2021 Rd.1OKAYAMA

SUPER GT 2021年 第1戦(開幕戦)岡山

    3位表彰台を獲得した埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田 広樹/川合 孝汰)

    GT300 予選/決勝

    トップ4台がほぼ1秒差の混戦で
    52号車 吉田/川合組が3位表彰台を獲得

     SUPER GT第1戦「たかのこのホテル OKAYAMA GT 300km RACE」が4月10日(土)、11日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催されました。

    予選

     10日(土)午後2時よりノックアウト方式の予選が行われました。晴れ渡った空の下、気温15度、路面温度32度と、日差しは春の暖かさを感じさせるコンディションで予選が開始されました。

     Q1を2グループに分けて実施。それぞれ上位8台がQ2へと進出します。A組では今季よりGRスープラに車両をスイッチした、たかのこの湯 GR Supra GT 244号車の堤優威がトップタイムをマーク。K-tunes RC F GT3 96号車はベテラン新田守男が8番手タイムでQ2進出を決めました。arto RC F GT3 35号車はシーズンエントリーのナタポン/ホートンカムに代わってドライブするジュリアーノ・アレジが初GTレースでの予選に挑みましたが、15番手でQ1敗退となりました。

     B組ではやはり今季よりGRスープラにスイッチしたSYNTIUM LMcorsa GR Supra GT 60号車の吉本大樹がトップタイム。僅差の2番手で川合孝汰の埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車が続きました。また、嵯峨宏紀がアタックしたTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 31号車、織戸学のTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 30号車と2台のプリウスも6,7番手でQ2へ進出。

     Q2ではQ1に続きGRスープラのポールポジションが期待されましたが、僅かにライバルに上回られ、吉田広樹がアタックした52号車が2番手。三宅淳詞の244号車が5番手、河野駿佑の60号車が6番手。

     96号車は今大会、シーズンエントリーの阪口晴南がGT500クラスに乗ることとなったため、昨年のFIA-F4チャンピオンで今季はスーパーフォーミュラ・ライツに参戦しているTGR-DC支援ドライバーの平良響が新田とのコンビでドライブ。初めてのGT戦でQ2アタックを担当し、7番手と好位置につけました。31号車は中山裕貴のドライブで10番手、30号車は永井宏明が15番手グリッドを獲得しました。

    予選アタックに向け準備を進める埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車(吉田 広樹/川合 孝汰)
    予選アタックに向け準備を進める埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車(吉田 広樹/川合 孝汰)

    予選5位のタイムを出したたかのこの湯 GR Supra GT 244号車(三宅 淳詞/堤 優威)
    予選5位のタイムを出したたかのこの湯 GR Supra GT 244号車(三宅 淳詞/堤 優威)
    決勝

     11日(日)好天の下、気温19度、路面温度33度という暖かな春のコンディションで午後1時半に82周(300km)で競われる決勝レースのスタートが切られました。

     2番手スタートの52号車が序盤から首位争いを展開。コーナーで差を詰めるも、ストレートスピードで伸びるライバルを逆転するまでには至らず、テール・トゥ・ノーズの2位で周回を重ねました。その後方では、同じくGRスープラ勢の244号車と60号車が5位、6位、そして96号車が7位で続きました。

     6周目に30号車がヘアピンで他車に追突されストップ。30号車はここでレースを終えることとなってしまいました。

     2度目のセーフティカー導入直前のタイミングでドライバーを交代した後、52号車は3位へと順位を落としたものの、上位4台による首位争いを最後まで繰り広げました。

     トップ4台はほぼ1秒差という団子状態でフィニッシュ。52号車は3位表彰台を獲得しました。この上位バトルに続く形で、244号車が5位。今大会代役としてTGR-DCドライバーの平良がデビューを果たし、後半を担当した96号車も着実な走りで6位入賞。ピットタイミングがずれたものの終盤追い上げた60号車が8位。31号車は終盤まで7位を走行していましたが67周目にスピンを喫し、19位に終わりました。

    激戦を経て3位を獲得した埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田 広樹/川合 孝汰)
    激戦を経て3位を獲得した埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田 広樹/川合 孝汰)

    5位でフィニッシュしたたかのこの湯 GR Supra GT(三宅 淳詞/堤 優威)
    5位でフィニッシュしたたかのこの湯 GR Supra GT(三宅 淳詞/堤 優威)
    SUPER GT 2021年 第1戦(開幕戦)岡山 決勝結果:GT300
    順位No.車名ドライバー周回所要時間/差グリッド
    156リアライズ日産自動車大学校 GT-R藤波 清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ772:07'21.7524
    265LEON PYRAMID AMG蒲生 尚弥/菅波 冬悟770.4543
    352埼玉トヨペットGB GR Supra GT吉田 広樹/川合 孝汰770.6602
    411GAINER TANAX GT-R平中 克幸/安田 裕信771.0211
    5244たかのこの湯 GR Supra GT三宅 淳詞/堤 優威7716.9085
    696K-tunes RC F GT3新田 守男/平良 響7735.9777
    725HOPPY Porsche松井 孝允/佐藤 公哉7746.16921
    860SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT吉本 大樹/河野 駿佑7753.8106
    988JLOC ランボルギーニ GT3小暮 卓史/元嶋 佑弥761 Lap12
    1010GAINER TANAX with IMPUL GT-R星野 一樹/石川 京侍761 Lap11
    1931TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT嵯峨 宏紀/中山 友貴752 Laps10
    2435arto RC F GT3ショーン・ウォーキンショー/ジュリアーノ・アレジ752 Laps29
    30TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT永井 宏明/織戸 学572 Laps15