツインリンクもてぎでSUPER GT第8戦の予選が行われた。午前中の練習走行時は雲がかかり寒い状況だったが、その後天候は回復。昼には明るい日差しの下、やや風が強いものの気温17度、路面温度22度というコンディションで午後2時からノックアウト方式の予選が開始された。

 Q1(15分)は午後2時20分に開始。前半は全車ピットで待機し、残りが8分ほどになったあたりでコースイン。まずカルダレッリのドライブする6号車がタイムをマークすると、各車がこれを次々に塗り替えていった。僅差で順位が変わっていく中、中嶋一貴のドライブするau TOM'S LC500 36号車がLEXUS勢では最上位となる3番手。キャシディがアタックした37号車が5番手。6号車も7番手でQ2進出。

 しかし、石浦宏明がアタックしたZENT CERUMO LC500 38号車は僅か0.017秒及ばず9番手となりQ2進出ならず。ヘイキ・コバライネンにQ1アタックを託したDENSO KOBELCO SARD LC500 1号車は11番手、関口雄飛のWedsSport ADVAN LC500 19号車は15番手でQ1敗退となった。

KeePer TOM'S LC500 37号車(平川 亮/ニック・キャシディ) KeePer TOM'S LC500 37号車(平川 亮/ニック・キャシディ)

au TOM'S LC500 36号車(中嶋 一貴/ジェームス・ロシター) au TOM'S LC500 36号車(中嶋 一貴/ジェームス・ロシター)

DTMとGT500クラスの6台による初のデモ走行が行われた DTMとGT500クラスの6台による初のデモ走行が行われた

 やや日も傾いてきた午後3時5分から開始されたQ2(12分)も残り8分あたりから各車コースへ。6号車の大嶋が素晴らしいタイムでまずトップに立ったが、ライバルがこれを大きく上回るタイムをマークし、ポールポジション獲得はならず。それでもランキング2位から逆転タイトルを目指す6号車が最前列2番手グリッドを獲得。ランキング首位につける37号車は平川がこちらも好走を見せ3番手。ジェームス・ロシターのアタックした36号車は7番手。タイトルを争う2台のLEXUS LC500は、2,3番手と好位置から明日の決勝レースに臨むこととなった。

WAKO'S 4CR LC500 6号車 大嶋 和也

とにかくポールポジションを取って優勝しかないと思っていたので、絶対にポールを取れるように、かなり予選に集中してクルマも作ってきていたし、タイヤもそのための選択をしてきた。チームとしてはほぼ完璧な仕事をしてくれたと思うし、ドライバー2人もミス無く完璧なアタックだったので、それでライバルにあの差を付けられてしまったのはちょっと納得がいかない部分もある。でも明日、決勝レースが終わるまでは何がどうなるか分からないし、僕らとしてはやれることは今のところ完璧にこなせているので、自信を持って明日の決勝レースに臨む。

大嶋 和也

WAKO'S 4CR LC500 6号車 アンドレア・カルダレッリ

我々は他車とは異なるタイヤ選択をしており、予想よりも気温が高くなったこともあり、正直なところQ2進出できるかどうかが最初の壁だった。幸運にもQ2進出を果たせて、その後は(大嶋)和也が完璧な、素晴らしいアタックラップを決めてくれた。明日の決勝レースを最前列、2番手からスタート出来るというのはとても嬉しい。ただ、現在の状況から明日の決勝について語るのは難しい。面白いレースになると思うし、良い思い出になるよう、楽しみたいと思っている。そしてもちろん、最後まで優勝を目指して戦い、チャンピオンが取れれば最高だ。

KeePer TOM'S LC500 37号車 平川 亮

午前中はすごく調子が良くて、これは行けるなという印象があったが、Q1が終わってみたらライバルが想像以上に速く、Q2は1秒離されてしまったので、正直唖然としている。でもこのまま明日は逆転を許すわけにはいかない。タイトル獲得のためには優勝が必須ではないが、他のライバルも速さがあるようだし、去年はタイヤ無交換作戦の車両が優勝したりもしているので、油断は出来ない。明日はベストを尽くして頑張りたい。

平川 亮

KeePer TOM'S LC500 37号車 ニック・キャシディ

良い一日だった。我々はポールポジション獲得を目指してアタックしたが、惜しくも届かなかった。それでも悪いスタートポジションではないので、明日はチャンピオン獲得を目指して戦うだけだ。

RESULT
SUPER GT 2017年 第8戦(最終戦)もてぎ 予選結果:GT500

順位No.車名ドライバーQ1Q2タイヤウエイト
123MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
1'37.345


1'36.316 R
MI
26WAKO'S 4CR LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
大嶋 和也
アンドレア・カルダレッリ

1'37.795
1'37.207

BS
337KeePer TOM'S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
平川 亮
ニック・キャシディ

1'37.536
1'37.366

BS
446S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
本山 哲
千代 勝正

1'37.224
1'37.530

MI
524フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
1'37.572


1'37.580
YH
6100RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX GT / HR-417E
山本 尚貴
伊沢 拓也
1'37.841


1'37.713
BS
736au TOM'S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
1'37.359


1'37.916
BS
817KEIHIN NSX-GT
Honda NSX GT / HR-417E
塚越 広大
小暮 卓史
1'37.361


1'37.927
BS
938ZENT CERUMO LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
立川 祐路
石浦 宏明

1'37.858


BS
1012カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
安田 裕信
ヤン・マーデンボロー

1'37.980


BS
111DENSO KOBELCO SARD LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
ヘイキ・コバライネン
平手 晃平
1'38.062



BS
128ARTA NSX-GT
Honda NSX GT / HR-417E
野尻 智紀
小林 崇志
1'38.164



BS
1316MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX GT / HR-417E
武藤 英紀
中嶋 大祐
1'38.706



YH
1464Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX GT / HR-417E
ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
1'38.735



DL
1519WedsSport ADVAN LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
関口 雄飛
国本 雄資
1'39.066



YH