LEXUS GAZOO Racing

SUPER GT 2018年 第6戦 SUGO

GT500 予選/決勝

LEXUS勢最上位の5いフィニッシュとなった立川祐路/石浦宏明ZENT CERUMO LC500 38号車

LEXUS勢はハンデに苦しみ立川/石浦組が5位フィニッシュ

残り3戦、最大のウェイトハンデで臨むこととなったSUGOラウンドで、ランキング上位につけていたLEXUS勢は苦戦。波乱のレースで7番手スタートからじりじりと追い上げた立川祐路/石浦宏明ZENT CERUMO LC500 38号車が最上位の5位。ヘイキ・コバライネン/小林 可夢偉組 DENSO KOBELCO SARD LC500 39号車が10位でポイント獲得という結果に終わりました。

予選

 15日(土)、午前中に行われたフリー走行は、途中から降り始めた雨によりヘビーウェットのコンディションになりましたが、その後雨は止み、午後の予選はほぼドライコンディションで行われました。

 GT500クラスのQ1は、直前のGT300クラスのセッションでクラッシュによる赤旗中断があった影響で予定よりも遅れた午後2時52分開始されました。通常よりも短い10分間のセッションということもあり、各車早くからコースイン。

 LEXUS勢でまず好タイムをマークしたのは、ヘイキ・コバライネンがアタックしたDENSO KOBELCO SARD LC500 39号車。しかし、翌周もアタックを続けたコバライネンはSPコーナー立ち上がりでコースオフを喫し、タイヤバリアにクラッシュ。セッションは赤旗となってしまいました。これにより、Q1通過可能なタイムをマークしていた39号車でしたが、赤旗の原因としてタイムが抹消され、最後尾スタートとなってしまいました。

 10分強の中断の後、2分45秒という、一発アタックしか出来ない残り時間でセッションは再開。各車僅差でタイムを塗り替え合いながらQ2進出を目指しました。石浦宏明がアタックしたZENT CERUMO LC500 38号車が5番手、ルーキーの山下健太が健闘を見せたWedsSport ADVAN LC500 19号車が7番手でQ2進出を果たしましたが、平川がアタックした1号車は最後の最後に0.017秒上回られて惜しくも9番手でQ2進出ならず。中嶋一貴の36号車も僅差の10番手、フェリックス・ローゼンクヴィストのWAKO'S 4CR LC500 6号車が11番手でQ1敗退となりました。

 Q2は19号車を国本雄資、38号車は立川祐路がドライブ。19号車が6番手、38号車が7番手グリッドから決勝に臨むこととなりました。

LEXUS勢で予選最上位を獲得したWedsSport ADVAN LC500 19号車(国本 雄資/山下 健太)LEXUS勢で予選最上位を獲得したWedsSport ADVAN LC500 19号車(国本 雄資/山下 健太)

ZENT CERUMO LC500 38号車(立川 祐路/石浦 宏明)ZENT CERUMO LC500 38号車(立川 祐路/石浦 宏明)

国本 雄資と山下 健太(WedsSport ADVAN LC500 19号車)国本 雄資と山下 健太(WedsSport ADVAN LC500 19号車)

決勝

 16日(日)は好天に恵まれ、強い日差しで暑さを感じるほどの気候となりました。朝からサーキットに詰めかけ、グランドスタンドを埋め尽くしたファンの皆様の見守る中、午後2時に宮城県警の白バイとパトカーによる交通安全啓発パレードラップ、フォーメーションラップに続き、81周で戦われる決勝レースのスタートが切られました。

 順当なスタートで上位勢に順位の変動は無いまま序盤戦は推移。LEXUS勢は中団グループでじりじりと順位を上げていく展開となりました。

 レース中盤に入ると、各車が給油、タイヤ交換とドライバー交代のためにピットへ。最後尾スタートからぎりぎりまで引っ張った39号車が最後に46周目終了でピットへ向かい、全車がピット作業を終えた時点で、LEXUS勢の最上位は4位の38号車。後半を担当した石浦が表彰台を目指し、前車との差を詰めていき、65周目にはほぼテール・トゥ・ノーズ状態に。

 しかし、67周目、GT300クラスのプリウスが接触からクラッシュ。セーフティカーが導入されました。これにより前後のマージンはほとんど無くなり、残り6周で再スタート。38号車は燃料リストリクターでストレートの速度が抑えられるため、後続の猛追を受けることとなり、最初の1コーナーでは何とか抜き返したものの、翌々周のストレートでかわされ5位に後退。その後は各所でクラッシュが続発する荒れた終盤となり、38号車はそのまま5位でチェッカー。

 LEXUS勢はウェイトハンデとセーフティカーに苦しめられるレースとなり、38号車が最高位の5位、39号車が10位でポイント獲得という結果に終わりました。

LEXUS勢で最上位となる5位でフィニッシュしたZENT CERUMO LC500 38号車(立川 祐路/石浦 宏明)LEXUS勢で最上位となる5位でフィニッシュしたZENT CERUMO LC500 38号車(立川 祐路/石浦 宏明)

DENSO KOBELCO SARD LC500 39号車(ヘイキ・コバライネン/小林 可夢偉)DENSO KOBELCO SARD LC500 39号車(ヘイキ・コバライネン/小林 可夢偉)

WAKO'S 4CR LC500 6号車(大嶋 和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト)WAKO'S 4CR LC500 6号車(大嶋 和也/フェリックス・ローゼンクヴィスト)

RESULT
SUPER GT 2018年 第6戦 SUGO 決勝結果:GT500

順位No.車名ドライバー周回ベストラップ所要時間/差タイヤウエイト
1100RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
山本 尚貴
ジェンソン・バトン
811'13.8071:52'08.765BS80
28ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
野尻 智紀
伊沢 拓也
811'14.0400.562BS68
312カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
佐々木 大樹
ヤン・マーデンボロー
811'13.9231.350BS36
416MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
武藤 英紀
中嶋 大祐
811'14.2091.693YH16
538ZENT CERUMO LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
立川 祐路
石浦 宏明
811'13.5983.304BS60
624フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
高星 明誠
811'13.8885.188YH26
723MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
811'14.4675.579MI70
83CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
本山 哲
千代 勝正
811'14.8756.772MI18
917KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
塚越 広大
小暮 卓史
811'14.47110.304BS76
1039DENSO KOBELCO SARD LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
ヘイキ・コバライネン
小林 可夢偉
811'15.07111.674BS70
116WAKO'S 4CR LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
大嶋 和也
F.ローゼンクヴィスト
811'14.99044.424BS68
1236au TOM'S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
中嶋 一貴
関口 雄飛
811'15.24157.033BS80
1364Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
771'14.5584 LapsDL6
141KeePer TOM'S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
平川 亮
ニック・キャシディ
761'15.2695 LapsBS94
19WedsSport ADVAN LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
国本 雄資
山下 健太
YH30