// 2019 season

2019 Rd.4 BURIRAM

SUPER GT 2019年 第4戦 ブリーラム(タイ)

決勝レースのレクサス勢最上位となったK-tunes RC F GT3 96号車(新田 守男/阪口 晴南)

GT300 予選/決勝

SUPER GT唯一の海外遠征戦
新田 守男/阪口 晴南組K-tunes RC F GT3が14位でフィニッシュ

 SUPER GT第4戦「Chang SUPER GT RACE」が6月29日(土)、30日(日)の両日、タイ・ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで開催されました。
 国内で最高の人気を誇るモータースポーツ、SUPER GTは近年海外からの注目度も高まっています。そんなSUPER GTで近年唯一の海外遠征戦として行われているのがタイラウンド。
 年間8戦で行われているSUPER GTの前半戦を締めくくる今大会、猛暑の中、ドライバーだけでなくクルマやタイヤ、メカニックにも負担の大きいタイラウンドを制するのはどのチームか、注目の1戦となりました。

予選

 29日(土)は朝から薄曇りで、雨も降らず、例年のタイラウンドほど暑さの厳しくないコンディションとなりました。それでも午後3時には日差しも顔を出し、強い風の吹く中、気温33度、路面温度40度でノックアウト方式の予選が開始されました。

 宮田莉朋がアタックを担当したSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車が計測5周目に好タイムをマーク。その後、ライバル勢もタイムを伸ばしてきましたが、60号車は7番手でQ2進出。また、ここまでの3戦で2勝を挙げ、ランキング首位につけるK-tunes RC F GT3 96号車は、阪口晴南が若さ溢れる走りで、クラス最大の60kgのハンデを科されながらもぎりぎり16番手でQ1突破を果たしました。

 地元タイのチームで、午前中の公式練習セッションでは5番手タイムをマークするなど期待されたarto RC F GT3 35号車は、11番手あたりから12台がコンマ3秒ほどの間に入るほどの僅差の争いの中で惜しくも届かず22番手。TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 30号車が19番手、TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 31号車は23番手となりました。

 Q2では60号車が12番手、96号車は15番手グリッドを獲得しました。

予選で最上位となったSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車(吉本 大樹/宮田 莉朋)
予選で最上位となったSYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車(吉本 大樹/宮田 莉朋)

予選を走るK-tunes RC F GT3 96号車(新田守男/阪口晴南)
予選を走るK-tunes RC F GT3 96号車(新田守男/阪口晴南)
決勝

 今年のタイラウンドは珍しく週末を通してスコールが降らず、気温も35度は超えないままとなりました。それでも、決勝日の30日(日)、昼過ぎには雲が切れて太陽が顔を出し、じりじりと焼け付くような日差しで気温33度、路面温度48度と充分に厳しい暑さの中、午後3時に66周で争われる決勝レースのスタートが切られました。

 12番手スタートの60号車が上位進出のチャンスを伺っていましたが、吉本大樹から宮田へと交代した後、宮田がタイヤに異常を感じ予定外のピットイン。これで順位を落としてしまいました。

 一方、96号車は前半を担当した阪口が長めのスティントで引っ張る作戦を採りましたが、不運にもピットインする前にGT500車両の多重クラッシュによりセーフティカーが導入。その時点で3位にまでポジションを上げていた96号車でしたが、後続とのマージンが帳消しとなってしまい、ピットインでポジションダウン。

 96号車はベテラン新田守男が追い上げましたが14位。60号車が15位。地元タイチームの35号車は17位。31号車が18位、30号車が22位に終わりました。

決勝レースのレクサス勢最上位となったK-tunes RC F GT3 96号車(新田 守男/阪口 晴南)
決勝レースのレクサス勢最上位となったK-tunes RC F GT3 96号車(新田 守男/阪口 晴南)

決勝レースでピット作業するarto RC F GT3 35号車(ナタポン・ホートンカム/ショーン・ウォーキンショー)
決勝レースでピット作業するarto RC F GT3 35号車(ナタポン・ホートンカム/ショーン・ウォーキンショー)
SUPER GT 2019年 第4戦 ブリーラム(タイ) 決勝結果:GT300
順位No.車名ドライバー周回ベストラップ所要時間/差タイヤウエイト
110GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 / VR38DETT
星野 一樹
石川 京侍
621'33.1871:44'28.062YH2
256リアライズ 日産自動車大学校 GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 / VR38DETT
平峰 一貴
サッシャ・フェネストラズ
621'33.4290.796YH24
365LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3 / M159
黒澤 治樹
蒲生 尚弥
621'33.39021.206BS17
425HOPPY 86 MC
TOYOTA 86 MC / GTA V8
松井 孝允
佐藤 公哉
621'34.36435.937YH14
588マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3 / DFJ
小暮 卓史
元嶋 佑弥
621'34.46936.446YH23
633エヴァRT初号機 X Works GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 / VR38DETT
ショウン・トン
マーチー・リー
621'33.94336.923YH8
787T-DASH ランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3 / DFJ
高橋 翼
アンドレ・クート
621'34.74141.982YH
811GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 / VR38DETT
平中 克幸
安田 裕信
621'33.79944.835DL44
955ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3 / JNC1
高木 真一
福住 仁嶺
621'34.74345.770BS57
1034Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3 / JNC1
道上 龍
大津 弘樹
621'34.88746.054YH10
1161SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300 / EJ20
井口 卓人
山内 英輝
621'34.86146.481DL30
124グッドスマイル 初音ミク AMG
Mercedes AMG GT3 / M159
谷口 信輝
片岡 龍也
621'34.4641'19.296YH29
1321Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS / DAR
リチャード・ライアン
富田 竜一郎
621'34.8171'20.095YH12
1496K-tunes RC F GT3
LEXUS RC F GT3 / 2UR-GSE
新田 守男
阪口 晴南
611'34.8841 LapBS60
1560SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
LEXUS RC F GT3 / 2UR-GSE
吉本 大樹
宮田 莉朋
611'34.8221 LapDL10
169PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R / MA185
横溝 直輝
峰尾 恭輔
611'34.8881 LapYH
1735arto RC F GT3
LEXUS RC F GT3 / 2UR-GSE
ナタポン・ホートンカム
ショーン・ウォーキンショー
611'34.6641 LapYH
1831TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV / 2UR-G
嵯峨 宏紀
中山 友貴
611'35.0541 LapBS
197D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3 / 16A
藤井 誠暢
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
611'33.9991 LapYH
2050ARNAGE AMG GT3
Mercedes AMG GT3 / M159
加納 政樹
山下 亮生
601'35.1892 LapsYH
212シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC / GTA V8
高橋 一穂
加藤 寛規
601'34.3492 LapsYH
2230TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV / 2UR-G
永井 宏明
織戸 学
591'35.5263 LapsYH
2352埼玉トヨペットGB マークX MC
TOYOTA MARK X MC / GTA V8
脇阪 薫一
吉田 広樹
521'35.36610 LapsBS11
2418UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3 / JNC1
小林 崇志
松浦 孝亮
511'34.81811 LapsYH