2023 Rd.2 FUJI

SUPER GT 2023年 第2戦 富士

    GT300クラスでは堤/平良/加藤組GR86が2位、吉田/川合組GRスープラが3位表彰台獲得

    GT300 予選/決勝

    GT300クラスでは堤/平良/加藤組GR86が2位、
    吉田/川合組GRスープラが3位表彰台獲得

     SUPER GT第2戦「FUJIMAKI GROUP FUJI GT 450km RACE」が5月3日(水)、4日(木)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。
     今大会は、シリーズで通常戦われている距離の300kmに対し1.5倍の450kmで行われます。給油のためのピットインが2回義務づけられると共に、3人目のドライバーをエントリーすることができます。

    予選

     3日(水)は朝から好天に恵まれました。午前中の公式練習走行を経て、気温20度、路面温度32度の中、午後3時15分よりノックアウト方式での予選が行われました。
     Q1を2グループに分けて実施。それぞれ上位8台がQ2へと進出します。
     Q1のA組では、菅波冬悟のHOPPY Schatz GR Supra GT 25号車が4番手、吉田の52号車が6番手に入りQ2へ進出。三宅淳詞のHACHI-ICHI GR Supra GT 244号車はコンマ1秒及ばず9番手。清水英志郎のシェイドレーシング GR86 GT 20号車、小河諒のapr GR86 GT 30号車も僅差ながら10番手、11番手となりQ2進出を逃しました。
     B組では、今季からGT300クラスにフル参戦するTGR-DC育成ドライバーの平良が担当した2号車が見事トップタイムをマーク。高木真一のK-tunes RC F GT3 96号車が5番手、河野駿佑のSyntium LMcorsa GR Supra GT 60号車が6番手、今大会3人目のドライバーとして登録された根本悠生がアタックしたapr LC500h GT 31号車が7番手でQ2へと進出。古谷悠河のANEST IWATA Racing RC F GT3 50号車は0.08秒及ばず9番手でQ1敗退となりました。
     Q2ではTGR-DC育成ドライバーの小高一斗がアタックした31号車が好タイムをマークも、0.062秒ポールには届かず。それでも最前列2番手グリッドを獲得しました。川合孝汰の52号車が4番手、堤の2号車が5番手、新田守男の96号車が10番手、吉本大樹の60号車が11番手、TGR-DC育成ドライバーの野中誠太がアタックした25号車は13番手となりました。

    最前列2番手グリッドを獲得したapr LC500h GT 31号車(嵯峨 宏紀/小高 一斗/根本 悠生)
    最前列2番手グリッドを獲得したapr LC500h GT 31号車(嵯峨 宏紀/小高 一斗/根本 悠生)

    4番手グリッドを獲得した埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車(吉田 広樹/川合 孝汰)
    4番手グリッドを獲得した埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車(吉田 広樹/川合 孝汰)
    決勝

     決勝日の4日(木)は前売り券が完売となり、5万人近いファンの皆様がサーキットに集結。埋め尽くされたグランドスタンドの前で、熱戦が繰り広げられました。
     午後1時半、気温22度、路面温度38度とこの期間中では一番暑いコンディションの中、静岡県警の白バイとパトカー先導によるパレードラップ、フォーメーションラップを経て、100周450kmのレースがスタートしました。
     5番手スタートの2号車が、1周目を終えてすぐにピットインし、1回目の給油義務を終えるという変則的な作戦を採りました。52号車も3周目を終えたところでピットへ向かい、同じく早めのピット作戦を採りました。
     最前列2番手グリッドからスタートした31号車は、嵯峨がスタートを担当し、トップ5圏内でのバトルを繰り広げ、早めの10周目にピットイン。根本へとドライバー交代を行いました。
     GT300クラスは幅広いピット戦略を採るチームが多く、順位が目まぐるしく入れ替わる展開となりましたが、レースが折り返しに近くなり、全車が1回目のピットを終えた時点では、早めのピット作戦が効を奏した堤の2号車がトップ、川合の52号車が2位、17番手スタートのイゴール・オオムラ・フラガの50号車が6位、31号車は11位を走行。
     46周目を終えたところでトップの2号車はピットに向かい、堤から平良へとドライバー交代。翌々周には変わってトップとなった52号車もピットへ。川合から吉田へと交代しました。
     73周目、96号車が2度目のピットへ向かい、全車が2回のピットを終えると、2号車は再び首位に復帰。しかし、リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R 56号車の猛追を受け、79周目に惜しくも先行を許すことに。しかし、2位に落ちた2号車の平良も離されることなく追撃を続け、そのバトルはファイナルラップ、チェッカー目前まで続きましたが、0.579秒及ばず2位でチェッカー。3位には52号車が入り、表彰台を獲得しました。31号車は3人目を担当した小高が追い上げを見せ8位。96号車が9位、野中が後半を担当した25号車も10位でポイント獲得を果たしました。

    2位でチェッカーを受けたmuta Racing GR86 GT 2号車(堤 優威/平良 響/加藤 寛規)
    2位でチェッカーを受けたmuta Racing GR86 GT 2号車(堤 優威/平良 響/加藤 寛規)

    3位の表彰台を獲得した埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車(吉田 広樹/川合 孝汰)
    3位の表彰台を獲得した埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車(吉田 広樹/川合 孝汰)

    SUPER GT 2023年 第2戦 富士 決勝結果:GT300
    順位No.車名ドライバー周回所要時間/差グリッドSW
    156リアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取 鉄平932:35'03.97913
    22muta Racing GR86 GT堤 優威/平良 響/加藤 寛規930.5795
    352埼玉トヨペットGB GR Supra GT吉田 広樹/川合 孝汰921 LAP418
    465LEON PYRAMID AMG蒲生 尚弥/篠原 拓朗921 LAP948
    510PONOS GAINER GT-R安田 裕信/大草 りき921 LAP8
    688JLOC ランボルギーニ GT3小暮 卓史/元嶋 佑弥921 LAP6
    76DOBOT Audi R8 LMS片山 義章/ロベルト・メリ・ムンタン/神 晴也921 LAP12
    831apr LC500h GT嵯峨 宏紀/小高 一斗/根本 悠生921 LAP2
    996K-tunes RC F GT3新田 守男/高木 真一921 LAP10
    1025HOPPY Schatz GR Supra GT菅波 冬悟/野中 誠太921 LAP13
    1220シェイドレーシング GR86 GT平中 克幸/清水 英志郎/山田 真之亮912 LAP20
    1450ANEST IWATA Racing RC F GT3イゴール・オオムラ・フラガ/古谷 悠河/小山 美姫912 LAP17
    16244HACHI-ICHI GR Supra GT佐藤 公哉/三宅 淳詞912 LAP1833
    1830apr GR86 GT永井 宏明/織戸 学/小河 諒903 LAP22
    2360Syntium LMcorsa GR Supra GT吉本 大樹/河野 駿佑7419 LAP119